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ここでは、日本語の「みんな」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。

「みんな」の韓国語表現

  1. 모두 (モドゥ): 「全て」という意味で、多数の人々全員を指します。
  2. 모든 사람 (モドゥン サラム): 「全ての人々」という意味で、人々全員を指します。
  3. 여러분 (ヨロブン): 敬語で「皆さん」という意味で、人々全員を敬って指します。
  4. 다들 (タドゥル): 友達同士や親しい関係で使うカジュアルな表現です。
  5. 남녀노소 (ナムニョノソ): 文字通りには「男女老若」で、年齢性別を問わず全ての人々を指します。
  6. 모조리 (モジョリ): 日本語で「総て」の意味で使いますが、あまり「みんな」を表す際には使われません。
  7. 각자 (カクジャ): 「各々」の意味で、個々の人々を意識しながら全体を指す言葉です。
  8. 모 (モ): 「全て」や「全部」という意味で、あらゆる事柄を包括的に指しますが、「みんな」を直接的に指す言葉ではありません。

모두

1. 우리 모두 열심히 했습니다.

日本語訳:「私たちみんな頑張りました。」

2. 모두 함께 식사하자.

日本語訳:「みんなで食事をしましょう。」

3. 모두들 잘 지냈습니다.

日本語訳:「みんな元気でした。」

"모두"は一般的に、ある集団に属するすべてのメンバーやアイテムを指す韓国語の単語です。日本語の「みんな」という単語に非常に近いニュアンスを持っており、規模や数に関係なく全体を指します。「모두」は「全員」「全て」などとも訳すことができ、言葉の上で全ての人々やアイテムを平等にする平等感を醸成します。例えば、「모두 손을 들어주세요」を「みんな、手を挙げてください」と和訳することができます。

모든

1. 모든 사람이 그의 손목을 보았습니다.

日本語訳:「みんな彼の手首を見ました。」

2. 그는 모든 책을 읽었습니다.

日本語訳:「彼はすべての本を読みました。」

3. 나는 그 섬의 모든 경치를 사랑한다.

日本語訳:「私はその島の全ての風景が好きです。」

キーワード「모든」は日本語で「すべて」または「みんな」を意味しますが、主に「すべて」という意味で使われます。「모든」は全体性を強調し、指定された集合の一部ではなく全体を指します。それは具体的な対象物、人、場所などを問わず、使用することができます。しかし、「みんな」のようなニュアンスを持つ場合もあります。人間に対して使う場合、「모든 사람」は「すべての人」だけでなく、「みんな」つまり全ての人々という意味で使用されることもあります。ただし、「모든」の射程は「みんな」より広範囲であり、より包括的な意味を持つことを覚えておいてください。

여러분

1. 여러분, 좋은 아침입니다.

日本語訳: 皆さん、おはようございます。

2. 여러분, 함께 노력해 주셔서 감사합니다.

日本語訳: 皆さん、一緒に頑張ってくれてありがとう。

3. 여러분, 수고하셨습니다.

日本語訳: 皆さん、お疲れ様でした。

「여러분」は、韓国語で「みんな」や「皆さん」を意味します。一般的には、複数の人々に対する呼びかけとして用いられます。特定の集団やクラス、チーム、組織など、特定の人々を指すのにも使われます。敬意を表したり、一緒に何か活動を行う相手に対して用いることもあります。つまり、「여러분」は、「全員」、「我々」、「君たち」などの意味も含んでいて、その使用される文脈によって微妙なニュアンスが変わります。

다들

1. 다들 한국어를 공부하고 있어요.

日本語訳:「みんなで韓国語を勉強しています。」

2. 다들 어떤 음식을 좋아하세요?

日本語訳:「みんなは何の食べ物が好きですか?」

3. 다들 이번 주말에 뭐 할 거예요?

日本語訳:「みんなは今週末、何をしますか?」

「다들」は日本語で「みんな」を意味し、具体的には話し手が話しかけている人々全体を指す言葉です。集団全体に何かを聞いたり、伝えたりするときなどに使います。また、特定の集団に限定せず一般的な人々全体を指す場合にも使われます。言及される集団の性質にかかわらず、その集団のメンバー全てに対して使うのが特徴的です。

남녀노소

1. 이 커피숍은 남녀노소 누구나 즐길 수 있는 공간입니다.

日本語訳:「このカフェは、男女老若誰でも楽しむことができるスペースです。」

2. 우리 회사의 제품은 남녀노소를 가리지 않고 사랑받고 있습니다.

