東進ハイスクールと東進衛星予備校の違いは?それぞれの魅力やおすすめの人まで徹底比較
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「東進ハイスクールと東進衛星予備校って違いはあるの?」
「東進ハイスクールに入りたいけど、悪い評判はないか気になる」
どの予備校に入ろうか悩んでいる方の中には、東進ハイスクール、東進衛星予備校を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、東進ハイスクールと東進衛星予備校はどのような違いがあるのかわからず、どっちに入ればよいのか迷ってしまう方もいるでしょう。
そこで、今回は東進ハイスクールと東進衛星予備校の違いについて、それぞれの特徴、料金の違い、メリット・デメリットとその理由などを徹底解説します。
東進ハイスクールや東進衛星予備校を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
東進ハイスクールと衛星予備校の違いについてざっくり説明すると
- 東進ハイスクールは株式会社ナガセが直営している予備校
- 東進衛星予備校はフランチャイズ契約で他の母体が運営する予備校
- 東進ハイスクールと東進衛星予備校は同じ映像授業で学習するため、授業のクオリティに違いはない
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東進ハイスクールと衛星予備校の違い
出典:東進ハイスクール公式サイト
まず、東進ハイスクールとはどのような塾なのか、また東進衛星予備校は東進ハイスクールとどのような違いがあるのか、解説していきます。
経営母体は株式会社ナガセ
東進ハイスクールと東進衛星予備校は正確には違う予備校です。
東進ハイスクールは株式会社ナガセが経営している予備校ですが、東進衛星予備校は株式会社ナガセの経営ではありません。
しかし、東進ハイスクール、東進衛星予備校ともに株式会社ナガセが作成した同じ映像授業を使用しています。そのため、映像授業などのサービスは同じです。
ただ、東進ハイスクールと東進衛星予備校は予備校としては違うものです。その違いについて以下に詳しく解説していきます。
東進ハイスクールは直営の予備校
先ほど述べたように、東進ハイスクールは株式会社ナガセが運営している直営の予備校です。
東進ハイスクールは現役生の東京大学、京都大学の合格実績で日本一の実績を誇っている予備校です。東京大学、京都大学の他にも数々の難関国立・私立大への豊富な合格実績を誇っています。
そのため知名度が高い予備校ではありますが、校舎数はあまり多くありません。
ただ、直営の予備校であることにより、映像授業を受けやすい環境が整っています。
東進衛星予備校はフランチャイズ契約を結んでいる
東進衛星予備校は株式会社ナガセとフランチャイズ契約を結んでる予備校であり、経営は株式会社ナガセではありません。
東進衛星予備校はさまざまな企業が経営しており、経営母体によって経営方針が異なります。
そのため、同じ東進衛星予備校でも、経営している企業が違えば教室の雰囲気が違うこともあります。
東進衛星予備校に通いたい場合は、複数の教室を見学してみることがおすすめです。
東進衛星予備校の評判が悪いと言われる理由
東進衛星予備校は好意的でない評判が多少ありますが、その理由は一部の校舎での実力差にあります。
フランチャイズ契約を結んでいる企業の経営に差があるため、校舎のサポーターの質にも差が出てしまうことがあります。
ただ、好ましくない評判は一部の校舎だけなので、評判が良い校舎を選べれば問題ありません。
東進衛星予備校のこの問題については、あとで述べる「東進ハイスクールと衛星予備校のデメリット」の章でも詳しく解説します。
東進ハイスクールと衛星予備校の特徴を紹介
ここからは、東進ハイスクールと東進衛星予備校それぞれの特徴を詳しくご紹介します。
東進ハイスクールならではの魅力
東進ハイスクールは株式会社ナガセが直営しているため、学習環境などのクオリティが保証されているのがメリットです。
東進ハイスクールは有名講師による授業が非常にレベルが高いことで知られており、その他にもITを駆使した学習管理、高レベルな模試など充実した学習環境が整っています。
また、校舎によっては他の校舎の生徒の進捗状況について張り紙がしてあるなど、生徒のモチベーションアップに繋がる工夫が駆使されており、受験に最適な環境のもと受験勉強に励むことができます。
東進衛星予備校ならではの魅力
東進衛星予備校は、株式会社ナガセの直営予備校ではなく、フランチャイズ契約を結んだ企業によって経営されている予備校です。
東進衛星予備校のメリットは、とにかく自由度が高いことです。
フランチャイズであるため、運営元である株式会社ナガセとの距離があることから、校舎を経営する企業の運営方針が反映され、自由な校風になっているケースがあります。
そのため、東進ハイスクールの雰囲気が自分に合っていないと感じても、東進衛星予備校なら通いやすい場合もあります。
