【高校受験】理科のおすすめ勉強法は?入試対策のコツや中学理科の問題集の選び方も解説

更新日時 2021/10/16

「高校受験の理科におすすめの勉強法ってどんなもの?」

「中学生が入試のために理科を勉強する時に結果を出すコツってあるの?」

高校入試を考えている人はこのような疑問を持っている人は多いのではないでしょうか。特に理科を苦手にしている人は克服するのに時間がかかるので、何とかしたいはずです。

実は高校入試の理科にはおすすめの勉強法だけでなく問題集や参考書などの教材選びにもコツがあるので、この記事ではそのようなことについて詳しく解説していきます。

この記事を読めば苦手な理科を得意科目にするきっかけを掴むことができるので、悩んでいる人はぜひ勉強法などを参考にしてみてください。

高校受験における理科の勉強法についてざっくり説明すると

  • 高校受験の理科は正しい方法で勉強する必要がある
  • 時期に合った勉強をするのが効果的
  • 入試に通用するレベルに学力を上げるには教材が大切
目次
  • 高校受験における理科の勉強法は?

  • 時期ごとの対策方法

  • 中学理科の単元別おすすめ勉強法

  • 高校入試理科の対策問題集・参考書の選び方

  • 高校受験における理科の勉強法についてのまとめ

高校受験における理科の勉強法は?

白板とペンの画像

高校受験の理科で成績を上げるには正しい勉強法を実践することが肝心です。 意外かもしれませんが高校受験では理科は点の取りどころです。

ただし、決して簡単ではありません。少し理解を誤ると苦手意識につながってしまいます。

そこでここでは中学の理科を得意にするコツを紹介していきます。

理科は単なる暗記教科ではない!

まず間違ってはいけないことは、理科を暗記科目と捉えないことです。 確かに実験結果や公式などは暗記しないといけませんが、それだけでは問題を解けません。

なぜなら結果や公式を覚えるだけでは「なぜ」に答えられないからです。なぜそうなるのかを理解していないと、入試で記述問題などが出ると対応できなくなるのです。

中学で理科に苦手意識を持つ人の多くは、理科を暗記で乗り切ろうとする傾向にあります。しかし、決してそれだけでは対応しきれません。

理科では単に「暗記すること」よりも「物事の関係性を理解する」ことの方が大切と覚えてください。理科は勉強に対する考え方を変えることで成績は上がりやすくなります。

実際に問題を解いて慣れるのがコツ

理科は実験結果や公式など覚えなければならないことが多く、それらをすべて暗記だけで覚えるのは困難です。

そのため問題を解いて理科という科目に慣れながら知識を定着させていくのがコツです。 また記述問題に関しても入試では出題パターンは限られています。

問題を実際に解いていくとその過程で知識を定着させるだけでなく基本的な出題パターンにも慣れられるので、仮に初見の問題でも対応しやすくなるのです。

記憶定着と問題への慣れを兼ねて積極的に問題を解くようにしましょう。

苦手単元を見極めること

理科を勉強していく過程では苦手な単元を見極めることも大切です。 そして苦手な単元に対してはしっかりと対策をとって苦手を克服しておくようにしましょう。

苦手な単元が1つでもあると「理科全体が苦手」と思い込んでしまう要因になってしまいます。

特に理科は物理や科学、地学、生物と4分野に分かれていますが、それぞれ全く違うものです。

英語や数学のように知識の積み上げでないので、単元によって得手不得手が発生しやすくなります。そのため、早くに苦手を見極めて対策をとるようにしてください。

苦手を見極めるのが早ければ早いほど対策が容易で、かつ苦手と感じている状態で学習をしないので、後々の学習が楽になっていきます。

「どこができないか」「何がわからないか」今すぐ考えてみるようにしてみましょう。

まとめノートの作り方

理科では「なぜ」を意識したまとめノートを作るのが有効です。 単元ごとの復習や知識の整理に向いている上、自分で作ることで効率的に重要項目の定着がはかれます。

その際は図やグラフなどを書くことをおすすめします。例えば天体の動きや血液循環などを視覚的に捉えられるので、理解しやすくなるのです。

ただしノートを作るのは時間がかかるので、苦手単元や覚えるべき部分に絞るようにしましょう。

また、テスト前や入試直前も同様に時間に限りがあるので控えてください。

時期ごとの対策方法

子ども2人が何かを書いている画像 高校受験で志望校に合格するためには、入試当日から逆算して学習スケジュールを立てることが必要です。 理科は暗記事項が多いので事前に対策をしておくことで余裕を持って本試験に挑めます。

