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高校受験の内申点・調査書とは?具体的な計算方法や内申点を上げるための方法も解説

更新日時 2021/02/09

「志望校に必要な内申点は?」

「内申点を上げるためにはどうすればいいの?」

と疑問に思う方も多いです。

学校の通知表と内申書(調査書)は全く違うものであり、内申点は中学校での成績や生活について記載され、受験校に提出されます。

そこで今回は、内申点や内申書とはどういった内容なのか、そして内申点の計算方法や付け方、内申点を上げる方法について解説します。

公立高校・私立高校における内申点の関係についても解説するので、高校受験を控えている中学生や保護者の方はぜひ参考にしてください。

内申点・内申点についてざっくり説明すると

  • 内申点は9教科を5段階で算出した点数
  • 内申書(調査書)は内申点や学校での生活態度などを記載したもの
  • 内申点・内申書は高校受験に大きく影響する
目次
  • 高校受験に必要な内申点・内申書って何?

  • 内申点と内申点と各高校との関係

  • 内申点・内申書の加点の方法

  • 調査書・内申点の評価が下がってしまう行動

  • 内申点が低いときはどうする?

  • 高校受験の内申点・内申書についてまとめ

高校受験に必要な内申点・内申書って何?

勉強

まずは、高校受験に必要な、内申点・内申書とはどういった内容なのか、通知表との違いなど詳しく解説していきます。

内申点・内申書について詳しく知ることは、志望校を目指す上でもとても大切です。内申点の評価方法についても触れるので、ぜひ参考にしてください。

内申点・内申書(調査書)とは

「内申点」とは、内申書に記載されている中学で学習する9教科を5段階で算出した点数を言います。

そして、内申点や学校での生活の評価が記載されているのが「内申書」であり、調査書とも呼ばれます。

内申書は、学校の先生が記入し受験する高校に提出します。高校側も受験者の判定に、内申書を参考にすることも多くあります。

通知表と内申書の違いは?

通知表と内申書を混合してしまいがちですが、実は全くの別ものになります。

通知表は、あくまで学校の成績と先生からの一言などで構成され、生徒や保護者向けに先生が記入するものであり、学期ごとのまとめともいえるものです。

内申書は、中学校の成績のまとめと生活態度を、高校に報告するためのものになります。

中学校の成績とは、3年2学期のみの成績か、1年から3年2学期までの全体の成績を評価するのかは、住んでいる都道府県によって異なるので、確認をしましょう。

内申点の評価の付け方

では、内申点とは、どういった判断基準で5段階に分かれているのでしょうか。その内容についてふれていきます。

内申点には、学校で学期ごとに評価される通知表が大きく関係します。

通知表は、主に「授業態度」「定期テスト」「提出物」の3つの項目を総合して評価されます。

授業態度では、授業を受ける態度や、忘れ物など授業に意欲的に参加する意思があるか、関心があるかなどを日ごろから評価されます。

そのため1日や2日で評価が決定するものではなく、日々の積み重ねが大切になります。

「定期テスト」や「提出物」に関しては、宿題などきちんと提出物を出すか、定期テストの成績が評価されます。一般的に、定期テストの成績が大きく通知表に影響しますが、点数が上位だったからといって必ずしも通知表でも上位になるとは限りません。

場合によっては、「授業態度」と「提出物」の評価によって、思ったような成績がつかない可能性もあります。

また、教科によって重要とする評価が異なり、顕著なのが体育です。体育ではテストの成績が良くても、授業態度にあたる技能が全くできない状態では、上位の成績が期待できません。

教科によって通知表をつける上で重要とするポイントが異なるので、油断せずに全教科に力を入れることで、内申点にもつながります。

内申書に書かれるもの

内申書には、以下のような内容が記載されています。

  • 名前などの基本的な情報
  • 内申点(1年~3年2学期もしくは3年2学期分、都道府県によって異なる)
  • 出席・欠席日数
  • 生活態度や受験者の行動の記録、特別活動への参加
  • 長所・短所

内申点は対象とする学年や計算方法が、都道府県によって異なります。詳しくは後述の

「内申点の計算の仕方」

を参考にしてください。

学校での生活態度、部活やボランティアなどへの参加なども内申書に記載されます。生活態度に関しては、面接時にも見られていることがある項目です。

内申点はどれくらい入試に影響するの?

