【2024最新】浪人生のおすすめ予備校8選|選び方やデメリットまで徹底解説!

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「予備校・塾を活用して浪人したいけど、どれを選ぶべきかわからない・・・。」

「選び方のポイントや予備校のメリット・デメリットを知りたい!」

などとお考えの方もいらっしゃるでしょう。

浪人生は、予備校・塾を利用して受験対策を行う場合が多いです。しかし、自分に合ったところでないと、予備校・塾に通ったとしても十分な効果は得られません

予備校・塾の種類は非常に多いため、どれを選べば良いのか迷ってしまう方もいるでしょう。

そこで今回は数ある予備校・塾の中から厳選した浪人生におすすめの8種類をランキング形式で紹介します。

選び方のポイントや予備校・塾のメリット・デメリットなども併せて解説するので参考にしてください。

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浪人生の予備校の選び方

浪人生の予備校選び方

浪人生活で利用する予備校・塾は、以下で紹介するポイントを意識して選びましょう。

今回は勉強系インフルエンサーとしてみおりんカフェなどで情報発信をされているみおりん様にもお伺いしてみました。

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みおりん

わたしも浪人を経験しましたが、予備校に行くなら「自分のニーズやタイプに合ったところ」を選ぶのが大切です。

仲間を作って切磋琢磨できる大きな予備校がいい、自分の理解度に合わせてカスタマイズできるところがいい、映像授業でどんどん進められるところがいい、などなど、自分が予備校に求めるものを先に書き出してから探してみるのがおすすめです。

入念に下調べする

利用する予備校・塾を選ぶ際は、広告や公式サイトの雰囲気でなんとなく判断するのではなく、カリキュラムや学費、立地条件など、多角的な観点からの検討を重ねるべきです。

どのような予備校・塾を選ぶかによって、受験勉強の質は大きく変わってくるので、苦労を惜しまず、入念に下調べを行いましょう。

入学した後にクラスメイトの雰囲気が肌に合わなかったり、予想外に質問しづらかったりして、モチベーションが低下してしまうこともあるため、気をつけてください。

通学しやすい

先ほども少し解説しましたが、1年間通うわけなので、自宅から何時間もかかったり、何度も電車やバスを乗り継がないといけなかったりする予備校・塾は避けるべきです。

そのような場合は、通学だけでもかなり疲れてしまい、時間のロスも大きいため、良い環境とは言えません。

また距離だけでなく、立地条件にも注目しましょう。例えば、治安の悪い繁華街が近くにないかや、駅からの順路の人通りは十分かなどをチェックしてみてください。

学力と予算にマッチする

教材や授業のレベルが、自分の学力に合っているかという点も重要です。

例えば、基礎学力が不十分な生徒が、ハイレベルな授業を展開する名門予備校に通っても、授業についていくだけで精一杯で満足な成果は得られないでしょう。

また予算に合う予備校・塾を選ぶことも大切です。家庭の経済力以上のところに入ってしまうと、親に相当の負担をかけたり、バイトに勉強時間を奪われたりする可能性もあります。

高い合格実績

自分の志望大学・志望学部に関する合格実績が充実しているかも、必ず確認すべきです。

有名なところであっても、自分が行きたい大学・学部学科に合格者を輩出していないのなら、いまいち信用できません。

なお、予備校・塾ごとに、強みが異なるので、その点にも注目して選びましょう

国公立理系志望なのに、私立文系に強い予備校を選んでしまい、十分な対策ができないといったことも想定されるので気をつけてください。

実際に体験授業を受ける

複数の予備校・塾について下調べを行い、大体のあたりをつけたら、気になるところの体験授業を受けてみるのがおすすめです。

ひとくくりに予備校・塾と言っても、各社・各校で講師や生徒の雰囲気は大きく異なります。

その雰囲気が気に入らないと、いくら評判は良くてもベストとは言えないので、体験授業で実態を確かめるのが賢明です。

また体験授業だけでなく、説明会を開催する予備校・塾も多いため、資料請求や公式サイトで情報を確認の上、そちらにもぜひ参加してみてください。

学習環境が整っているか

一年間、多くの時間を過ごす場所なので、設備や立地の面で自分に合った環境かも確かめておきましょう。

例えば、自習室が個別ブース型かフリースペース型かをチェックしてみてください。

周りにゲームセンターや映画館など、誘惑されるものがないかどうかも確認しておくべきです。

そのような環境要因によって、勉強に集中できるかどうかは大きく変わって来ます。

また質問制度が整っているかも重要ですが、制度はあっても実際に質問しやすいかは分かりません。会社や校舎によっては、質問しづらい雰囲気のところもあります。

そのため、やはり体験授業などを活用し、自分の目で確かめた上で、良し悪しを判断するのが良いでしょう。

浪人生におすすめ予備校ランキング8選!

