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ここでは、日本語の「お願いします」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。

「お願いします」の韓国語表現

  1. 부탁합니다 (プタクハムニダ): お願いしますという最も基本的な表現で、普段使いでもビジネスでも用いられます。
  2. 부탁해요 (プタクへヨ): 부탁합니다よりも親しみやすい表現で、友人や知り合いに使います。
  3. 제발 (ジェバル): 深くお願いしますという意味で、必死さや切実さを感じさせる。
  4. 내가 부탁하는 거야 (ネガ プタクハヌン コヤ): これが私の願いですというニュアンスで、自身の意志や要望を強く表現する時に使う。
  5. 도와주세요 (トワジュセヨ): 手伝ってください、という願いを込めた表現で、具体的な援助を求める際に使います。
  6. 가르쳐 주세요 (カルチョジュセヨ): 教えてください、という意味で、知識や情報を教えてほしいときに使います。
  7. 들어주세요 (ドゥロジュセヨ): 聞いてください、という意味で、自分の話を聞いてほしいときに使います。
  8. 맡겨주세요 (マトケジュセヨ): 任せてください、という意味で、自分に何かを任せてほしいときに使います。
  9. 다시 한번 해주세요 (タシ ハノン ヘジュセヨ): もう一度やってください、という意味で、何かをもう一度やってほしいときに使います。

부탁합니다

1. 내일 회의 자료 좀 준비해 주시겠어요? 부탁합니다.

日本語訳:「明日の会議の資料、ちょっと準備していただけますか?お願いします。」

2. 이 문제를 해결해 주실 수 있으신가요? 부탁합니다.

日本語訳:「この問題、解決していただけますか?お願いします。」

3. 직접 가보지 못해서요. 자세한 정보를 알려주실 수 있을까요? 부탁합니다.

日本語訳:「直接行かないので、詳しい情報を教えていただけますか?お願いします。」

「부탁합니다」は韓国語で「お願いします」という意味を持つ表現です。直訳すると「頼みます」となりますが、日本人が使用する「お願いします」という表現のニュアンスに近いです。質問をしたり、何かを頼む際、または相手に対する敬意を表すときに使うことが多いです。「부탁합니다」を使うときは、誰かに何かを頼んで、その人に感謝の意を表します。話す相手に対する敬意を示すため、丁寧さや適切な距離感を保つために使用されます。

부탁해요

1. 나중에 시간이 좋을 때 연락 좀 부탁해요.

日本語訳:「後で時間がいいときに、連絡してください。」

2. 가능하면 내일까지 이 보고서를 확인하고 피드백 부탁해요.

日本語訳:「できれば明日までにこのレポートを確認して、フィードバックしてください。」

3. 제가 선물을 받았는데, 이걸 다시 포장해줄 수 있을까요? 부탁해요.

日本語訳:「私がプレゼントをもらったのですが、これをもう一度包装していただけますか?お願いします。」

「부탁해요」は日本語の「お願いします」に該当する表現で、相手に何かを依頼するときや頼む気持ちを伝えるときによく使います。具体的には、何かを頼むとき、依頼するとき、頼みに出るときなど、要望を伝えたり、助けを求めたりする際に「부탁해요」を使います。この表現は、日本語の「お願いします」のように、対等な関係や上下関係に関係なく使える表現で、韓国人が日常的によく使うフレーズであり、親しい間柄であればよりカジュアルに「부탁」だけでも使うことがあります。

제발

1. 제발 저를 도와주세요.

日本語訳:「どうか私を助けてください。」

2. 제발 이 일만 성공하게 해주세요.

日本語訳:「何とかこの仕事だけは成功させてください。」

3. 제발 그만해요.

