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ここでは、日本語の「使う」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。

「使う」の韓国語表現

  1. 쓰다 (スダ): 「使う」の一般的な表現で、物を使うこと全般を指します。
  2. 이용하다 (イヨンハダ): より利用するといったニュアンスで、「施設やサービスを使う」ことを表します。
  3. 활용하다 (ハルヨンハダ): 「有効に使う」や「活用する」の意味で、能力や技術などを最大限に使うことを示します。
  4. 사용하다 (サヨンハダ): 「使用する」といった意味で、公式的な表現や取扱説明書等でよく見られます。
  5. 가지다 (カジダ): 文脈によっては「持つ」や「持っている」の意味になることもありますが、「使う」の意味でも使われます。
  6. 다루다 (タルダ): 「扱う」の意味だが、広義には「使う」や「操作する」の意味も含む。
  7. 작동시키다 (チャクドンシキダ): 主に機械を作動させる、つまり「使う」の意味が含まれます。
  8. 시용하다 (シヨンハダ): 主にサンプルや自動車の試乗など、一時的に物を使うときに使います。

쓰다

1. 편지를 쓰려고 세시간 동안 앉아 있었습니다.

日本語訳:「手紙を書くために3時間座っていました。」

2. 제가 노트북을 쓸 수 있나요?

日本語訳:「私、このノートパソコンを使っていいですか?」

3. 그는 재미로 그림을 쓰는 것을 좋아합니다.

日本語訳:「彼は楽しみとして絵を描くのが好きです。」

韓国語の「쓰다」は日本語の「使う」または「書く」に相当します。他の動詞と比べて、特定の道具や物品を操作する行為や、その物品を利用して何らかの作業を行う場合によく使われます。また、文字を書くときや絵を描くときにも使います。韓国語の単語は日本語の単語と同じように、文脈によってその意味が微妙に変わることがあります。「쓰다」もその一つで、その使い方は文脈や状況によって決まります。他の動詞と合わせることで、より具体的な意味を表すことができます。

이용하다

1. 날씨가 좋으니 공원을 이용하자.

日本語訳:「天気がいいから公園を利用しよう。」

2. 도서관의 책을 자유롭게 이용할 수 있습니다.

日本語訳:「図書館の本を自由に利用することができます。」

3. 교통카드를 이용하면 버스나 지하철을 편리하게 이용할 수 있습니다.

日本語訳:「交通カードを利用すれば、バスや地下鉄を便利に利用することができます。」

「이용하다」には、何かを自分の利益になるように、もしくは何か目的を達成するために使うという意味があります。物事の機能や特性を活かし、それを上手く使って何かを達成するというニュアンスを持つ言葉です。公共の施設やサービスを使うときなどによく使われます。また、その機能を十分に理解して活用するという感じのニュアンスも含んでいます。全体のイメージとしてはあるリソースを活用し、それを通じて何か成功することを重視しています。

활용하다

1. 기술을 적극적으로 활용해야 합니다.

日本語訳: 「積極的に技術を活用すべきです。」

2. 그는 자신의 경험을 잘 활용하여 현장에서 빛을 발했습니다.

日本語訳: 「彼は自己の経験を活用して現場で活躍しました。」

3. 우리는 이러한 정보를 영업에 활용할 수 있습니다.

日本語訳: 「私たちはこのような情報を営業に活用することができます。」

「활용하다」は、与えられたもの、手に入れたものを「うまく使って何かを行う」、あるいは「その特性や特徴を活かして役立てる」という意味を含みます。何かをただ使うだけでなく、その特性や能力を最大限に引き出し、目的に合わせて使用することを強調します。たとえば、情報を活用する、時間を活用する、技術を活用するなど、さまざまな文脈で使われます。その使用法から、利益を生み出すため、あるいは効果を最大化するための積極的な行動や努力を伴うニュアンスを持っています。

사용하다

1. 이것을 사용하다가 망가졌어요.

日本語訳:「これを使っていて壊れました。」

2. 그녀는 늘 같은 향수를 사용합니다.

日本語訳:「彼女はいつも同じ香水を使います。」

3. 이 휴대폰은 무선 충전을 사용할 수 있습니다.

日本語訳:「この携帯電話では無線充電を使うことができます。」

「사용하다」は基本的に「使う」を意味します。物事を活用したり、活用する方法を使うことを指します。何かを役立てるために使うという意味も含みます。具体的な例を挙げれば、電子機器や化粧品、言葉などを使うことが該当します。また、機能やサービスなど抽象的なものにも適用できます。具体的な対象だけでなく抽象的な概念に対しても広く使われるため、様々な場面で使用されます。そして「使う」には手段・方法・方策などを用いるというニュアンスも含まれます。

가지다

1. 약속이 있어서 가지고 왔어요.