浪人生におすすめする予備校は、以下の8種類です。

ここからは、このランキングに登場する予備校・塾について、それぞれの基本情報を解説していきます。

1位:駿台予備校

駿台のロゴ

項目 駿台
特徴 浪人生・理系の生徒が多い
合格実績 超難関大学・医学部合格者が多い
対応難易度 ~最難関
校舎数 34校
費用 約90~120万
授業時間 50分
授業形態 対面授業+希望者は映像授業
講師や教材 プロ講師の本質をとらえる授業
サポート TA制度(担当講師からの無料の個別指導)や担任制
クラスメイト 生徒の学力が高い
デメリット 授業料がやや高い

第一位の駿台予備校は、東大合格者No.1の実績を持つ名門です。河合塾や代々木ゼミナールと並んで「三大予備校」に数えられる有名予備校であり、知名度・信頼度は申し分ありません。

また利用者に浪人生が多く、浪人生向けのサポートも充実しています。それもあって、今回はランキング第1位に選出しました。

駿台予備校の評価項目

駿台予備校は、東大合格者数No.1の実績を誇る有名な予備校です。

ハイレベルな浪人生にとっても定番とも言える予備校で、良質な浪人生活を送りたい方におすすめします。

上述した通り、日本の三大予備校の一つであり、文系・理系ともに、優れたカリキュラムのもとで勉強できます

駿台予備校の大きな特徴は、他の予備校に比べて、医学部医学科を含む超難関大学の合格者が多いことです。

東大や京大、早慶をはじめ、トップレベルのあらゆる大学・学部に、多数の合格者を輩出しています。

駿台に通えば、受験業界で大御所とみなされている有名講師の授業を受けられます

また一年間で基礎から応用までを網羅的に学習できるので、確実にレベルアップした上で受験本番に臨むことが可能です。

各科目の本質を捉えられる授業だと評判で、特に物理や数学、英語の授業では、大学入学以後も役立つような知識が身につきます

駿台には、中堅〜最難関レベルの大学を志望する受験生が多く集まります。入学テストも実施されることから、生徒は全員一定以上の基礎学力を備えています。

そのため、ハイレベルな勉強仲間と一緒に頑張りたい方におすすめです。自分よりも格段に勉強ができる生徒から、良い刺激を受けることもあるでしょう。

駿台の教室は綺麗で、自習室も複数のタイプが用意されています。

また講師に数十分質問ができる浪人生限定のTA制度もあり、最新の受験情報を入手することも可能です。

さらに担任によるメンタルサポートや朝のHR制度などもあるため、モチベーションや生活リズムの維持にも役立ちます。

以上より、駿台には集中して勉強できる環境がかなり整っていると言えるでしょう。

駿台予備校の口コミ・評判(一部抜粋)

私は化学を高3から本格的に勉強し始めたのですが、理論分野が苦手で春の模試では思うように点数が取れませんでした。しかし、夏期講習の山下先生の化学特講Ⅰを受けてから苦手という概念が消え、試験本番でも健闘することができました。通期の授業では岡先生が面白く授業をしてくれて化学を楽しめました。数学では米村先生、小山先生に助けられました。 駿台 合格者喜びの声 京大 理

駿台を実際に利用している人の口コミを見ると、講師の質の高さが評判でした

講師の方々の名前を具体的に挙げる生徒も多く、たくさんの駿台生が恩師と呼べる講師に出会えていることが伺えます。

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Kiyoshi

合格後も駿台卒業生と会うと、「あの先生の授業受けてた?」と会話に花が咲きます。

駿台についての詳しい評判はこちら

2位:河合塾

河合塾のロゴ

項目 河合塾
特徴 文系の生徒が多い
合格実績 私立文系合格者が多数
対応難易度 ~最難関
校舎数 31校
費用 約80~110万円
授業時間 90分
授業形態 対面授業
講師や教材 スタンダードで分かりやすい授業とテキスト
サポート フェローシステム(学習アドバイザーによる1回20分の質問制度)
クラスメイト 生徒の学力の幅が広い
デメリット 校舎での治安の差が大きい

