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ここでは、日本語の「怖い」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。

「怖い」の韓国語表現

  1. 무섭다 (ムソプタ): 「怖い」の基本的な表現で直訳すると「怖すぎる」。
  2. 겁나다 (コプナダ):「怖い」または「恐ろしい」という意味で、強めの表現。
  3. 두렵다 (トゥリョプタ): 「恐怖を感じる」または「恐ろしい」という意味で、意味が深い表現。
  4. 공포스럽다 (ゴンポスロプダ): 「恐怖すぎる」または「恐ろしすぎる」という意味で、非常に強い恐怖感を表したい時に使います。
  5. 허리가 떨리다 (フリガトロリダ):直訳すると「腰が震える」で「怖すぎて足が震える」に近い表現。
  6. 소름끼치다 (ソルムッキチダ): 直訳すると「鳥肌が立つ」、「肌がゾクゾクする」という意味で、恐怖など強い感情を感じた時に使う表現です。
  7. 공포에 떨다 (ゴンポエトルダ): 直訳すると「恐怖で震える」で、とても恐ろしい感情を表現します。
  8. 무서워 죽겠다 (ムソウォチュゲッタ): 直訳すると「怖くて死にそう」で誇張表現。非常に怖いことを強調するために使います。
  9. 무서움에 질리다 (ムソウムエチリダ): 直訳すると「怖さに呆れる」で、とても恐ろしい感情を表現します。
  10. 공포에 질린다 (ゴンポエチリンダ): 直訳すると「恐怖にうんざりする」で、とても怖いことさえもう飽き飽きしているといった心境を表現する時に使います。

무섭다

1. 그 영화는 정말 무섭다.

日本語訳:「その映画は本当に怖い。」

2. 밤에 혼자 걷는 것이 무섭다.

日本語訳:「夜に一人で歩くことが怖い。」

3. 무섭다는 말을 이해할 수 없어요.

日本語訳:「"怖い"とは何というのか理解できない。」

「무섭다」は韓国語で、「怖い」という感情を表す時に使います。「무석하다」は恐怖映画や恐怖体験など、自分が怖いと感じる状況も表すことができます。また、派生的な意味として、「心配」や「危険」を感じることも「무서워하다」と表現することがあります。つまり、「무섭다」は直訳すると「怖い」ですが、文脈によっては「心配だ」や「危ない」などというニュアンスを含むこともあります。

겁나다

「겁나다」は韓国語で「怖い」や「恐ろしい」といった感覚を表す言葉ですが、日本語の「怖い」とは少しニュアンスが異なります。「겁나다」は、恐怖だけでなく、非常に驚くほどの驚異や圧倒される感じを表すこともあり、日常会話で広く使われます。以下に「겁나다」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. 그 영화는 정말 겁나더라고요.
    日本語訳: その映画は本当に怖かったです。
  2. 시험 결과가 겁난다.
    日本語訳: 試験の結果が怖い。
  3. 그는 겁나게 빨리 달린다.
    日本語訳: 彼はものすごく速く走る。

「겁나다」という表現は、「怖い」という意味で使われることが多いですが、日本語の「怖い」とは異なり、単に恐怖や不安を感じることを超えて、何かが非常に強い印象を与えるという意味も含まれることがあります。例えば、非常に速い速度や強いインパクトを持つものに対して使われることもあり、「ものすごく」という意味で使われることもあります。日常会話では、感情的な強調を表す表現としても広く使われています。

두렵다

1. 높은 곳이 두렵다.

日本語訳:「高い所が怖いです。」

2. 앞으로가 두렵다.

日本語訳:「これからが怖いです。」

3. 꿈이 두렵다.

日本語訳:「夢が怖いです。」

韓国語の「두렵다」は、日本語の「怖い」に相当しますが、具体的な危険や恐怖だけでなく、不安や心配事、未知への恐れなど、心理的な不安を伴うさまざまな状況を表現するのにも使われます。また「두렵다」は自分自身の感情を表す際に主に使われ、危害や威嚇に対する恐怖を他人に伝える場合には、異なる表現が用いられることもあります。このように、「두렵다」は感情や状況により幅広い表現が可能なため、文脈によって使い分けが必要となります。

공포스럽다

1. 그 어둡고 차가운 속삭임이 정말 공포스럽다.

日本語訳: その暗く冷たい囁きが本当に怖い。

2. 그곳은 물론 아름답지만, 그 안개가 공포스러워서 더 이상 다가가지 못했다.