日本語訳:「もうやめてください。」

「제발」は韓国語で「お願いします」という意味を表しますが、ただの「お願い」ではなく強く願うというニュアンスが含まれます。特に、困難な状況や困った状況で使われ、相手に直訴的に願いを訴えるときによく用いられます。また、自分の願いや要求を強調したいときにも「제발」を使います。一方で、「제발」には少し強要的なニュアンスも含まれ、言葉によっては相手を圧迫するかもしれません。そのため、使う状況や相手をよく考えて使用しなければならない言葉です。

내가 부탁하는 거야

「내가 부탁하는 거야」は韓国語で「私がお願いするんだ」という意味です。これは、自分が直接何かを依頼またはお願いするという状況を示す際に使用される表現です。以下に「내가 부탁하는 거야」を使用した例文とその日本語訳を3つ挙げます。

  1. 이 일을 내가 부탁하는 거야, 도와줄 수 있어?
    日本語訳:この仕事は私がお願いするんだけど、手伝ってくれる?
  2. 이것 좀 전달해 줘, 내가 부탁하는 거야.
    日本語訳:これを伝えてくれない?私がお願いするんだ。
  3. 그 문제에 대해 조사해봐, 내가 부탁하는 거야.
    日本語訳:その問題について調べてみて、私がお願いするから。

「내가 부탁하는 거야」は「お願いします」というニュアンスを含みますが、より個人的で強い要求の意味があります。「お願いします」は一般的な依頼や頼み事を伝える際に使われる礼儀正しい表現ですが、「내가 부탁하는 거야」は自分自身が何かを特別に依頼していることを強調しています。この表現を使うことで、依頼する事項の重要性や、それに対する個人的な関与を示すことができます。また、友人や同僚に対する直接的な頼みごとにも適しています。

도와주세요

1. 제발 도와주세요. 저를 구해내 주십시오.

日本語訳: 「お願いします。私を助けてください。」

2. 도와주세요. 이 문제를 해결할 수 없습니다.

日本語訳:「助けてください。この問題を解決することができません。」

3. 빨리 도와주세요. 시간이 거의 없습니다.

日本語訳:「急いで助けてください。時間がほとんどありません。」

「도와주세요」は直訳すると「助けてください」となりますが、その使用法は単に助けを求めるだけでなく、「お願いします」のニュアンスも含むため、日本語の「お願いします」に比較的近いです。助けを必要とする状況や、何かを頼む際、相手に協力を求めるときなど、さまざまな文脈で使用されます。また、「도와주세요」は敬語表現であり、一般的に敬意を表すときや、相手を尊重するときに使ったり、公的な場面やフォーマルな状況でよく使われます。

가르쳐

1. 한국어를 가르쳐 주세요.

日本語訳:「韓国語を教えてください。」

2. 아이들에게 매너를 가르쳐야 합니다.

日本語訳:「子供たちにマナーを教えるべきです。」

3. 그녀가 바이올린을 가르쳐 주었습니다.

日本語訳:「彼女がバイオリンを教えてくれました。」

「가르쳐」は韓国語で、「教えて」という意味を持つ動詞「가르치다」の命令形です。「가르쳐 주세요」は「教えてください」というお願いのニュアンスを表現しています。例えば、「한국어를 가르쳐 주세요」とは、「韓国語を教えてください」というお願いを表現しています。一方「가르쳐야 합니다」の「야 합니다」は「~しなければならない」という必要性や義務を示す表現で、「~を教えなければならない」という意味になり、「매너를 가르쳐야 합니다」は「マナーを教えなければならない」という意味になります。「가르쳐 주다」は「教えてくれる」という感謝の気持ちも含んでおり、「그녀가 바이올린을 가르쳐 주었습니다」は「彼女がバイオリンを教えてくれました」というニュアンスがあります。

들어주세요

1. 진짜 힘들어요. 제 말 좀 들어주세요.

日本語訳:「本当につらいです。私の話を聞いてください。」

2. 이 음악 좀 들어주세요. 마음에 들 거예요.

日本語訳:「この音楽を聞いてください。きっと気に入ると思います。」

3. 이 아이의 말을 들어주세요. 정말로 중요한 말이에요.