第二位は河合塾です。

河合塾も、先ほど紹介した駿台と同じ「三大予備校」ですが、こちらは駿台に比べて門戸が広いです。

成績があまり良くない高校生から、最難関大学を志望する浪人生まで、幅広い学力・境遇の生徒が在籍しています。

駿台に準ずる合格実績の高さを誇り、特に私立文系の学生を数多く志望大学に合格させています

河合塾の評価項目

河合塾は、駿台・代ゼミとともに三代予備校と呼ばれる知名度の高い老舗の予備校です。

他の予備校に比べて、生徒の質に偏りが少なく、文系・理系を問わず、色々な学力の生徒が通っています

ただし、「理系の駿台、文系の河合塾」という言葉があるように、強いて言うなら文系向きとの見方もできます。

河合塾は名門予備校でありがながら、幅広いレベルの生徒を受け入れています。

そのため、基礎学力が十分でない方や、中堅レベルの大学を志望する方などにもおすすめです。また志望校がまだ決まっていない方にも適しています。

ただし、生徒数が多く、学力や意識の低い人間もそれなりにいるため、あまり治安や雰囲気が良くない校舎もあります

幅広い生徒を対象にしていることもあって、河合塾では、オーソドックスで分かりやすい授業が展開されています。

良い意味で無難な授業をしてくれるため、講師とのミスマッチは比較的少ないです。

予備校特有の授業より、高校の延長のようなベーシックな授業を受けたい浪人生におすすめします。

「文系の河合塾」と呼ばれるだけあって、河合塾は私立文系の合格者を例年数多く輩出しています。

特に早慶の合格実績に優れており、例えば、2020年度の早稲田大学の合格者数は5,919名です。

駿台は4,028名だったので、早稲田志望の浪人生は河合塾を第一候補としてみてください。

「机の河合塾」との異名もあり、河合塾の設備面での評判は良好です。教室は綺麗で、自習室の環境も充実しています。

また「フェローシステム」という学習支援システムが用意されていることも特徴です。このシステムでは20分間、講師にマンツーマンで質問に対応してもらえます

以上より、河合塾では授業外の学習も充実させられることから、効率的な実力アップが期待できます。

河合塾の口コミ・評判(一部抜粋)

自習教室があり、とても勉強に集中できる環境だったと息子から聞いています。実際息子は授業が終わった後も塾が閉まるまで毎日自習教室で勉強してから帰宅していました。なのでとても良かったんだと思います。

塾ナビ河合塾利用者の声

河合塾を実際に利用している方の口コミを見ると「学習環境の良さ」について高い評価を受けていることがわかります。

実際に勉強をする上では、学習環境がどれだけ整っているのかと言った部分も大事になりますので、その点で河合塾は魅力的であると言えるでしょう。

3位:四谷学院

四谷学院のロゴ

項目 四谷学院
特徴 対面と個別のダブル指導
合格実績 「ゼロから大逆転」の実例多数
対応難易度 基礎~難関
校舎数 30校
費用 約100万円~
授業時間 80分
授業形態 対面授業+個別指導
講師や教材 中一の基礎からしっかり指導
サポート 徹底した学習管理
クラスメイト 能力別でクラス編成される
デメリット 全ての講義受講で200万円近くかかる

第三位の四谷学院は、「ダブル教育」で理解力と解答力を高められることを売りにした予備校です。

浪人生が苦戦しがちな苦手分野の解消に強みを持っており、克服しきれない弱点のある方に向いています。

四谷学院の評価項目

四谷学院の特徴は、「55段階個別指導」と「科目別能力別授業」を掛け合わせた「ダブル教育」です。

自分に合った内容・レベルの個別指導と集団授業を受け、志望校合格に必要な基礎力から、確実に身につけていけます。

浪人生は基礎固めが不十分な場合も多く、勉強を基礎から見つけ直し、逆転合格を狙いたい方におすすめです。

四谷学院の55段階教育では、大学受験で必要な知識とテクニックを、55段階のスモールステップで、効率よく学べます

この段階的な学習は、志望校のレベルに関わらず、中学1年生レベルの基礎内容からスタートします。そのため、根本からじっくり勉強し、着実に力をつけることが可能です。

55段階個別指導では、生徒が解いた問題を講師がその場でチェックし、わからなかった箇所を中心にマンツーマン指導が行われます。

また集団授業のクラスは、能力別に編成されるので、自分に合った内容・レベルの授業を受けることができます。

この予備校は総じて苦手克服のための指導を得意としており、弱点科目を持つ浪人生からも好評です。

ダブル教育を売りにした四谷学院は、授業は好評ですが、テキストの評判はあまり良くありません

解説が簡易的すぎて分かりづらく、予習・復習が大変というネガティブな意見が聞かれます。

そのため、順調に成果を上げるには、テキストでわからない部分を、個別指導で積極的に質問する必要があるでしょう。

CMでも宣伝されていますが、四谷学院は東大や京大をはじめとする難関大学に、数多くの利用者を合格させています。

また中堅大学の志望者や勉強が苦手な生徒にも手厚いサポートをしてくれることから、様々なレベル・目標を持った浪人生におすすめです。

四谷学院の口コミ・評判(一部抜粋)

現役時は理系科目に穴が多く思うように伸びませんでした。四谷学院で基礎から学んだのが伸びた理由、東大模試の判定もEからAに。先生方の丁寧なご指導のおかげで合格できました。