高校入試は、当日の学力試験の点数と内申点(内申書)の合計で判断されます。

受験する高校によって、重要視する割合は異なるため一概にはいえません。そのため、自分の内申点を把握し、自分にあった高校を受験する必要があります。

内申点の計算の仕方

内申点の計算は、通知表の成績を合計したものになります。

ただし、内申点は住んでいる地域によってどの学年を評価するのか、そして内申点の計算方法も異なるため、確認が必要です。

ここでは、都立高校を受ける場合の算出方法をご紹介しましょう。

推薦入試で受験する場合の内申点算出方法

東京都では、推薦入試で用いられる内申点は、3年2学期の通知表の9教科を合計したものになります。

計算式 9教科×5点満点=内申点(45点満点)

例えば、5段階評価の場合、3年2学期の通知表が英語5:数学5:国語3:理科5:社会4:体育5:技/家4:美術4:音楽3であった場合、内申点は38点となります。

一般入試で受験する場合の内申点算出方法

東京都のように3年生2学期のみを評価基準とする場合、3年の2学期の通知表をもとに内申点を算出することになります。

ただし、一般入試では「学力試験の点数:内申点=7:3」と入試の合否判定には学力試験の点数も加わります。つまり、内申点は300点満点で算出されるので、計算式は以下のようになります。

計算式 300点×{(主要5教科合計)+(実技4教科合計)×2}/65=内申点(小数点以下切捨て))

つまり、2学期の成績が5教科(英語5:数学5:国語3:理科5:社会4)、実技4科(体育5:技/家4:美術4:音楽3)である場合、上記の計算式に当てはめると、内申点は249点となります。

ただし、内申点は対象となる学年の成績をもとに計算されますが、住んでいる都道府県によって計算方法が異なるため、可能であれば1年生の段階で計算方法を確認しておくことをおすすめします。

内申点と内申点と各高校との関係

学生

内申点は、受験をする高校によって入試へかかわる比率が異なります。

そこで、私立高校や国立高校、公立高校別に、入試にかかわる学力試験と内申点の比率について解説していきます。

私立高校の一般入試との関係

私立高校を受験する場合、内申点は受験方法によって異なります。

専願・併願優遇では入試相談に利用されますが、「フリー受験」や「オープン入試」とされる一般入試では、学力試験後の足きりとして内申点が考慮されることがほとんどです。

フリー受験やオープン受験をする場合、内申点に「1」、上位校を志望した場合は「1」や「2」がないことなど、最低基準を設定しています。

足きりに使用される内申点は最低基準を設けているものの、その基準さえ満たしていれば、たとえ

「オール3」の内申点であっても「オール5」の人と合否判定上の評価は同じ

です。

ただし、まれにですが公立高校のように、学力試験と内申点の合計で判断する私立高校もあるので、気を抜けません。

私立高校によってさまざまな違いがあるので、志望校をチェックしておきましょう。

国立高校と内申点の関係

国立高校では、内申点は合否判定材料に含まれます。学力試験と内申点の比率は、公表していない国立高校も多いですが一定の比率で評価されます。

たとえば、筑波大学付属駒場高校、学芸大付属高校といった国立高校では、学力試験と内申点の比率が500:100となり、筑波大付属高校では300:80といった比率です。

国立高校によって、内申点が受験に影響する比率が異なるので、確認をしておきましょう。

公立高校と内申点の関係

公立高校は、住んでいる都道府県によって学力試験と内申点の比率が異なります。東京都の場合、先述したように学力試験と内申点は700:300となり1,000点満点として判定されます。

ほかの道府県でも同じように比率が決められており、その多くは2~4割を内申点が占めています。

また受験に面接がある公立高校もあり、面接も合否に関係するため内申点の割合が下がります

公立高校は、住んでいる地域によって大きく異なるため、自分の地域の制度をしっかりと調べておく必要があります。

内申点・内申書の加点の方法

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ここまで、内申点は受験に大きく関係し、合否にもかかわるものであることを説明しました。

そこで、内申書の評価を上げるために、具体的にどのようにすればいいのか解説していきます。

内申書は高校受験において非常に重要なものです。受験前にできるだけ内申点を加点することで志望校合格へ近づくため、ぜひ参考にして実践してください。

授業中の態度を良くする

授業態度は、内申点・内申書の評価の中に含まれます。

授業への「意欲・関心・態度」が評価されるものであるため、授業態度が悪いと必然的に評価が下がってしまい内申点の向上は難しいでしょう。

また、学校の定期テストで点が取れていても授業態度によって、内申点があまりとれないということになりかねません。

提出物をきちんと出す、意欲的に授業へ参加する、集中して授業を受けるなど日ごろから授業態度を改めるようにすることで、内申点も加点されていきます。

資格を取得しよう

英検や漢検、数検などの検定を受け取得すると、内申書に記載することが可能です。

資格は、取ろうと思わないと取れないものでもあり、全生徒が取るものではないため、内申書でほかの生徒と差をつける方法としてもおすすめです。

また、資格の取得は高校受験でも加点対象として判断されることも多いので、積極的に取得することで内申点の向上につながります

ただし、中学校によって取得した資格がどのように加点されるのか、そして検定の何級以上を取得すると加点につながるのかは異なるため、確認をしましょう。

学校行事や部活動にたくさん参加しよう

残念ながら生徒会、学校行事、部活動は内申点には直接記載されません。しかし、学校での生活態度の欄に記載されることがあり、アピールポイントにもつながります。

とくに面接が入試試験としてある高校では、そういった学校行事への参加や部活動に注目することがあります。なかには、学力よりも生活態度を重要視する高校もあるため、積極的に参加していきましょう。