日本語訳:約束があったので持ってきました。

2. 선물을 가지고 왔습니다.

日本語訳:プレゼントを持ってきました。

3. 이후로는 돈을 가지고 다니지 않았다.

日本語訳:その後はお金を持ち歩かなかった。

「가지다」は韓国語で、「持つ」や「持っていく」、「持ってくる」などの意味を持つ動詞です。「~を持つ」という意味を持つため、「持つ」という直訳よりも「使う」という意味合いの方がより広範で適切であると考えられます。例えば「携帯電話を持つ」と言った場合、それは単に物理的に電話を手に持つという意味だけでなく、電話を使うという意味も含まれるからです。同様に「가지다」は所有や管理、利用など、物や状況をコントロールするという広範な意味を含むため、「持つ」だけでなく「使う」のニュアンスもあります。

다루다

1. 이런 주제를 다루는 것은 쉽지 않다.

日本語訳:「このようなテーマを扱うのは簡単ではない。」

2. 그는 그림을 그리는 방법을 잘 다룬다.

日本語訳:「彼は絵を描く方法をよく理解している。」

3. 이 책은 사랑에 대해 다룬다.

日本語訳:「この本は愛について扱っている。」

「다루다」は「扱う」「処理する」の意味で使われますが、それを「使う」と訳すこともあります。これは主に知識や技術を使って何かを制御したり進行させたりするときに「다루다」が使われるからです。それが物である場合、うまく操作したり管理することを指します。また人に対して使われる場合、その人を適切に管理たり扱ったりする意味になります。そのため、「다루다」はある種の所有感や適切な制御感を持つときに使われます。これは日本語の「使う」にも通じる部分があります。

작동시키다

1. 호텔에서 에어컨을 작동시키기 위해 리모컨을 찾았다.

日本語訳:ホテルでエアコンを動かすためにリモコンを探した。

2. 음료 자판기가 고장났는지, 여러 번 버튼을 눌러도 작동시키지 못했다.

日本語訳:飲み物の自動販売機が故障しているのか、何度ボタンを押しても動かすことができなかった。

3. 전기를 연결하면 컴퓨터가 자동으로 작동시키도록 설정되어 있습니다.

日本語訳:電源をつなぐと、コンピューターが自動的に動くように設定されています。

「작동시키다」은 기계나 장치를 동작시키는 것을 의미합니다.直接的な翻訳は「動作させる」や「作動させる」ですが、日常会話では「使う」または「動かす」と訳すこともあります。特に、何らかの設備や装置をうまく動かすために何かを行った場合や、動かすための手順や操作について言及する際によく使います。だから、主として電子製品や機械に関連してよく使われる表現で、単に「使う」以上に、何らかの操作を要する装置を正常に適切に動かすというニュアンスが含まれています。

시용하다

1. 이 기능은 자주 시용할 것 같아요.

日本語訳:「この機能はよく使うと思います。」

2. 시용하다 보니 이 물건이 아주 좋다는 것을 깨달았어요.

日本語訳:「使ってみると、この商品がとてもいいことに気づきました。」

3. 우리는 그 분의 조언을 충분히 시용할 수 있습니다.

日本語訳:「私たちはその方のアドバイスを十分に利用することができます。」

「시용하다」は「使う」を意味する動詞で、物やサービス、情報などを自分の目的や需要に合わせて活用するニュアンスが盛り込まれています。「사용하다」と似ていますが、「시용하다」は試しに使ってみる、一時的に使うといった意味合いも含んでいます。具体的な例としては、新製品のトライアル期間を利用する、サンプル商品を使ってみる、一時的にレンタルするなどの状況で使われます。また、他人から得た知識や情報、アドバイスなどを自分のために活用する、という文脈でも使われます。

韓国語で「使う」を表現する際のポイントと注意点

日本語の「使う」に該当する韓国語表現は主に「사용하다(サヨンハダ)」と「쓰다(スダ)」です。一見似ているこれら二つの表現ですが、使い方には微妙な違いがあります。「사용하다」は機器やツール、システムなどを使うときの表現で、公式な所や文章でよく使われます。「쓰다」はもっと幅広く、日常生活で様々なものを使うときに使われます。ただし、使う対象によって自然さが変わるので注意が必要です。

  • 彼は車を使用します: 그는 자동차를 사용합니다 (より公式な表現)
  • 彼は車を使います: 그는 자동차를 씁니다 (より日常的な表現)

「使う」の韓国語表現まとめ

韓国語で「使う」は「사용하다」と表現されます。また、口語的には「쓰다」もよく使われます。これらの動詞は、モノや機能、技術などを使用する際に使われます。例えば、「コンピューターを使う」は「컴퓨터를 사용하다」または「컴퓨터를 쓰다」と表現します。使う対象や状況によって微妙にニュアンスが変わる事もあります。