四谷学院公式HPより

授業と55段階で豊富な量の良問を演習できたことで実力がついたと思います。Dだった京大模試の判定は夏にBに。本番でも自信をもって解答でき、あとは合格を待つだけでした。

四谷学院公式HPより

実際の利用者の口コミを見ると、現役時と比べて大幅に得点アップしたという方の声が多く見られます。

四谷学院ならではの55段階により、着実に基礎から成績を向上できることがこの実際の利用者の声から伺えます。

4位:代々木ゼミナール

代々木ゼミナール

項目 代々木ゼミナール
特徴 有名な講師が集まる
合格実績 中堅~難関校が多め
対応難易度 ~最難関
校舎数 6校
費用 約80~120万円
授業時間 90分
授業形態 対面授業+希望者は映像授業
講師や教材 カリキュラムが充実
サポート スカラシップ制度や質問制度が充実
クラスメイト 人数が少なく質問しやすい
デメリット 経営縮小による校舎数減少

第四位の代々木ゼミナールは、理解しやすい授業を行う講師陣や、入試傾向が正確に反映されたオリジナルテキストの評判が良い予備校です。

三大予備校のうちの一つであり、知名度や信頼度が高いという魅力もあります。

代々木ゼミナールの評価項目

代々木ゼミナールは、駿台・河合塾と並び称される三大予備校のひとつです。

60年以上の歴史を持つ老舗で、講師や授業の質が高いことから、安定した人気を誇っています。

また帰国子女コースがあるなど、多様な境遇の生徒を受け入れていることでも知られています。

「講師の代ゼミ」と言われるほど、代々木ゼミナールの講師陣はレベルが高いです。特に英語・国語・地歴の文系3科目に関しては、人気講師が多くて好評を集めています。

また浪人生もたくさん通うことから、浪人生の指導に長けた先生も多数在籍しています。

代ゼミで用いられるオリジナルテキストは、入試傾向が正確に反映されていることなどから人気です。

老舗の予備校である代ゼミは、長年の指導で蓄積した豊富なデータを持っており、それを活かして良質なテキストを作っています。

なお、テキストは毎年更新されるため、最新の出題傾向に対応することが可能です。

代ゼミは年間2,000以上の豊富な講座を開講しているため、生徒は自分のレベルや目的に適した講座を選択できます

また浪人生は「大学受験科」に在籍しますが、こちらでは各志望校に特化したカリキュラムで勉強できます。

例えば、慶應志望なら「オリジナルカリキュラム【私立理系】」や「早慶文系」などを受講することが可能です。

このように様々な志望校に関して、合格に必要な講座が集約されたカリキュラム・コースがあるので、万全の志望校対策ができます。

代ゼミは2015年前後から経営規模の縮小に踏み切っており、現在直営校は全国に6校しかありません

校舎数が少ないので、通いたくても通えない浪人生も多いです。

またセンターリサーチも廃止されてしまったので、三大予備校の中では存在感が薄くなっています。

なお、地方在住の方で、どうしても代ゼミを利用したい場合は、「代ゼミサテライン予備校」の利用を検討してみてください

こちらは質の高い映像授業で学べる代ゼミの関連サービスで、校舎は全国に500以上あります。

代々木ゼミナールの口コミ・評判(一部抜粋)

講師の代ゼミと呼ばれるだけあって、授業が素晴らしい。授業範囲の理解が大きな力となったことは言うまでもないが、難所を手っ取り早く理解できたことで他範囲に自学の時間を作ることができたことが一番合格へとつながった。

代々木ゼミナール公式HPより

1学期は映像授業でしたが、映像でも代ゼミに入るきっかけになった講師の先生のすばらしい授業を受けられて良かったです。また対面授業でも最も必要なことに焦点を当てた授業をしてくださって本当にためになりました。

代々木ゼミナール公式HPより

実際の利用者の口コミを見ると、「講師の評判の高さ」が非常に伺えます。

入校の決め手は講師だったという人も多く、予備校選びの際にはぜひ参考にしてください。

5位:東進

東進のロゴ

項目 東進
特徴 映像授業が人気
合格実績 現役難関合格生が多数
対応難易度 ~最難関
校舎数 1000校以上(東進衛星予備校含)
費用 約80~120万
授業時間 90分
授業形態 映像授業
講師や教材 質の高い映像授業を提供
サポート 過去問講座が人気
クラスメイト 文武両道の生徒が多い
デメリット 校舎のレベルが地域差大

