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ここでは、日本語の「何」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。

「何」の韓国語表現

  1. 뭐 (モ): 一番基本的な「何」を表す韓国語で、疑問文で一般的に使われます。
  2. 무엇 (ムォット): 「뭐」よりもフォーマルな表現で、「何」を意味します。
  3. 어떤 (オドン): 「どんな」や「何の」を意味する形容詞タイプの表現です。
  4. 어느 (オヌ): 「どの」や「何の」を指す代名詞タイプの表現で、日本語の「何時」「何の」などに対応します。
  5. 몇 (ミョット): 「何個」や「何人」など数を問うときに用いる表現です。
  6. 얼마나 (オルマナ): 「どれくらい」「何程度」を表す副詞的な表現です。
  7. 어떻게 (オトッケ): 「どうやって」や「何の方法で」を表す副詞です。
  8. 얼마 (オルマ): 「何円」や「何ウォン」など価格を問うときに使われる表現です。
  9. 어디 (オディ):「どこ」または「何処」に対応する表現で、場所を問う際に使われます。
  10. 어떡해 (オトンヘ): 「どうすればいいの」「何をすればいいの」など、助けを求めるときや助言を求めるときに使う表現です。

1. 뭐 먹을래?

日本語訳:「何を食べたい?」

2. 그는 뭐라고 말했어?

日本語訳:「彼は何と言ったの?」

3. 저녁에 뭐 하러 가?

日本語訳:「夜に何をしに行くの?」

「뭐」は韓国語で「何」を意味します。質問文でよく使われ、特定の情報や詳細を求めるときに使用します。具体的な対象や行動を指し示すような場面で使われることが多く、様々な状況下で非常に便利な単語と言えます。また、他の語と組み合わせることで「뭐라고(何というのか)」、「뭐든(何でも)」などといった意味を持つことが可能となります。しかし、使用される状況や文脈により、その意味やニュアンスは変化します。

무엇

1. 그건 무엇을 의미하는 거야?

日本語訳:「それは何を意味するのですか?」

2. 무엇이 문제인가요?

日本語訳:「何が問題なのですか?」

3. 너는 무엇을 원해?

日本語訳:「何を望んでいるのですか?」

「무엇」は、韓国語で「何」を意味する言葉です。とても広範で、文脈によりさまざまな要素を指すことができます。たとえば、物事や概念、行動、理由など、明確に特定されていない何かを指す際に使います。また、疑問文や、詳細を問いただす際にもよく使われます。「무엇」は感じや状態などの具体的でない事象を含むため、物事の本質や内容を問うための中心的な役割を果たす言葉といえます。

어떤

1. 어떤 건물을 찾으세요?

日本語訳:「どの建物を探していますか?」

2. 그녀는 어떤 책을 읽었니?

日本語訳:「彼女はどんな本を読みましたか?」

3. 어떤 옷이 더 좋아요?

日本語訳:「どの服がもっと好きですか?」

「어떤」は基本的に「何」という意味で用いられます。しかし、その使用法はさまざまな状況や文脈によって変わり得ます。一部は「どの」や「どんな」という意味で使う場合もあります。これらの使い方は、質問者が何かの範囲や種類から選択を求めている場合や、何かの特性や特徴を確認したいときに使われます。また、「어떤」は具体的な選択肢を与えるとともに、特定のものや種類を指定するのにも使われます。したがって、「어떤」はその使用法と解釈が広範であるため、文脈によって適切に解釈する必要があります。

어느

1. 어느 날 그는 사라졌습니다.

日本語訳:「ある日、彼は消えました。」

2. 어느 쪽이 더 낫습니까?

日本語訳:「どちらがより良いですか?」

3. 어느 시점에서 우리는 그것을 멈춰야 합니다.

日本語訳:「ある時点で、私たちはそれを止めなければなりません。」

「어느」は韓国語で「何、どちら、ある」という意味を表します。場所や時間、人、物などについて特定できない抽象的な状況を意味することが多いです。「어느」は日本語の「何(なん、どの、どれくらい)」や「ある」に相当し、「特定されていない」「決まっていない」などのニュアンスを持っています。また、二つの選択肢から選ぶ場合にも「どちら」の意味で使われます。

1. 이 책은 몇 페이지예요?

日本語訳:「この本は何ページありますか?」

2. 당신은 몇 살이에요?

日本語訳:「あなたは何歳ですか?」

3. 그들은 몇 시간 동안 기다렸어요.

日本語訳:「彼らは何時間も待ちました。」

「몇」は韓国語で「何」を意味し、数を尋ねる疑問詞です。具体的な数や量を知りたいときに使います。日本語の「何」に相当しますが、特に数値や時間、日付、ページ数など、具体的な数量や回数を問うときによく使われます。ただし、一部の文脈では特定の数値を強調する場合など、「いくつ」や「何度」「何回」などと訳すこともあります。重要なのは、具体的数値が不明でそれを質問者が疑問に思っているというニュアンスが含まれているということです。これは「몇」が「いくつ」や「何」のような意味を持つためです。

얼마나

1. 얼마나 걸릴까요?

日本語訳:「どのくらいかかりますか?」

2. 얼마나 많은 사람이 오겠어요?

