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ここでは、日本語の「彼氏」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。

「彼氏」の韓国語表現

  1. 남자친구 (ナムジャチィング): 一般的な「彼氏」を指す表現で、多くの場合恋愛のパートナーを意味します。
  2. 애인 (エイン): 彼氏や彼女を指す一般的な表現で、親しみや愛情のあるパートナーを意味します。
  3. 연인 (ヨンイン): ロマンティックな恋愛関係にある人を指す言葉で、恋人や彼氏、彼女と言った意味になります。
  4. 배우자 (ペウジャ): 結婚している配偶者を指す言葉で、夫や妻の意味ですが、「彼氏」のような親密なパートナーのニュアンスも含まれます。
  5. 남편 (ナムプン): 「夫」を意味する言葉で、彼氏より一歩進んだ、結婚している男性パートナーを指します。
  6. 사랑하는 사람 (サランハヌンサラム): 「愛する人」を意味し、愛情を強調したいときに使われます。
  7. 그 (グ): 彼を指す一般的な代名詞で、「彼氏」の意味でも使われます。

남자친구

1. 제 남자친구는 나에게 항상 친절해요.

日本語訳:「私の彼氏はいつも私に優しいです。」

2. 그녀의 남자친구는 정말 잘생겼어요.

日本語訳:「彼女の彼氏は本当にハンサムです。」

3. 나는 아직 남자친구가 없어요.

日本語訳:「私はまだ彼氏がいません。」

韓国語で「남자친구」は、日本語で「彼氏」に相当する意味を持っています。異性と特に親しい関係にある男性を示し、基本的には男性が女性のパートナーであることを指します。しかし、フレーズの文脈によっては「友人」あるいは「友達」という意味にもなることがあります。なお、韓国語では恋愛関係にある相手は「남자친구」または「여자친구」を使い、配偶者は「남편」または「아내」を使います。また、日本語の「彼氏」には親しい友人や慣れ親しんだ人を指す一面があるのに対し、「남자친구」はそのような広範な意味を含みません。

애인

1. 애인과 함께 영화를 보러 갔습니다.

日本語訳: 彼氏と一緒に映画を見に行きました。

2. 내 애인은 나에게 항상 따뜻한 마음을 보여줍니다.

日本語訳: 私の彼氏は私に対していつも温かい気持ちを示してくれます。

3. 애인에게 편지를 썼습니다.

日本語訳: 彼氏に手紙を書きました。

韓国語で「애인」は、男女を問わず、恋人を意味しますが、一般的には恋愛関係にある男性(彼氏)を指すことが多いです。彼という形容詞は、男女関係なく相手を指すことができますが、「애인」は特に恋愛感情が関与する場合に使われます。「애인」は、直訳すると「愛する人」という意味で、深い感情があることを表しています。また、「애인」は特に恋愛関係にあるカップルがお互いを指す際に使用される言葉です。

연인

1. 연인과 함께 여행 가는 것이 좋아요.

日本語訳: 「恋人と一緒に旅行に行くのが好きです。」

2. 그는 오랜 기간 연인인 그녀와 헤어졌어요.

日本語訳: 「彼は長い付き合っていた彼女と別れました。」

3. 나는 언젠가 만나게 될 내 연인을 상상하고 있어요.

日本語訳: 「私はいつか出会うであろう私の恋人を想像しています。」

「연인」は韓国語で恋人という意味で、恋愛関係にある人たちを指します。その中でも特に、「彼氏」は男性の恋人を示す言葉です。「연인」には性別を問わず使用できますが、「彼氏」は恋愛関係にある男性のことを指すため、性別に関しては限定的なニュアンスがあります。また、「연인」は互いに深い愛情を抱いている関係を指すため、恋人関係が成立している人たち、つまり公に交際関係が認められているカップルに対して使います。「彼氏」も同様に交際関係にある男性を指しますが、その関係性の深度や公認度等には関与しない言葉です。そのため、「연인」が示す深い恋愛関係の象徴とは少しニュアンスが異なります。

배우자

1. 우리 배우자는 언제나 내 편입니다.

日本語訳:「私の配偶者はいつも私の味方です。」

2. 나는 내 배우자와 함께 꿈을 꾸고 싶습니다.