第五位の東進は、日本でトップクラスの精鋭講師による映像授業が視聴できる人気の予備校です。

47都道府県に1,000以上の校舎があり、都市圏の方でも地方の方でも利用できます

現役生の合格実績が非常に高いことを強みにしていますが、浪人生用の講座も用意されています。

東進の評価項目

東進の校舎は、東進ハイスクールと東進衛星予備校を併せて全国に1,000以上あり、都市圏在住でなくても、良質な授業を受けられます

映像授業の視聴を中心に勉強する予備校であり、自分のペースで勉強できることが魅力です。

スケジュール管理やモチベーション管理が得意な浪人生なら、高い学習効果を期待できます。

また自習室の利用やチューターによる質問対応のサポートもあるため、自学自習を充実させたい方にも適しています。

東進の講義動画は、非常に良質であると評判です。現代文の林修先生をはじめとする有名講師のわかりやすくて面白い授業を、全国各地から視聴できます。

また映像授業なので、講師と直接やりとりをする対面授業に比べると、ミスマッチの可能性も低いです。

ランキング1〜4位までの予備校は、全て対面授業を主体としているので、映像授業での学習を希望する浪人生は、東進を第一候補にしてみてください。

東進の過去問演習講座では、難関大学の過去問について解説する動画を視聴でき、尚且つ自分が解いた過去問の採点・添削もしてもらえます。

東進では数多くの講座が開講されていますが、この講座は特に人気が高いです。

なお、東進は2004年以降の生徒の学習履歴に関するデータや、10万問以上の演習問題のデータベースを有しています。

過去問演習講座は、そうした情報を搭載したAIが、各生徒に最適な問題を提案してくれます。

自分に合った仕方で過去問演習ができるので、効率的・効果的な志望校対策がしたい浪人生におすすめです。

東進は現役合格の実績に強みを持つ予備校ですが、浪人生を対象にした高卒本科コースも展開しています。

東進ハイスクール、東進衛星予備校ともに、浪人生でも受講できるので、質の高い映像授業で勉強したい方は、前向きに利用を検討してみてください。

東進の料金は標準的と言われていますが、実際の利用者からは、費用に関するネガティブな意見も聞かれます。

例えば、「夏期講習で多くの講座を取らされて、想定より高くなった」「志望校のレベルが上がるほど、授業料が高くなっていく」といった口コミがあります。

校舎のスタッフの言いなりに講座を選択すると、料金が高額になりがちなので気をつけましょう。

東進の口コミ・評判(一部抜粋)

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矢野雄己

現役生の頃に東進を受講していました。

東進は映像授業なのが強みです。田舎の自宅からでも、有名講師の授業を受講することができたのが非常に良かったです。

オンラインなので自宅から好きな時間に受講できたのも良かったと感じています。

東進を利用している方の口コミを見ると「映像授業がメインなので自宅で受講できるのが良い」という声が多く見られました。

東進ハイスクールの評判について詳細はこちら

\カリスマ講師が多数在籍!/

6位 武田塾

武田塾のロゴ

武田塾は、各自の自学自習のクオリティを上げることで、学力アップを目指す塾です。「(集団)授業をしない予備校」として知られています。

個別指導で、それぞれの生徒に合った学習方法が提案されるので、自分に適した仕方で効率よく実力を高められます。

学力によっては、基礎から始めることもできるため、勉強に自信がなかったり、学習習慣が身に付いていなかったりする浪人生にもおすすめです。

授業よりもハイペースで勉強を進められる

武田塾では、各自のレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧に仕上げるという勉強法が採用されています。

そのため、授業を聞くよりも、速いペースで学習を進めることが可能です。

武田塾の公式サイトには、英文法の場合、参考書を使えば授業の8倍の速度で勉強を進められると言及されています。

7位  明光義塾

明光義塾のロゴ

CMも放送されている有名な個別指導塾である明光義塾には、浪人生でも通うことができます。

自分に適した内容・レベルのマンツーマン指導を受けられることから、過去に集団授業で挫折した経験のある浪人生におすすめです。

また授業中に好きなだけ質問できるので、わからないことを積極的に聞くことによって、理解を深めていきたい方にも向いています。

映像授業も使って勉強できる

明光義塾では、「MEIKO MUSE」という映像学習のサービスが用意されており、個別指導と映像授業の両方を使って大学受験対策を進められます

自分のペースで受けられる映像授業のほうが、対面授業よりも効率的にインプットができるので、基礎知識のおさらいから始めたい浪人生などにおすすめです。

8位 栄光ゼミナール

栄光ゼミナールのロゴ

栄光ゼミナールの大学受験ナビオでは、個別指導・少人数制のグループ指導・映像指導の中から、好みの受講形態を選んで学習できます。

志望校別・学力別の対策で、東大や早慶上智、MARCHなどを目指すことが可能です。

ただし、こちらは現役生を主な対象としており、浪人生向けのカリキュラムはありません。浪人生を受け入れてくれるかは、志望校のレベルなどによって異なるので、興味のある方は最寄りの校舎に確認してみてください。