ここでは「どの時期」に「どのような勉強法」が有効なのか、その目安を詳しく説明していきます。

中3の夏までにやること

中3の夏休み前は課外授業が最も忙しくなる時期ですので、学校の授業がおろそかになりやすい時期です。

しかし高校受験では内申点も重要なので、油断しないようにしましょう。

また、中3の夏休みまでに中1・中2に学習した単元のうち、物理や化学など計算をする単元の苦手を克服しておくのがおすすめです。

なお、学年別に下記のような表を作って単元ごとの得意不得意などを把握し、苦手単元を重点的に勉強するのがおすすめです。

  • 【1年】
分野 単元 得意/不得意
物理 光の進み方 〇/×
物理 凸レンズ 〇/×
物理 〇/×
物理 〇/×
物理 圧力 〇/×
化学 いろいろな物質 〇/×
化学 水溶液 〇/×
化学 気体 〇/×
化学 状態変化 〇/×
地学 火山 〇/×
地学 地震 〇/×
地学 地層 〇/×
生物 〇/×
生物 根・茎 〇/×
生物 光合成・蒸散・呼吸 〇/×
生物 植物の仲間 〇/×
  • 【2年】
分野 単元 得意/不得意
物理 電子 〇/×
物理 電流と電圧 〇/×
物理 オームの法則 〇/×
物理 電流による発熱 〇/×
物理 磁界 〇/×
化学 原子分子 〇/×
化学 化学反応式 〇/×
化学 分解・化合 〇/×
化学 酸化と還元、エネルギー 〇/×
化学 化学変化と質量1 〇/×
化学 化学変化と質量2 〇/×
地学 気象 〇/×
地学 湿度 〇/×
地学 雲のでき方 〇/×
地学 前線 〇/×
地学 大気の動きと日本の四季 〇/×
生物 細胞 〇/×
生物 消化 〇/×
生物 呼吸 〇/×
生物 血液・排出 〇/×
生物 感覚と運動 〇/×
生物 動物の仲間 〇/×
  • 【3年】
分野 単元 得意/不得意
物理 力のつり合い、合成分解 〇/×
物理 物体の運動 〇/×
物理 仕事 〇/×
物理 エネルギー 〇/×
化学 イオン 〇/×
化学 電気分解、電池 〇/×
化学 酸とアルカリ 〇/×
化学 中和 〇/×
地学 天体1(準備) 〇/×
地学 日周運動・年周運動 〇/×
地学 太陽系、金星 〇/×
地学 月の動きと見え方 〇/×
生物 細胞分裂 〇/×
生物 生殖 〇/×
生物 遺伝 〇/×

