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ここでは、日本語の「そうなんだ」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。

「そうなんだ」の韓国語表現

  1. 그래요 (クレヨ): 目の前の人の話をそのまま受け入れるニュアンスで、主に"そうなんだ"や"なるほど"と訳すことが多い表現です。
  2. 정말요 (ジョンマリョ):「本当に?」「ほんとうにそうなの?」といった驚きや不意を表現するときに使用します。
  3. 아 그래요 (ア クレヨ): 「あ、そうなんだ」という軽い納得感を表現したいときに使用します。
  4. 이런식이군요 (イロンシキグニョ): 「そういう風なんだね」や「そういうわけなのね」といった理解したことを伝えるニュアンスです。
  5. 그럼요 (クロムヨ): "それはもちろん、そうです"というような自分も納得している時の表現です。
  6. 알았어요 (アラッソヨ): 「そうなんだ、了解したよ」と言いたいときに使います。
  7. 되게 그래요 (ドェゲ クレヨ):「さすがに、そうなのか」と驚く意味合いも含みます。
  8. 그렇군요 (クロッグニョ): "そうなんですね"と納得したり、理解したりする時に使います。
  9. 그렇겠죠 (クロッゲッチョ): "そうでしょうね"と推察や推測を含む場合に使います。
  10. 그럴꺼에요 (クロルゴエヨ): "そうなんだろうね"と予想や推測を表す表現です。

그래요

1. 너 이번주에 시험 있었던 거 맞아요? 그래요.

日本語訳:「君、この週に試験があったんだよね?そうなんだ。」

2. 어제 맛있는 치킨을 먹었던 그 자리였는데, 기억 나요? 그래요.

日本語訳:「昨日美味しいチキンを食べたその場所だったけど、覚えてる?そうなんだ。」

3. 그럼, 오늘은 여기까지 하고 들어가도록 하죠. 그래요, 그럼 내일 봅시다.

日本語訳:「それでは、今日はここまでにして帰りましょう。そうですね、それでは明日お会いしましょう。」

「그래요」は直訳すると「そうです」となりますが、文脈により「そうなんだ」のニュアンスを含むこともあります。「그래요」は一般的には返答として使われ、相手が言った事を確認したり、同意したりする際に使います。また、「그래요」を使うことで相手の言葉を丁寧に受け止め、理解したことを示すことができます。そのため、「그래요」はコミュニケーションの一部として、とても重要な役割を果たします。

정말요

1. "우리가 이겼다고요? 정말요?"

日本語訳:「私たちが勝ったんですって?本当に?」

2. "내일 비가 온다고요? 정말요?"

日本語訳:「明日は雨が降るんですって?本当に?」

3. "그 일을 해냈다고요? 정말요?"

日本語訳:「その仕事を成し遂げたんですって?本当に?」

韓国語の「정말요」は、日本語の「本当に?」あるいは「そうなんだ」に相当します。ただし、そのニュアンスは、話し手が相手の言葉に驚いているか、単に確認しているかによって変わります。すなわち、「정말요」は、相手の言葉を素直に受け入れるよりもむしろ、それを疑問視したり、確認することに重きを置いた表現と言えます。また、このフレーズが使われる場合、相手の言葉が予想外であったり、驚くべき情報であることが多いです。したがって、「정말요」は、信じられないほどの驚きを表す場合や、予想外の事態に対する驚きを表す際によく使われます。

아 그래요

「아 그래요」は韓国語で、日本語の「あ、そうなんだ」「そうですか」という意味の反応表現です。このフレーズは、情報を受け取ったり、話を聞いたりしたときの反応や、相槌を打つ際によく使われます。以下に「아 그래요」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. A: 저는 이번 주말에 여행을 갈 거예요.
    B: 아 그래요? 어디로 가세요?
    日本語訳: A: この週末に旅行に行くんです。
    B: あ、そうなんですか?どこに行くんですか?
  2. A: 내일은 회사를 쉬어요.
    B: 아 그래요? 좋겠네요.
    日本語訳: A: 明日は会社を休みます。
    B: あ、そうなんですね。いいですね。
  3. A: 저희 팀이 프로젝트에서 우승했어요.
    B: 아 그래요? 축하해요!
    日本語訳: A: 私たちのチームがプロジェクトで優勝しました。
    B: あ、そうなんですか?おめでとうございます!