授業でiPadが活用される

栄光ゼミナールの授業には、「CATS@Home(キャッツ・アット・ホーム)」というiPadを活用する学習コンテンツが導入されています。

これを使えば、苦手単元の学習プリントを作ったり、おさらいしたい分野の映像授業を視聴したりすることが可能です。よって弱点分野の効率的な対策に役立ちます。

浪人生におすすめの予備校TOP5比較一覧表

予備校名 特徴 費用 サポート体制 デメリット
駿台 浪人生・理系の生徒が多い 90~120万円 快適な自習室やTA制度 費用がやや高め
河合塾 文系の生徒が多い 約80~110万円 学習アドバイザーによる1回20分の質問対応 校舎によっては治安や雰囲気が悪いことも
四谷学院 「55段階個別指導」と「科目別能力別授業」のダブル教育 約100万円~ 各自に合わせた徹底的な学習管理 全講義を受講するとかなり費用がかさむ
代々木ゼミナール 講師やオリジナルテキストが評判 約80~120万円 スカラシップ制度や質問対応など 通える校舎の数が極端に少ない
東進 一流講師による映像授業を全国各地の校舎で視聴できる 約80~120万 担任・チューターによる質問対応や学習管理 衛星予備校はサポートの質が校舎によってまちまち

おすすめの浪人生の予備校合格実績比較表

<2020年度合格実績>

予備校名 東大 京大 一橋 東工大 国公立医学部 私立医学部 早稲田 慶應 旧帝大
駿台 1,373名 1,473名 344名 385名 1,905名 2,824名 4,028名 3,019名 3,201名
河合塾 1,313名 1,329名 332名 227名 1,493名 2,155名 5,919名 3,235名 3,644名
東進 816名 461名 193名 174名 920名 671名 3,201名 1,992名 2,224名

※東進は現役合格実績

今回紹介したランキングの上位5社のうち、合格者数を公表しているのは上記の3社です。

四谷学院は合格者数こそ明らかにしていませんが、公式サイトには多数の合格体験記が顔写真付きで公開されているため、信頼度は申し分ありません。

また代々木ゼミナールに関しても、東大や京大をはじめとする様々な大学に合格した利用者の声が、HPに数多く載せられています。よってこちらの信頼度も十分に高いです。

浪人で予備校・塾を利用するメリット・デメリット

まずは浪人生が予備校・塾を利用することのメリットを紹介します。

デメリットも同時にお伝えするので、ご自身に予備校・塾が合っているかを検討してみてください。

予備校・塾利用のメリット

浪人生が予備校・塾を利用するメリットは以下の5点です。

ここからは各項目の詳細を解説していきます。

整った学習環境で効率よく勉強

予備校・塾を利用する大きなメリットは、1年間浪人生活を送る上での学習環境をきちんと整えられることです。

予備校・塾に通えば、勉強に教室や自習室を利用でき、質問にも対応してもらえます。また場合によっては学習スケジュールやカリキュラムを作成してもらうことも可能です。

そのため、自分で学習スペースを確保したり、勉強内容・勉強方法について思案したりする必要はありません。初めから受験勉強だけに没頭できます。

また近年の志望校の出題傾向や受験制度の変更点などの新しい情報を、大学受験に詳しい講師やチューターから得られることも魅力です。

プロからサポートしてもらえる

予備校・塾では、プロ講師の授業を受けられるため、独学よりも効率的に知識やスキルを身につけられます

プロ講師は、受験勉強のノウハウを色々と知っており、勉強の仕方も含めて的確にわかりやすく教えてくれるため、充実した対策ができる場合が多いです。

また添削指導も受けられ、そこでは独学では習得できないようなテクニックを学ぶこともできます。

一度受験勉強を失敗している浪人生にとって、プロ講師は非常に心強い存在です。

洗練されたカリキュラムがある

予備校・塾では、受験対策のプロが考えた質の高いカリキュラムに沿って学べます。そのため、勉強内容や学習の順序を自分で考える必要がありません

またそれぞれの苦手分野を効果的に対策できる学習プランが提案される予備校・塾も多いです。弱点がなかなか克服できない浪人生には、そうした予備校・塾を推奨します。

なお、効率的なカリキュラムのもとで学べば、成果も出やすいことから、受験勉強のストレスを減らす意味でも予備校・塾の利用はおすすめです。

仲間と切磋琢磨できる

浪人生は現役生と違って高校に通わないので、同級生と毎日のようにコミュニケーションを取ることはできません。

また高校時代の友達はすでに大学に入って、キャンパスライフを謳歌していることも多く、孤独感や劣等感に苦しむこともしばしばです。

そのため、性格などによっても異なりますが、宅浪して独りで勉強を続けるのはハードルが高いと言えます。

一方で予備校・塾に通えば、同じような目標を持つ勉強仲間と一緒に頑張ることができるので、比較的モチベーションを保ちやすいです。

生活リズムを整えられる

現役生は高校生活があるので生活リズムを一様に保つことができますが、浪人生にはそれができません。そのため、生活リズムを乱してしまうケースも多いです。

生活が夜型になって不健康になったり、もっと悪い場合はギャンブルやアルコールに依存してしまったりする浪人生もいます。

予備校や塾に通えば、高校のように決まった時間に授業があるため、規則正しい生活をするのは比較的簡単です。

よって自分で管理して、生活をコントロールする自信がない場合には、予備校・塾の利用をおすすめします。

予備校のデメリットとは?

