(3)です。
まずはじめに、CL2 HCL は共有結合しているのになぜイオン結合のNACLより沸点が低いのか疑問で調べているうちに、共有結合しているのは原子同士であって分子同士は分子間力で繋がっていることがわかりました。
ということは、沸点を考えるときは原子同士ではなく分子同士の結合を考えるということなのでしょうか?でも、そう考えると、共有結合は原子間に生じるものなので、沸点とは無関係ということになってしまいます。
詳しく教えていただけると嬉しいです。
ベストアンサー
共有結合によって多くの原子が結び付いたもの、例えばダイヤモンドなどは、それ自体巨大な分子としてみなせるので沸点が高くなります。それに対して、塩素(分子)は、分子内部に共有結合は有しておりますが、ガスになる際は分子として振る舞うので、分子同士の結合(ファンデルワールス力など)により、沸点が決定されます。
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そのほかの回答(1件)
沸点について考える時は、その物質を構成する粒子間に働く力の大きさを考えます。この問題の場合、Cl2とHClは分子結晶なので分子間力が粒子間に働き、NaClはイオン結晶なのでクーロン力が粒子間に働きます。そして、分子間力よりもクーロン力の方が強いため、NaClの沸点が最も高いと考えられます。
また、共有結合というのは原子間に働き分子を構成するものなので、分子結晶の沸点とは関係ありません。(分子結晶を構成するのは原子ではなく分子なので)
因みに、共有結晶(ダイヤモンドや二酸化ケイ素など)の沸点は、物質を構成する粒子が原子であり、その間には共有結合が働くので、非常に高くなります。