「아 그래요」は、相手の話に対する認識や理解を示す際に使われる表現です。このフレーズは、情報やニュースを初めて聞いたときの驚きや興味、関心を表すのに使われます。日本語の「そうなんだ」や「そうですか」と同様に、話を聞いていることを示すための反応として用いられ、会話を円滑に進めるために頻繁に使われます。

이런식이군요

1. 이런식이군요. 전혀 몰랐습니다.

日本語訳:「そうなんだ。全く知らなかった。」

2. 조용히 해주세요. 이런식이군요.

日本語訳:「静かにしてください。そうなんですね。」

3. 이런식이군요. 뭔가 잘못된 것 같아요.

日本語訳:「そうなんだ。何か間違っているようです。」

「이런식이군요」は日本語に直訳すると「こういう形式なんだ」や「このような様式なんだ」という意味になります。しかし、この表現は日本語の「そうなんだ」や「そういうことなんだ」などと同じような意味に通常使用されます。具体的には、初めて何かを知ったとき、または何かに気付いたときに使う表現で、その情報が新しく、予想外であったり、あるいは驚くべき何かを示している場合に使うことが多いです。また、常識を超えた事柄や予想を超えた出来事について言及する際にも用いられます。

그럼요

1. 기분이 어때요? 그럼요, 약간 피곤해요.

日本語訳:「気分はどうですか?」「そうなんだ、少し疲れてるんです」

2. 밥을 먹었나요? 아니요, 아직 안 먹었어요. 그럼요, 함께 점심을 먹지 않을래요?

日本語訳:「ご飯を食べましたか?」「いえ、まだ食べてないです」「そうなんだ、一緒に昼食を食べませんか?」

3. 그럼요, 그럼 다시는 이렇게 늦게 전화하지 말아주세요.

日本語訳:「そうなんだ、それなら、もうこんなに遅く電話しないでください。」

「그럼요」という表現は、主に相手の発言に対する受け答えとして使われ、「そうなんだ」や「だとしたら」のような意味合いを持つ韓国語表現です。「그럼요」の「그럼」の部分は、「だとしたら」を表すときなどに使われ、発言者が受け手に対して提示した状況や情報を元に新たな提案や要求を行っています。また、後の「~요」は敬語表現であり、상대에게 확대한 마음と 존중을 표현します。ただし、言葉だけでなく、その前後の文脈や話の流れによってそのニュアンスは微妙に異なることがあり、韓国語の学習者にとっては難しい表現の一つと言えます。

알았어요

1. 제가 오늘 밤 늦게 돌아옵니다.

日本語訳:「私は今夜遅く帰ります。」

응, 알았어요.

日本語訳:「ええ、わかりました。」

2. 내일부터는 날씨가 풀릴 것 같아요.

日本語訳:「明日からは天気が回復するみたいです。」

그렇군요, 알았어요.

日本語訳:「そうですか、了解しました。」

3. 이번 주말에는 외출 자제를 부탁드립니다.

日本語訳:「今週末は外出自粛をお願いします」

알았어요, 유의하겠습니다.

日本語訳:「了解しました、注意します。」

韓国語の「알았어요」は基本的に「理解した」「把握した」という意味ですが、日本語の「そうなんだ」とはニュアンスが少し異なります。「알았어요」は相手からの情報を受け取り、その内容を理解しました、ということを示します。しかし、「そうなんだ」はより個人的な驚きや新しい知識への反応を表すことが多いです。したがって、使う状況や相手との関係によって、「알았어요」は「わかりました」「了解しました」等の様々な訳が可能です。

되게 그래요

「되게 그래요」は、韓国語で直訳すると「とてもそうです」となりますが、実際の使用では「とてもそうだね」や「本当にそうだね」という意味で使われます。日本語の「そうなんだ」とは少し異なり、特に同意や確認を表す際に、相手の言ったことが特に当てはまる、あるいは強く感じられることを示す時に使用します。以下に「되게 그래요」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. A: 이 카페는 정말 조용해요.
    B: 되게 그래요. 여기서 공부하기 좋겠어요.
    日本語訳: A: このカフェは本当に静かですね。
    B: 本当にそうですね。ここで勉強するのに良さそうです。
  2. A: 요즘 날씨가 되게 더워졌어요.
    B: 되게 그래요. 밖에 나가기가 힘들어요.
    日本語訳: A: 最近、天気がとても暑くなりましたね。
    B: 本当にそうですね。外に出るのが大変です。
  3. A: 그 영화는 되게 재미있어요.
    B: 되게 그래요? 저도 봐야겠어요.
    日本語訳: A: その映画はとても面白いですよ。
    B: 本当にそうですか?私も見なくては。

「되게 그래요」のニュアンスは、単なる「そうなんだ」という反応よりも、相手の言葉に対する同意や強い共感を示します。この表現は、相手のコメントや意見が特に正しい、または強く感じられる場合に使われます。話の流れで相手の言葉に強調を加えたり、感情を表現したりする際に使われることが多いです。

그렇군요

1. 이랬던 일이 있었군요.