浪人生が予備校・塾を利用することには、以下のようなデメリットもあります。

  1. 体力・時間的な負担アリ
  2. 高額な授業料

続いては上記の2項目について解説するので、自分が予備校・塾に向いているかを検討してみてください。

通学で体力・時間的負担アリ

自宅周辺に希望する予備校・塾がなく、毎日1時間以上かけて通学する浪人生もいますが、それはあまりおすすめしません

受験生は参考書をたくさん持ち歩くので、リュックの重さが10キロ近くになることもしばしばです。

そのため、予備校・塾までの距離が遠すぎると、通学で体力を消耗し、「疲れて勉強に集中できない」という状況にもなりかねません。

また通学時間が長くなればなるほど、それだけ多く勉強時間をロスすることになるため、効率性も悪くなってしまいます。

以上より、通学に1時間以上もかかる予備校・塾は避けるべきです。

寮のある大手予備校なら入寮を検討し、それ以外なら通信教育やオンライン家庭教師などの代替手段を見つけましょう。

高額な授業料

予備校の授業料は、年間100万円前後になることが多く、季節講習の代金を含めるとそれ以上の金額になることもあります。

また小規模の塾に関しても、個別指導や夏期講習などのサービスを利用すると、やはり年間100万円程度は必要です。

そのため、予備校・塾は、基本的にある程度経済的に余裕のある家庭の生徒しか利用できません

奨学金を活用する手もありますが、その場合は返済しなければならなかったり、審査に落ちたりすることもあるため、慎重に検討するのが良いでしょう。

浪人生活にかかる教育費を極力抑えたい場合は、宅浪や通信教育の利用を選択するのもおすすめです。

浪人の勉強法を徹底比較!

今回は予備校・塾のランキングを紹介しましたが、宅浪や通信教育で志望校合格を目指す浪人生もいます。

ここからは、それぞれの勉強法のメリット・デメリットや向いている人の特徴を紹介していきます。以下の内容も参考に、自分に合った勉強法を選びましょう。

予備校

浪人生が予備校を利用するメリットは、困ったら講師やチューターに相談できること、生活リズムを整えやすいことなどです。

また適度に人とコミュニケーションを取ることができ、比較的モチベーション維持がしやすい点も魅力と言えます。

しかし、費用が高いことや、カリキュラムがある分、学習の自由度が下がってしまうことなどのデメリットもあります。

予備校がおすすめの人

  • 安心して浪人生活を送りたい人
  • 受験勉強だけに集中したい人
  • たまには誰かと喋りたい人
  • メンタル面のサポートが欲しい人
  • 良質なカリキュラムに沿って勉強を進めたい人

予備校を利用すれば、学習に関わる疑問や悩みは、講師やチューターに相談できます。そのため、予備校は過度な不安を抱えることなく、受験勉強を進めたい方にぴったりです。

また予備校を使えば、カリキュラムや勉強内容を自分で決めなくて良いことから、受験勉強そのものに集中したい方にも向いています。

さらに勉強仲間との雑談を含めて、何かとコミュニケーションの機会があるので、たまには人と話してストレスを解消したい方にもぴったりです。

予備校がおすすめでない人

  • 浪人生活の出費を極力抑えたい人
  • 年間100万円前後の費用を捻出できない人
  • 自分のペースで学習したい人
  • 勉強内容や勉強法を自分で考えたい人
  • 予備校に通う時間がない人

浪人時に予備校を利用すれば、年間で100万円前後の費用が必要になるので、なるべくお金をかけずに勉強したい方には予備校は向いていません

また予備校に通えば、決められたカリキュラムや勉強内容に従わなけらばならないため、自分のペースで勉強したい方にも不向きです。

加えて、授業や面談などに時間を取られることから、仮面浪人のように、勉強以外にもやることがある場合にもおすすめしません。その場合は、通信教育や独学など、自分のペースで勉強できる学習法を選びましょう。

宅浪

宅浪とは「自宅浪人」の略語で、文字通り、家での勉強を中心に浪人生活を過ごすスタイルのことです。

この勉強法の最大のメリットは、なんといっても低価格で実践できることでしょう。また通学や授業がないため、本番までの時間を最大限利用できることも魅力です。

しかしながら、独学だと十分な学習効果を得るのが難しかったり、生活リズムが乱れやすかったりといったデメリットもあります。そうした難点を解消できず、失敗してしまう人も多いです。