日本語訳:「どのくらいの人数が来ますか?」

3. 얼마나 더 기다려야 하나요?

日本語訳:「どれぐらい待たなければなりませんか?」

「얼마나」は日本語で「どのぐらい」や「どれくらい」などと訳されます。量や程度、距離、時間などを問う場合に使われ、相手に具体的な数値や範囲を教えてもらうための表現です。数えられるものや計測可能なものについて、その大きさや多さ、長さ等を問う際に使用します。「どのくらい」または「どれほど」の程度を問うときも"얼마나"を使います。たとえば、「얼마나 걸릴까요?」(どのくらいかかりますか?)であれば、時間を問う文です。

어떻게

1. 어떻게 그럴 수 있어요?

日本語訳:「どうしてそんなことができるのですか?」

2. 어떻게 여기까지 왔어요?

日本語訳:「どうやってここまで来たのですか?」

3. 어떻게 이 단어를 발음합니까?

日本語訳:「この単語はどのように発音しますか?」

「어떻게」は韓国語で「どのように」や「どうやって」を意味し、日本語の「何」にあたります。これは行動や状況の実行方法、実行手段、理由、態度等を問うことができます。また、驚きや否認の感情を表す際にも使われます。そのため、日本語の「どうして」や「どのように」といった意味合いも持ちます。ある事象や状況について、他の人がどのような手段や方法、順序で行ったのか、あるいはどのようにしてそうなったのかを知りたいときに使います。

얼마

1. 이것은 얼마입니까?

日本語訳:「これはいくらですか?」

2. 후배가 얼마나 많은 시간을 투자했는지 알 수 있나요?

日本語訳:「後輩がどれくらいの時間を投資したのかわかりますか?」

3. 그 영화를 얼마나 많이 봤습니까?

日本語訳:「その映画をどれくらいたくさん見ましたか?」

韓国語の「얼마」は日本語の「いくら」や「どれほど」に相当します。価格や金額について問うときに使われる事が多いですが、数量や程度、頻度などを問うときにも広く使われます。また、「얼마나」の形で使えば、「どれくらい」や「どんなに」などの意味となり、程度や範囲、量を表すのに使われます。つまり、「얼마」は文脈によりさまざまなニュアンスを表し、非常に使い勝手の良い語彙です。主に疑問文で使われますが、答えの文でも使うことができます。

어디

1. 지금 어디에 있나요?

日本語訳:「今、どこにいますか?」

2. 내가 잃어버릴 수 없는 친구는 어디에 살고 있어요?

日本語訳:「私が失うことができない友達はどこに住んでいますか?」

3. 저녁을 먹기 위해 어디에 갈까요?

日本語訳:「夕食を食べるためにどこに行きましょうか?」

「어디」は韓国語で「どこ」を示します。場所や方向を尋ねる際に使用します。また、具体的な場所を特定するだけでなく、抽象的な場所や状況を尋ねる際にも使われます。直訳だけでなく、文脈や状況により、語義は広がります。例えば「지금 어디에 있나요?」は直訳すると「今、どこにいますか?」となりますが、「今、何をしていますか?」という意味にも取れます。同様に、「어디에 살고 있어요?」は「どこに住んでいますか?」のような具体的な場所を尋ねる意味で使われることもありますし、「どんな状況にいるのか?」という抽象的な意味でも使われます。

어떡해

1. 어떡해! 내 핸드폰을 잃어버렸어.

日本語訳:「どうしよう!私、携帯をなくしちゃった。」

2. 어떡해, 이렇게 늦게 와서 미안해.

日本語訳:「どうしよう、こんなに遅くなってごめんね。」

3. 어떡해, 시험에 떨어졌어.

日本語訳:「どうしよう、試験に落ちちゃった。」

「어떡해」は、「どうしよう」や「どうすればいいんだろう」などの「何」の意味で使われますが、厳密には「どのように行動すればいいのか」や「どのような解決策があるのか」など、次の行動に困っている心情を表現する言葉です。また、感嘆詞として使われる場合もあり、その場合は何かに驚いた時や困ったことが起きた時などに使われます。実際のコミュニケーションでは、「어떡해」を含む文が何か悩みや問題を含んでいることが多いので、対話者はそれに対する何らかの助けやアドバイスを求められていることを理解する必要があります。

韓国語で「何」を表現する際のポイントと注意点

「何」に対応する韓国語は主に「무엇(ムオッ)」「어떤(オドン)」「몇(ミョッ)」の3つがあります。具体的には、これから具体的に何を話すのか尋ねるときは「무엇」を、どのようなものを選ぶか尋ねるときや形容詞的な用途には「어떤」を、何個あるのか数を尋ねるときなどには「몇」を使います。これら3つが「何」の代わりに韓国語でどのように使われるのか具体的な例文で見てみましょう。

「何」の韓国語表現まとめ

「何」を表す際の韓国語では主に「뭐」と「몇」を使用します。「뭐」は何、どのなど、具体的なものを尋ねる際に使い、「몇」は何個、何時など数や時間を尋ねる際に使います。また、誰、どこ、どういうなど具体的な状況や人を尋ねる際の言葉もあります。