日本語訳:「そんなことがあったんですね。」

2. 아, 다음 주에 시험이 있군요.

日本語訳:「あっ、来週テストがあるんですね。」

3. 이번 주말에 엄마가 올 것이라고? 그렇군요.

日本語訳:「この週末にお母さんが来るっていうの?そうなんだ。」

"그렇군요"は、相手から新しい情報を得たときや、相手の意見や感情、状況を理解したときに使用する表現です。「そうなんだ」のニュアンスと捉えることができます。相手との会話の流れをスムーズに続けるためのフィラー的な役割も果たしています。また、相手の話を自分も理解し、共感していることを示す役割もあります。そのため、言葉を通じて相手への理解と共感を伝える効果があります。だからこそ、「そうなんだ」という言葉で相手の答えを受け入れ、相手とのコミュニケーションを円滑に進めることができます。

그렇겠죠

1. 내일 날씨가 좋았으면 좋겠어요. 그렇겠죠?

日本語訳: 「明日、天気がよければいいですね。そうですよね?」

2. 요즘 일이 많아서 힘들어요. 그렇겠죠?

日本語訳: 「最近、仕事が多くて大変です。それはそうでしょうね?」

3. 그는 정말로 잘하고 있어요. 그렇겠죠?

日本語訳: 「彼は本当にうまくやっていますよね。そうでしょうね?」

「그렇겠죠」は韓国語で、確認を求める表現であり、「そうだろうね」「そうですよね」のような意味になります。「~だろうね」「~ですよね」といった日本語表現の感覚に近いです。話す側が既に述べた事柄や提案に対して、相手の意見や同意を確認したいとき、または相手の意見を予想して同意を表すときに使います。感情的な同意を表すニュアンスも持っています。

그럴꺼에요

1. 친구: 너 내일 올 만한가 보니까? 나: 그럴꺼에요.

日本語訳: 友人:「あなたは明日来れそうですか?」私:「そうなんだよ。」

2. 친구: 우리가 사랑하고 있는 거 같아. 나: 그럴꺼에요.

日本語訳: 友人:「私たちは愛していると思う。」私:「そうなんだよ。」

3. 어머니: 지금 다 나갔니? 나: 그럴꺼에요.

日本語訳: 母:「もうみんな出て行ったの?」私:「そうなんだよ。」

「그럴꺼에요」は、相手が提示した事実や意見、状況などに同意を示す相槌のような表現です。「그럴꺼에요」には、「そうだね」や「そうそう」などの意味を含んでいます。「그럴꺼에요」は直訳すると「そうなるでしょう」を意味しますが、文脈によっては「その通りだ」「そうだ」などと言う意味になります。この表現は、異論を唱えずに相手の意見を尊重し、同意するニュアンスを伝えます。

韓国語で「そうなんだ」を表現する際のポイントと注意点

「そうなんだ」は、韓国語では「그래요(クレヨ)」や「그렇군요(クロクニョ)」、「정말요(チョンマリョ)」などといいます。これらは相手が伝えた情報を理解したことを示す反応表現で、同時に相手への興味や意思疎通を示す役割も果たしています。「그래요」は比較的カジュアルな表現で、「そうなんだ」の全般的な意味合いを伝えます。「그렇군요」は、少し驚いたり、新たな情報を得たときに使われることが多いです。「정말요」は、「本当に?」という意味合いで、相手の言葉が信じられない、または驚きのニュアンスを持っています。これらすべてが「そうなんだ」に対する適切な反応であるため、場面や状況に応じて適切な表現を選びます。

「そうなんだ」の韓国語表現まとめ

「そうなんだ」という表現は韓国語では「그래요」または「그런거예요」と訳すことができます。ただし、これらの表現は相手の話に対して納得や認識を示す際に使用されるため、文脈により適切な表現を選ぶ必要があります。また、「그렇군요」は相手の意見や情報に対して驚きや新たな発見を示す際に使います。