このように、運営母体によって経営方針が異なるため、入塾を検討している場合は、東進ハイスクール、東進衛星予備校に両方行ってみて、雰囲気が自分に合っているか確かめることがおすすめです。
東進ハイスクールと衛星予備校のデメリット
東進ハイスクールと東進衛星予備校には、デメリットとなる点はあるのでしょうか。
東進ハイスクールのデメリット
東進ハイスクールは校舎数が少ない予備校であり、人口の多い都市や主要駅周辺に校舎が集中しています。
そのため、郊外在住の生徒は通いにくいのが難点です。また、地方によっては校舎自体がない場合もあります。
東進ハイスクールでは、規則が厳しい校舎もあります。例えば、予約した時間に塾に到着できず時間通りに受講を始められなかった場合、もう一度受講するには追加料金が必要である校舎もあります。
生徒数が多い校舎は、規則が厳しい傾向にあることは把握しておいた方がよいでしょう。
東進衛星予備校のデメリット
東進衛星予備校のデメリットは、校舎の設備充実度チューターの実力にバラつきがあることです。
フランチャイズ契約を結んでいる母体企業の経営が苦しい場合、その企業が運営する校舎にもそれが反映されてしまう傾向にあります。 チューターの学力レベルが都心のレベルの高い校舎よりも低いことや、設備が相対的に見て綺麗ではなかったりするケースがあるようです。
校舎の雰囲気は直接見てみないとわからないことですので、東進衛星予備校を検討している人は、体験授業を受けてみて、各校舎の雰囲気をチェックしてみることがおすすめです。
東進ハイスクールと衛星予備校の料金について
東進ハイスクールと東進衛星予備校では、料金の違いはあるのでしょうか。両者の料金体系を比較してみましょう。
(料金・制度に関しては執筆時の情報を参考にしております。最新情報については公式サイトより確認頂くようお願いします。)
料金体系はどちらも変わらない
東進ハイスクールと東進衛星予備校の料金体系は同じです。基本的な料金を以下にまとめました。
項目 | 料金 | 支払い必須 |
---|---|---|
入学金 | 33,000円 | 必須 |
担任指導費 | 33,000円 | 必須 |
模試費用 | 12,650~29,700円 | 必須 |
通常講座(90分×20コマ) | 77,000円/年 | ー |
理科基礎(90分×15回) | 57,750円 | ー |
講習(90分×10コマ) | 38,500円/年 | ー |
講習(90分×5コマ) | 19,250円/年 | ー |
大学入学共通テスト対策 | 77,000円/年 | ー |
高速基礎マスター | 77,000円/年 | ー |
志望校合格コース | 約30万/年 | ー |
過去問演習講座 | 約9万/年 | ー |
※費用は全て税込み
全ての料金を合算した平均の受講額の目安は1,350,000円~2,050,000円です。
(費用はあくまで自社調べでの算出になりますので、参考までにして頂くようお願いします。)
なお、入塾した人は講座を10コマ以上受講することが義務付けられています。
そのため、事前に授業料を算出したい場合、講座を10コマ以上受講する設定で計算する必要があります。
衛星予備校には特待生制度がある場合も
東進衛星予備校は、合格実績を多数出せるように各母体で運営方針を独自に決定しています。
そのため、優秀な生徒を歓迎しようと特待生制度を設けているところもあります。
東進衛星予備校がフランチャイズであることから、生徒に対する待遇についてもある程度の自由度があるためです。
このような独自の制度は各校舎では公開していないことが多いため、東進衛星予備校独自の制度を利用してなるべく費用を抑えて入塾したい場合、直接校舎を見学して質問するしかありません。
いくつかの東進衛星予備校に体験授業を受けに行き、その校舎の制度について直接調べることをおすすめします。
東進の費用を他社と比べてみると
東進の料金設定は割高だと言われがちですが、実際はどうなのでしょうか。他の有名予備校と料金を比較してみましょう。
なお、東進は講座の選び方がさまざまあるため、料金は一般的な講座を選んでいる生徒の場合を基準にしています。
他社の有名予備校の料金と比較
東進ハイスクール、河合塾、駿台の3校では、どのくらい料金の違いがあるのでしょうか。
私立文系を志望する生徒がそれぞれの予備校に通った場合、年間でかかる費用を比べてみましょう。
(費用はあくまで自社調べでの算出になりますので、参考までにして頂くようお願いします。)
予備校名 | 年間 |
---|---|
東進ハイスクール | 45万 |
河合塾 | 60万 |
駿台 | 75万 |
※全て税込み、入学金なども含む
このように、一般的な講座を選んでいる場合、東進ハイスクールは河合塾よりも15万円、駿台よりは30万円も安い費用で済みます。
東進ハイスクールは、大手予備校の中では最も費用が安い部類に入ると言えます。
しかし、この費用の例は一般的な講座を受講している生徒の例です。
志望校のレベルによっては受講する講座数が増えるなどするため、例に出ている一般的な額よりも料金が高くなる場合もありますで、その点には注意が必要です。