日本語訳:「弊社の製品は、男女老若問わず愛されています。」

3. 이 영화는 남녀노소 누구든지 감명을 받을 수 있습니다.

日本語訳:「この映画は、男女老若誰でも感動を受けることができます。」

韓国語で「남녀노소」は「男性・女性・老人・若者」を指す4つの漢字から作られています。直訳すると「男女老少」となりますが、 実際には「全ての人、あらゆる年代の人」を指す言葉として使われています。活用の仕方が日本語の「みんな」に近く、社会全体を指す概念的な表現です。具体的な年齢層や性別、社会地位を問わず広く用いられます。また、人間だけではなく、世間一般や社会全体を指す表現としても使われます。

모조리

1. 그는 전재산을 모조리 잃었습니다.

日本語訳:「彼は全財産をすべて失いました。」

2. 오늘 계획한 일을 모조리 마쳤다.

日本語訳:「今日計画したことをすべて終えました。」

3. 친구들이 모조리 모여 파티를 즐겼다.

日本語訳:「友達がみんな集まってパーティを楽しみました。」

「모조리」は、「みんな」や「すべて」などの意味を持つ韓国語の語彙です。「모조리」は、対象が全体的に何かを受ける状態や、何かが全て含まれている状況を表現する際に使用されます。たとえば、何かを全て失ったり、全ての人が集まったり、全ての計画が終了したりするなどの状況です。「모조리」を使うと、より力強く全体性を強調することができます。この言葉のニュアンスは、言葉自体が持つ強烈な全体感から、具体的な対象に対して強調するニュアンスも含まれています。

각자

1. 각자의 일을 하세요.

日本語訳:「各自、自分の仕事をしましょう。」

2. 학생들은 각자의 역할을 잘 수행했다.

日本語訳:「生徒たちはそれぞれの役割をよく果たした。」

3. 우리는 각자의 책임을 다해야 한다.

日本語訳:「私たちはそれぞれの責任を全うしなければならない。」

「각자」は、一人ひとりを指して「それぞれ」や「各自」といった意味を持つ韓国語の単語です。特に、個々の人々が自分の役割や仕事、責任などを持つ場合に使われます。たとえば、チームプロジェクトで各メンバーが自分の責任を持つような状況で「각자의 책임을 지다」(各自が自分の責任を持つ)などと使います。一方、集団全体を指して「みんな」のニュアンスがあるわけではありません。みんなが一つの目標や方向性を共有することを示すのに「모두」や「다같이」などの言葉がより適しています。

1. 우리가 함께 공부한 모든 것을 잊지 말아요.

日本語訳:「私たちが一緒に勉強したすべての事を忘れないでください。」

2. 나는 모든 사람을 존중합니다.

日本語訳:「私はすべての人を尊重します。」

3. 모든 문제는 해결할 수 있습니다.

日本語訳:「全ての問題は解決できます。」

韓国語の「모」は、「全て」または「すべて」という意味で使われます。つまり、ある範囲での全体性を表します。例えば、「모든 사람」は「全ての人」、「모든 것」は「全てのもの」を意味します。これにより、「모」を使った文章は、何か全体について話していることを示しています。具体的な対象が何であるかによって、その全体性の範囲が決まります。したがって、「모」は文脈によってその意味が変わる場合もあります。ただし、基本的に「모」は「全て」または「すべて」を表しているため、文脈によらずその基本的な意味を理解しておくことが大切です。

韓国語で「みんな」を表現する際のポイントと注意点

「みんな」を韓国語で表現する際は、使用する状況や相手によって表現が変わることがあります。「모두」は形式的な状況や正式な発言でよく使われ、文字通り全員を指します。同じように全体を示す「전부」もありますが、こちらは「모두」よりもカジュアルな印象を持ちます。「여러분」は、聴衆や集団に対して使う敬語表現で、スピーチやプレゼンテーションなどでよく使われます。また、「우리」は「私たち」を意味しますが、友人など親しい関係の者全員を指すのに使われることが多いです。さらに、「너희들」は、通常集団のメンバーを少しカジュアルに指すのに使われますが、使い方によっては失礼に取られることもありますので注意が必要です。

「みんな」の韓国語表現まとめ

「みんな」を韓国語で表現するときは主に「모두」、「다들」、「여러분」などの単語が用いられます。「모두」は直訳で「全て」の意味、「다들」は複数の人々が同じ行動をする際に使われ、「여러분」は一般的に複数の聴衆に対する敬称・呼びかけです。文脈により使い分けてください。