日本語訳: その場所は確かに美しいけど、その霧が怖くてこれ以上近づけなかった。

3. 그는 그렇게 공포스러워 보이지 않았지만, 내심은 전혀 다른 이야기였다.

日本語訳: 彼はそんなに怖そうに見えなかったけど、心の中は全く違う話だった。

「공포스럽다」は、「怖い」という意味があります。しかし、これは単に「怖い」だけでなく、名前を挙げることが難しい非常に強い恐怖や不安を強調する表現です。つまり、「공포스럽다」は物理的な危険だけでなく、心理的な恐怖や不安も含んでいます。また、恐怖映画やホラー小説など特定の恐怖要素を強調する際にもよく使われます。例えば、闇や霧などに対する恐怖、または予期しない事態に対する恐怖などを表現する際に非常に便利な単語です。

허리가 떨리다

「허리가 떨리다」は韓国語で、文字通りには「腰が震える」という意味ですが、この表現は通常、非常に怖いまたは緊張している状態を表す際に使われます。直訳ではなく、恐怖や不安が極度になると体が制御できないほど震える様子を比喩的に表しています。以下に「허리가 떨리다」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. 그 집은 너무 무서워서 허리가 떨렸어요.
    日本語訳: その家はあまりにも怖くて、腰が震えました。
  2. 발표하기 전에 너무 긴장해서 허리가 떨렸다.
    日本語訳: 発表する前にとても緊張して、腰が震えた。
  3. 그 소리를 듣고 나서 허리가 떨리기 시작했다.
    日本語訳: その音を聞いてから、腰が震え始めた。

「허리가 떨리다」は、日本語の「怖い」と似たニュアンスを持ちますが、特に体が震えるほどの強い恐怖や緊張を表す表現です。このフレーズは、単に心理的な恐怖を超え、身体的な反応を伴う強烈な感情を表現する際に用いられます。恐怖映画を見た後や、非常に緊張する状況など、心臓がドキドキするほどの状況を想像させる言い回しです。日常会話で使われる際は、しばしば誇張表現としても用いられます。

소름끼치다

1. 그의 마지막 기억은 소름끼치게 끔찍했다.

日本語訳: 彼の最後の記憶は恐ろしくてぞっとするようなものだった。

2. 깜짝 놀라 날카로운 소리에 소름끼쳤다.

日本語訳: 驚いて急な音に鳥肌が立った。

3. 스릴러 영화는 종종 소름끼치도록 무서울 때 있다.

日本語訳: スリラー映画は時々、ぞっとするほど怖いことがある。

「소름끼치다」は、「怖い」だけでなく「恐ろしい」、「気味が悪い」などの意味も含みます。日本語の「ぞっとする」や「鳥肌が立つ」に近い表現です。物語や映画、音などが予想外の展開や衝撃的な内容である場合や、何か不気味で理解できない事象が起きた場合に使われます。また、必ずしもネガティブな状況だけでなく、感動や驚きなどの感情が強いときにも使われることがあります。

공포에 떨다​

「공포에 떨다」は韓国語で「恐怖に震える」という意味です。この表現は、文字通りに強い恐怖感を感じる状況を表す際に使われ、深い恐怖や不安が体の震えとして現れる様子を描写します。以下に「공포에 떨다」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. 그 괴담을 듣고 나서 밤새도록 공포에 떨었다.
    日本語訳: その怪談を聞いてから、一晩中恐怖に震えた。
  2. 영화관에서 그 공포 영화를 보고 나서 집에 돌아가는 길에 공포에 떨었다.
    日本語訳: 映画館でそのホラー映画を見た後、家に帰る道すがら恐怖に震えた。
  3. 그 무서운 소식을 듣고 나서 모두가 공포에 떨었다.
    日本語訳: その怖いニュースを聞いてから、みんなが恐怖に震えた。

「공포에 떨다」は、日本語の「怖い」という感情をさらに強調した表現です。このフレーズは、ただ恐れているだけでなく、その恐怖が極度になった時に使われます。通常、恐ろしい映画を見た後や、怖い話を聞いた後、あるいは実際に危険な状況に直面した時など、非常に強い恐怖を感じる瞬間に用いられます。身体が震えるほどの強い感情を伝えるのに適した表現で、しばしば誇張されて使われることもあります。

무서워

1. 그 영화는 너무 무서워서 잠을 못 잤어.

日本語訳:「その映画は怖すぎて眠れなかった。」

2. 나는 높은 곳이 무서워.

日本語訳:「私は高い場所が怖い。」

3. 그는 어두운 곳이 무서워서 혼자 걷지 못한다.