一方、駿台はこの3つの予備校の中で料金が一番高くなっています。駿台は料金相場が高い理系の受験がメインの予備校であるため、授業料が少し高いという特徴があります。
駿台の料金体系について詳しくはこちら
河合塾の料金体系について詳しくはこちら
東進を上手に活用するポイント
東進はさまざまなキャンペーンを行っているため、上手に活用してお得に東進を利用しましょう。
東進のキャンペーンを活用するコツをご紹介します。
(料金・制度に関しては執筆時の情報を参考にしております。最新情報については公式サイトより確認頂くようお願いします。)
無料招待講習でお得に始められる
東進ハイスクールは、時期によって3講座無料招待のキャンペーンを行っています。これは、東進生でない人が無料で東進の講座を3講座受けられるというものです。
しかし、この講座は無料招待用の簡易的な講座であり、東進生が受ける20コマで7万円の通常の講座ではない点には注意が必要です。
この3講座無料キャンペーンは簡易的な講座であるため、講座内容を吟味するというより、映像授業が自分に合っているか確認するために利用するのがよいでしょう。
このキャンペーンを体験して東進の映像授業がどのようなものかわかり東進に入塾したいと思ったら、すぐに通常の講座に申し込んでさっそく受講を始めることをおすすめします。
長期休みには無料講習を利用しよう
春休み、夏休み、冬休みなどの長期休みには、無料で体験授業が受けられる無料招待講習があります。
先ほどご紹介した無料招待キャンペーンと内容は基本的には同じですが、こちらの長期休み中に行われる無料招待講習を受けると、入会金の免除などの特典があります。
長期休みに入塾を検討している人は、こちらの無料招待講習の利用するとお得に入塾できるためおすすめです。
浪人生用のコースもある
東進ハイスクールは現役生に特化した予備校ですが、浪人生用のコースもあります。
しかし、通学するタイプのコースは一部の校舎にしかなく、浪人生用のコースがある校舎数もかなり少ない点には注意が必要です。
浪人生用のコースがある校舎は、
- 新宿校
- 北千住校
- 町田校
- 横浜校
- 柏校
- 津田沼校
- 南浦和校
- 静岡校
- 長野校
- 奈良校
こちらの10校です。なお、浪人生コースには在宅受講コースもあります。お住まいの地域から校舎に通えない場合は、資料請求をして在宅受講コースについて調べてみることをおすすめします。
東進はどんな人に向いているか
東進に限らず、予備校にはメリット・デメリットがあるため、全ての人に合う予備校はないでしょう。
そこで、東進をおすすめできる人とおすすめできない人について、理由をあげて解説していきます。
東進の利用がおすすめな人
東進では担任による学習指導や独自の学習システムにより生徒の学習をサポートしていますが、自主的に学習することも重要です。
そのため、東進は、自分なりの勉強方法がありそれに基づいて自分のペースを保ちながら学習を進めたい人に向いています。
また、東進は豊富な合格実績を誇っている予備校であり、さまざまな目標を持った生徒が集まっています。
同じレベルの志望校を目指す生徒も多数いるため、そのような同じ目標を目指す生徒たちと一緒に勉強に励みたい人にも東進は向いているでしょう。
また、東進はレベルの高い講師の授業が有名であり、対面授業の他、映像授業でも高いレベルの授業を受講することができます。高いクオリティの授業を受けたい人には東進がピッタリだと言えます。
さらに、東進は他の大手予備校に比べると授業料などの費用が安い点がメリットです。費用を抑えて予備校に通いたい人にも東進がおすすめできます。
東進の利用がおすすめ出来ない人
一方、東進がおすすめできないタイプの人もいます。
東進は映像授業を見ながら自分で学習するタイプの予備校であるため、先生が付きっ切りで指導するわけではありません。
そのため、自分一人での学習が重要になります。勉強する習慣がない人、自分一人で勉強することが苦手な人には東進は向いていません。
また、対面授業を希望し授業中に積極的に発言したい人、映像授業は受けたくない人も、東進の利用はおすすめできません。
東進ハイスクールと衛星予備校の違いについてまとめ
東進ハイスクールと衛星予備校の違いについてまとめ
- 東進ハイスクールと東進衛星予備校の料金体系に違いはない
- 東進ハイスクールは予備校の校舎が少ない点がデメリット
- 東進衛星予備校に悪い評判がつく理由は、フランチャイズ契約を結ぶ一部企業の経営状態が悪いから
東進ハイスクールは、東進ハイスクールを経営する株式会社ナガセが直営する予備校であるため、有名講師の対面授業や生徒のモチベーションアップに繋がる環境作りなどが徹底しています。
一方、東進衛星予備校はフランチャイズの予備校であるため、自由度が高く、校舎によってそれぞれ雰囲気が異なります。
しかし、映像授業は両者とも同じものを使用しているので、どちらに通っても高いレベルの授業を受けることができます。
つまり、自分に合った雰囲気の校舎であるかが入塾の決め手といってよいでしょう。
東進ハイスクールか東進衛星予備校に入塾を検討している方は、両方の授業を体験し、自分に合っている方へ入塾することをおすすめします。