定期テストの点数を上げる

やはり、内申点の多くを占めているのが定期テストの点数です。

部活など1年や2年は忙しく、定期テストの勉強をする時間はなかなかないという人もいるでしょう。しかし、内申点に加点するためには、定期テストでいい点を取るのは必須条件です。

どうしても忙しく、家庭学習の仕方がわからないといった場合は、通信教育などを活用して学習を進めるのもおすすめです。

通信教育は勉強に取り組みやすく、そして隙間時間で学習ができるため、部活などで忙しい日々を送っている中学生も活用しやすいでしょう。

特に進研ゼミ中学講座なら、定期テスト対策はもちろん高校受験対策に必要な内容まで網羅して勉強をすることができます。

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また、定期テストの勉強法について具体的に知りたい方は、以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。

調査書・内申点の評価が下がってしまう行動

宿題

内申点に加点が付くような行動に加え、日常的に調査書や内申点の評価が下がってしまうようなことは避けるに越したことはありません。

そこで、調査書・内申点の評価が下がってしまうような行動を解説していきます。

必要以上の遅刻欠席をしている

風邪などによって学校を欠席してしまうということは、誰にでもあることです。しかし、欠席が多すぎると内申点では評価が下がってしまう可能性があります。

1年間に10日程度であれば問題ありません。しかし、あまりにも多い日数を遅刻、欠席をしているようでは、悪い印象を与えてしまいます。

また、同じ授業を欠席や遅刻をするとその授業の内申点にも響いてくるので注意が必要です。

欠席や遅刻にはそれぞれ理由がありますが、できるだけ休まないようにしましょう。もしやむを得ず欠席が多い場合は、担任の先生などにきちんと相談し理解してもらうことも大切です。

宿題の提出をしない・遅れる

先述したように、内申点の評価基準には提出物も入ります。提出物には、授業の課題や宿題、美術でいえば作品などさまざまなものが含まれます。

定期テストで点数が取れていても、宿題などの提出物を遅れて出したり、もしくは出さないとテストの点数に見合った成績が取れないこともあります

また、提出物は内容も大切です。ただ出せばいいというわけではなく、その内容に真剣に取り組んだかも提出物で判断されてしまうので油断はできません。

提出物も日ごろから気をつけて取り組むものです。気を抜かずに、提出物は真剣に取り組んで期限までに出すということを心がけましょう。

内申点が低いときはどうする?

試験

内申点が低い場合、挽回のチャンスはあります。

ここからは、内申点が低い場合はどう高校受験に対応するのか解説します。

当日の試験で高得点をとる

高校受験の入試は、学力試験と内申点の合計点で合否が判断されます。

ほとんどの高校では、学力試験の方が配点は大きいので、学力試験で高得点を取ることで内申点が低くてもカバーできる可能性があります。

ただし、内申点が低すぎると挽回できない可能性もあるので、先生ともよく相談することも必要です。

模試の結果などを見て、内申点をカバーできるほどの高得点が取れる見込みがあるのか、判断することも大切になります。

内申点に不安を感じる人は、最低でも合格ラインよりも上の点数を獲得できるよう、受験勉強をがんばりましょう。

高校受験に向けた対策法に関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方は参考にしてみてください。

志望校を変更する

模試の結果や日ごろの成果を見て、どうしても学力試験での挽回が難しいと思われる場合、志望校のレベルを下げる必要があります

とくに、難易度の高い上位校を目指している場合、学力試験で回りの生徒を抜くほどの高得点を取るのは難しいでしょう。

上位校を目指している生徒ほど内申点にも問題がなく、学力試験でも高得点を取る生徒が多いです。そのため、内申点の低さを学力試験でカバーするのはより難しくなります。

学力試験でのカバーが難しいと思われる場合は、先生とよく相談し進路を検討することも大切です。

高校受験の内申点・内申書についてまとめ

内申点・内申書(調査書)の付け方についてまとめ

  • 公立高校の入試では、内申点・内申書(調査書)も参考にされる
  • 内申点の付け方は都道府県によって異なる
  • 調査書は、日ごろの授業態度や提出物なども含めて記載される
  • 内申点が低い場合、学力試験で高得点を取れば挽回のチャンスがある

高校受験の内申点・内申書(調査書)はどういったものなのか、そしてその付け方についてなど解説しました。

高校受験において、内申点・内申書(調査書)は入試の合否判断材料として確認されています。とくに、公立高校を受験する場合は、学力試験と内申点で合否が決まるので重要です。

ただし、内申点の付け方は都道府県によって異なります。1年生からの成績をもとに作成する場合もあれば、3年生の2学期の成績で作成する場合もあります。

まずは、住んでいる地域の内申点の付け方を確認しましょう。もし志望する高校に対し内申点が低いと感じる場合は、学力試験で高得点を取ることで挽回できる可能性があります。

先生とよく相談し、自分に合った志望校を見つけるようにしてください。

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