日本語訳:「彼は暗い場所が怖いので、一人で歩けない。」

韓国語の「무서워」は日本語の「怖い」に近い意味を持ちます。恐怖や畏怖の感情を表現するのに使われます。また、何かに対する緊張感や危険への恐れを感じるときにも使われます。具体的な恐怖の対象がある場合や、抽象的な不安や恐怖を表すのにも使われます。「무서워」は、主に感覚や感情を表す形容詞として使われ、対象が感じる恐怖や不安を述べるときに多用されます。この単語の感情的な含みは、話し手が直面している状況や、話し手が体験している内面的な経験によって色々に変わります。

무서움에 질리다

「무서움에 질리다」は韓国語で、「恐怖にうんざりする」や「怖さに嫌気がさす」という意味の表現です。このフレーズは、ただ単に怖いと感じるだけでなく、恐怖や不安が続くことによって精神的に疲れ果てたり、強い不快感を感じたりする状況を表します。以下に「무서움에 질리다」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. 매일 밤 그 소리를 듣고 나서 무서움에 질렸어요.
    日本語訳: 毎晩その音を聞いてから、怖さにうんざりしました。
  2. 끊임없이 나타나는 그 귀신 이야기에 모두가 무서움에 질렸다.
    日本語訳: 絶え間なく現れるその幽霊の話に、みんな怖さにうんざりした。
  3. 그런 악몽을 계속 꾸어서 무서움에 질렸어요.
    日本語訳: そんな悪夢を続けて見て、怖さに嫌気がさしました。

「무서움에 질리다」という表現は、日本語の「怖い」という感情をさらに深く表すものです。これは、恐怖や不安が繰り返されることによって、精神的に消耗し、その状況に対して強い嫌悪感や不快感を感じる状態を指します。このフレーズは、単なる一時的な恐怖ではなく、持続する恐怖による精神的な負担やストレスを表現するのに適しています。恐怖映画や怖い話、悪夢などが繰り返し起こる状況でよく使われます。

공포에 질린다

「공포에 질린다」は韓国語で「恐怖にうんざりする」という意味です。この表現は、恐怖が継続的に感じられ、それによって心理的に疲れたり、嫌気がさしたりする状態を表します。以下に「공포에 질린다」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. 매일 밤 꾸는 악몽에 공포에 질렸어요.
    日本語訳: 毎晩見る悪夢に恐怖にうんざりしました。
  2. 그 무서운 이야기를 너무 많이 들어서 공포에 질렸다.
    日本語訳: あまりにも多くの怖い話を聞いて、恐怖にうんざりした。
  3. 그 집에 있는 동안 계속 느꼈던 공포에 질렸어요.
    日本語訳: その家にいる間、ずっと感じていた恐怖にうんざりしました。

「공포에 질린다」のフレーズは、単なる「怖い」という感情よりも深く、恐怖が長期間にわたって続くことによる精神的な疲労や不快感を強調します。恐怖映画を何度も見た後や、悪夢が繰り返し現れる、恐ろしい環境に長くいるなどの状況で使われます。この表現は、恐怖がもはや緊張感や興奮を超えて、心理的な重圧となった状態を表しています。

韓国語で「怖い」を表現する際のポイントと注意点

「怖い」を韓国語で表すときは文脈により「무서워요」、「공포스러워요」、「두려워요」の3つの表現が一般的に使われます。

  • 「무서워요」は、ちょっとした恐怖心を表すニュアンスで、物や状況全般に使えます。例えば、ホラームービーを見ていて心臓がバクバクする感じに対して「무서워요」が使えます。「그 영화는 너무 무서워요」(その映画はとても怖い)。
  • 「공포스러워요」は、深い恐怖やパニックを表す言葉で、「恐怖症」のような深い恐怖に使います。「그 사건은 진짜 공포스러워요」(その事件は本当に恐怖だ)。
  • 「두려워요」は不確実性に由来する恐怖や不安感を表す言葉です。特定の結果や将来への不安に使われます。「시험 결과가 두려워요」(試験の結果が怖い)。

以上のように韓国語では「怖い」のニュアンスにより使い分けがあるので注意が必要です。

「怖い」の韓国語表現まとめ

「怖い」は韓国語で「무서워요」(ムソワヨ)と表現します。ただし、それが口語形で、敬語では「무섭습니다」(ムソプスムニダ)と言います。また、怖さを強調したい場合は「진짜 무서워요」(ジンジャムソワヨ)や「너무 무서워요」(ノムムソワヨ)と言うことも可能です。