日本語訳:「私は自分の配偶者と夢を見たいです。」

3. 배우자와의 관계는 가장 중요한 관계 중 하나입니다.

日本語訳:「配偶者との関係は最も重要な関係の一つです。」

韓国語の「배우자」は日本語の「配偶者」に対応し、結婚していることを前提とした夫婦関係を示します。「彼氏」のニュアンスはありません。「彼氏」は恋愛関係にある男性を指す非公式な言葉ですが、「배우자」は公式な文脈で使用され、法的な結婚関係を示します。「배우자」は同等の社会的立場を持つパートナーを指します。したがって、「배우자」は「彼氏」よりも堅実さと深刻さを伴う概念であり、一般的にはより成熟した、または公式な関係を強調します。

남편

1. 남편이 항상 일을 집으로 가져옵니다.

日本語訳:「夫はいつも仕事を家に持ち帰ります。」

2. 남편이 저녁 식사를 준비했습니다.

日本語訳:「夫が夕食を準備してくれました。」

3. 남편이 아이들을 차로 학교에 데려다 주었습니다.

日本語訳:「夫が子供たちを車で学校に送ってくれました。」

韓国語で「남편」は日本語での「夫」や「旦那さん」と同じ意味であり、結婚している男性を指します。必ずしも「彼氏」の意味にはなりません。「彼氏」は韓国語で「남자친구」で、まだ結婚していない、あるいは結婚する予定の恋人を指します。「남편」と「남자친구」は両者とも男性を指しますが、その関係性においては大きな違いがあります。そのため、「남편」を使う際はそのニュアンスに気をつける必要があります。

사랑하는

1. 사랑하는 사람이 항상 옆에 있어서 행복해요.

日本語訳:「愛する人が常に隣にいて幸せです。」

2. 사랑하는 마음을 편지에 담아 전해드렸어요.

日本語訳:「愛する気持ちを手紙に込めて伝えました。」

3. 사랑하는 당신에게 전하고 싶은 것은 오직 감사뿐입니다.

日本語訳:「愛するあなたに伝えたいのは、ただ感謝の気持ちだけです。」

韓国語で「사랑하는」は、「愛している」という意味があります。「彼氏」のニュアンスとしては、日本語の「彼氏」に近い意味合いをもちますが、「사랑하는」は愛情の深さや愛情そのものを強く表現し、より親密な関係性を示しています。また、「사랑하는」を名詞の前に置くと「愛する〜」といった形で、その人や物への愛情をより強調します。つまり、「사랑하는」は「彼氏」だけでなく、パートナー、家族、友人など、愛しているすべての人々に対して使用することができます。

1. 그는 호텔에 도착했습니다.

日本語訳: 彼はホテルに到着しました。

2. 그는 내 친구입니다.

日本語訳: 彼は私の友人です。

3. 그는 항상 늦습니다.

日本語訳: 彼はいつも遅れます。

「그」は、基本的な意味として「彼」のような三人称単数代名詞として使われますが、この場合、男性だけを指すわけではありません。また、文脈によっては「その」や「前述の」という指示代名詞の意味として使われることもあります。ただし、日本語の「彼氏」には恋愛的な意味合いがあるのに対し、韓国語の「그」にはこのような含意はありません。そのため、恋人の男性を指す場合は「남자친구」と言った具体的な名詞を使います。文脈や話の展開によって「그」の指す対象は変わるため、日本語の「彼」とは少しニュアンスが異なります。

韓国語で「彼氏」を表現する際のポイントと注意点

「彼氏」を韓国語で言う時、主に「남자친구(ナムジャチング)」という言葉を使用します。一般的にこの言葉は友達関係以上で恋愛感情を持つ男性を指しますが、文字通り「男性の友達」も表すことがあるので、文脈によって適切に解釈する必要があります。また、「여친(ヨチン)」が「彼女」を指すのと同じように、「남친(ナムチン)」という短縮形もあります。これらの言葉は口語やインターネットスラングに頻繁に現れます。

「彼氏」の韓国語表現まとめ

「彼氏」を韓国語で表現すると、「남자친구」(ナムジャチング)となります。日本語の「彼氏」に相当し、直訳すると「男性の友人」を意味します。同様に、「彼女」は「여자친구」(ヨジャチング)となります。ただし、日本語と同じく文脈によっては「友達」の意味にもなります。