宅浪がおすすめな人

  • 余計な人間関係のストレスを避けたい人
  • 生活リズムを含めてきちんと自己管理ができる人
  • 自分で情報収集ができる人
  • 質問を解消できるあてがある人

宅浪の場合、基本的に家族などの同居人としか関わりません。そのため、講師やチューター、勉強仲間がいる予備校に比べて、人間関係が原因の心労は少ないです。

よって宅浪は、余計な人間関係のトラブルやストレスを回避したい方に向いています。

また宅浪には、スケジュール管理や規則正しい生活リズムの維持が難しいという難点があります。しかし、自己管理能力が高い人なら問題ありません。

きちんと自己管理ができれば、自分のペースで勉強できる分、より高い学習効果を得られる可能性もあるでしょう。

なお、宅浪をするなら、受験に関する情報収集や疑問点の解消をどうするかを考えておくべきです。

宅浪がおすすめできない人

  • 自己管理能力に乏しい人
  • 独りで勉強するのが苦手な人
  • SNSなどに誘惑されやすい人
  • データを見て自分を客観視できない人

宅浪を成功させるには、スケジュール管理やモチベーションコントロール、規則的な生活リズムの維持などが必要です。そのため、自分を律する能力が低い方には、宅浪はおすすめできません。

また宅浪は孤独な勉強スタイルなので、誰かと一緒に勉強したい方にも不向きです。周りに人がいないと勉強できないのなら、予備校・塾を選びましょう。

さらに独りでいると、SNSやYouTubeをつい見てしまい、それをセーブできない人にも宅浪は難しいです。

加えて、データを参考に自分の現状ややるべきことを客観的に把握できない人は、予備校や通信教育に頼ったほうが良いでしょう。

通信教育

通信教育の魅力は、自宅にいながら良質なテキスト・映像授業で学べたり、添削指導を受けられたりすることです。

通学時間がかからず、周りに合わせる必要がないため、効率よく勉強を進められるというメリットもあります。

浪人生活で通信教育を利用することにイメージが湧かない方もいるでしょうが、Z会や進研ゼミ、スタディサプリなどを活用して合格する浪人生も、例年一定数存在します。

通信教育がおすすめの人

  • 満足な勉強時間が確保できない人
  • モチベーション維持やスケジュール管理が得意な人
  • 前年度にギリギリで落ちた感覚がある人
  • 一定以上の基礎学力を有する人

通信教育であれば、自分の好きなタイミングで映像授業を見たり、添削課題を提出したりできます。そのため、通信教育は仮面浪人をする方など、一日中受験勉強ができるわけではない方におすすめです。

また良質な教材を使って自分のペースで勉強できるため、モチベーション維持やスケジュール管理に自信がある方なら、高い学習効果を得られるでしょう。

さらに前年度の入試で、ギリギリ不合格になった人なら、通信教育で詰めの甘かった部分を対策すれば、志望校に合格できる可能性が高いと言えます。

通信教育がおすすめできない人

  • 基礎固めができていない人
  • 飽きっぽい人
  • 教材を揃えただけで満足してしまう可能性がある人
  • 学習習慣がついていない人
  • 自分に合った勉強スタイルがまだ確立されていない人

演習量がそこまで多くないことや、自分自身で勉強しなければならないことを踏まえると、通信教育で基礎から応用までを学ぶのは難しいと言えます。基礎固めからやりたい方は、通信教育でなく、予備校を選びましょう。

また通信教育を利用して勉強する場合、自分で工夫してモチベーションを維持していかなければならないため、飽きっぽい方には向いていないと言えます。

さらに独学に近い学習スタイルであることから、学習習慣がまでついていない人や、自分に合った勉強スタイルがわからない人などは、十分な成果を挙げるのが難しいでしょう。

浪人生のおすすめ予備校まとめ

浪人生のおすすめ予備校まとめ

  • 1位:駿台予備校
  • 2位:河合塾
  • 3位:四谷学院
  • 4位:代々木ゼミナール
  • 5位:東進

浪人生におすすめの予備校・塾を、選び方のポイントや利用のメリット・デメリットなどとともに、ランキング形式で紹介しました。

自分に合ったより良い予備校・塾を選べるかで、受験勉強の質は大きく変わってくるため、選ぶ際は下調べをしっかりしましょう。

その際は、志望校の合格実績が十分かや、自分の学力レベルや予算に合うかなどを確認するのがおすすめです。学習環境や通学のしやすさなどもチェックしておきましょう。

また体験授業や説明会を利用して、講師や生徒の雰囲気を確かめるのも有意義です。

以上を参考に、ご自身にぴったりの予備校・塾を探してみてください。気になるところがあれば、まずは資料請求をしてみましょう。