日本語訳:「この子の言葉を聞いてください。本当に重要なことを言っています。」

「들어주세요」は、相手に対して何かを「聞いてほしい」、「受け入れてほしい」という要求や要請を表現する際に使われる韓国語の表現です。「お願いします」という意味があり、具体的な語句や物事を相手に理解、承認、または受け入れてもらうことを願う意味合いがあります。「들어주세요」の直訳は「聞いてください」となりますが、文字通りに物理的な音を聞くだけでなく、意見や提案などを理解し、その内容を受け入れるという意味も含まれます。したがって、話し手が何かを語るとき、聞き手に対して理解や同情を求めたり、自身の考えや意見を受け入れてもらいたいときに使われます。

맡겨주세요

1. 그 일은 저에게 맡겨주세요.

日本語訳:「その仕事は私に任せてください。」

2. 안전하게 집에 돌아가세요, 나머지 일은 저에게 맡겨주세요.

日本語訳:「安全に家に帰ってください、残りの仕事は私に任せてください。」

3. 아이들을 저에게 맡겨주세요. 저는 가장 적합한 교육을 제공할 것입니다.

日本語訳:「子供たちを私に任せてください。私は最適な教育を提供します。」

「맡겨주세요」は、「お願いします」というニュアンスがありますが、具体的には「任せてください」、「頼んでいいですよ」などといった意味合いも含まれます。この表現は、自分がその仕事やタスクを引き受け、責任を持って遂行することを相手に約束するときによく使われます。ただし、「お願いします」の一般的な感謝の意味とは異なり、相手に何かを頼む時というより、自分が何かをうまくやるよう約束する時に使います。「맡겨주세요」を使うと、相手に対して信頼感をもたらし、自分が責任をもってその仕事を遂行するという意志を示すことができます。これはビジネスやプロジェクトなど、特定の目標達成に向けた状況でよく使われる表現です。

다시 한번 해주세요

「다시 한번 해주세요」は韓国語で「もう一度やってください」という意味です。何かを再度実行するように依頼する際に使用される表現です。以下に「다시 한번 해주세요」を使用した例文とその日本語訳を3つ挙げます。

  1. 설명을 잘 이해하지 못했어요, 다시 한번 해주세요.
    日本語訳:説明をよく理解できませんでした、もう一度やってください。
  2. 그 부분을 다시 한번 해주세요, 주의 깊게 듣고 싶어요.
    日本語訳:その部分をもう一度やってください、注意深く聞きたいです。
  3. 발음이 조금 어려워요, 다시 한번 해주세요.
    日本語訳:発音が少し難しいです、もう一度やってください。

「다시 한번 해주세요」は「お願いします」というニュアンスを含んでいますが、具体的な行動や動作の再実行を求める意味が強いです。「お願いします」は一般的に何かを依頼する際に使われる礼儀正しい表現ですが、「다시 한번 해주세요」は、特定の行動や説明などを再度行うことを具体的に求めています。この表現は、何かをよりよく理解したい場合や、何かをもう一度経験したい場合に適しており、依頼する側の関心や必要性を示しています。

韓国語で「お願いします」を表現する際のポイントと注意点

「お願いします」に相当する韓国語表現には「부탁합니다」、「주세요」などがあります。「부탁합니다」は直訳すると「お願いします」になりますが、依頼や頼み事をする際に利用されます。「教えてください」などの文脈では「가르쳐 주세요」と表現します。

「부탁드립니다」は、より丁寧な依頼文で、依頼を強調します。例文: 저에게 좋은 아이디어를 많이 부탁드립니다。 (私に良いアイデアをたくさんお願いします)

「주세요」は、「くれください」の意味で、物を要求する文脈で使用されます。「커피 한 잔 주세요」は「コーヒー一杯ください」となります。

韓国語では、話す相手や状況により敬語表現を使い分けることが大切です。上記のフレーズを使用する際は、相手や状況を考慮し適切な表現を選んでください。

「お願いします」の韓国語表現まとめ

「お願いします」を韓国語で表現する際は、「부탁합니다」を使用します。相手に何かを頼む時や感謝の意を伝える時にこの表現を使います。また、「제발」は「どうか」や「お願い」という意味で、切実なお願いや願い事を伝えるのに用いられます。