計算単元は克服に時間がかかってしまうので、物理や化学などを苦手にしている場合はこれらから取り組むのがおすすめです。

また理科では「なぜ」を理解することが大切ですので、計算単元でも教科書などを読んで基礎的な理屈をしっかりと学ぶようにしましょう。

理屈が理解できたら次は易しい問題集を解いていくと苦手を克服しやすくなります。

もちろん問題演習で理解できない部分が出てきたら、答えの暗記ではなく理屈を理解するように努めてください。

中3の夏休みにやること

夏休み明けに学習する単元も高校受験には出題され過去問にも挑戦しだす時期ですので、夏休みの間に地学や生物分野まで含めた苦手分野の克服を終えておくことが大切です。

計算単元に関しては苦手にする人が多い表やグラフの問題の力をつけられるように、基礎だけでなく応用問題にも取り組みましょう。

生物や地学に関しては、時間がある夏休みにまとめノートを作っておくと休み明けに問題演習に入りやすくなるので作成することをおすすめします。

なお夏休みに近づいてきたら勉強する内容を書きだしておくようにしましょう。

休みに入ると気が緩んでそのままズルズル過ごしてしまいやすいので、勉強リストを作って予定を事前に作るとスムーズに学習ができます。

予定の立て方

おすすめの予定の立て方は、単元ごとにまとめノートを作って達成目標を決めることです。 それを「週」さらに「日」単位に細分化していきます。

そうすると1日にどれくらいすればよいのか目に見えるので、目標を達成しやすくなります。

もちろん達成目標はすべての基本となるので、しっかりと考えて作るようにしましょう。

中3の夏以降〜冬休み前にやること

夏休み明けの9~11月は問題集を利用して総復習をしていくのがベストです。 そしてそれ以降は志望校対策に重点をおいていく体制を作ります。

夏休みに勉強しなかった単元は苦手意識がないのでスムーズに学習ができるはずです。

もちろん、問題集で間違えたところはチェックをつけて2・3回解き直して知識を定着させていきます。

また、この時期は模試が実施されている回数が増えてくるので、積極的に参加して試験形式の問題にも順応していくようにしてください。

模試とはいえ「試験」ですので、試験の雰囲気に慣れることもできます。そうすることで本試験で頭が真っ白になるなど実力を発揮できなくなるリスクを下げられます。

そして実力テストや模試で間違えた問題を復習して、かつノートにまとめていくことで苦手をとことんまで潰していくのです。そうすれば理科で点数を取りやすくなります。

冬休み〜入試直前期にやること

冬休みに入ると志望校の過去問演習を中心に学習を進めていきます。 過去問に関しては5年分程度を集めて2~3回は繰り返し解くようにしましょう。

過去問を解くと志望校それぞれにある出題傾向などが把握できるので、何度も繰り返し解いておくと本番で問題が解きやすくなります。

また、この時は時間をはかりながら問題を解くようにしてください。試験を適切な時間配分で進めるために把握しておくことが必要です。

そして間違えた問題に関しては解説を読むだけでなく、ノートにまとめておいてください。それを入試直前に読むと効率的に的確な見直しができるようになります。

なお、実験の意図や実験器具など細かいことについても抑えておくようにしましょう。多くの受験生は見落としがちですが必要な知識です。

中学理科の単元別おすすめ勉強法

四つのパズルの画像

中学の理科は物理、化学、地学、生物の4つの分野に分かれていて、高校入試でもそれぞれ均等に出題されます。

4分野はそれぞれのつながりが薄いので、正しい勉強法を知って学習に取り組むことが必要です。 ここではそれぞれ正しい勉強法を紹介していきます。

物理分野

物理の問題を解く時は図と計算式を書くようにしましょう。また勉強をする時は公式を暗記するのではなく、なぜそうなるのか、仕組みを理解するようにしてください。

中1で学ぶ「圧力」では小学校と比べて概念や計算が複雑化します。

例えばN(ニュートン)という記号が加わったり、計算では面積を考慮する必要が出てきたりします。

また中2でも電流に関する単元では電磁気力を扱うので、物の動きが想像しにくく感覚的にも難解です。そのため入試レベルをクリアするには仕組みを理解しなければならないのです。

化学分野

科学分野では物質や性質などを表にして共通点や相違点などの特徴をまとめます。計算問題は化学反応や計算式を書いて覚えていきます。

そして演習でアウトプットの回数を増やして慣れていくことがマスターのコツです。

特に中2になると原子や分子の単元は目に見えず元素記号や化学反応式などを覚えることが増えてきます。

そのため暗記ばかりに集中してしまうかもしれませんが、「まとめ」と「アウトプット」を意識して学習をするようにしましょう。

地学分野

地質の単元では火山や岩石などの分野が多いので、表を作成してまとめて覚えていきます。 こうすることで知識を関連づけて覚えられるので、知識を定着させやすくなるのです。

一方、天体では暗記ではなく仕組みを理解することに重点をおいて学習しましょう。

特に中3で学ぶ天体は覚えることが多い上に立体感覚が必要になるので、理解が急に難しくなってつまずきやすくなります。

図を作って自分が理解しやすいようにノートにまとめるのがおすすめです。いずれにしても、地学では知識を整理して覚えていくのが学習のコツです。

生物分野

生物の効率的な学習方法は暗記です。 しかし単にテキストをながめて覚えるだけでは入試に対応できません。

図を用いたノートや分類に関しては表を作成するなどして必要な情報をまとめていくのです。こうすることで学習の基礎を作ります。

そしてそれを定期的に復習したり演習でアウトプットしたりすることで、知識の定着と抜けを減らしていくのです。

学習では新しい知識ばかりを吸収しがちですが、復習によってすでにある知識を固めることも大切です。生物ではそれが特に重要と考えてください。

高校入試理科の対策問題集・参考書の選び方

手帳の画像

中学理科に関する問題集や参考書はさまざまなものがあります。その中には評価が高いものもありますが、それが自分にとって最適とは限りません。

最適なものを選ぶコツは自分の志望校や現在のレベルによって異なるのです。

ここでは参考書や問題集をどのように選ぶのがベストなのか説明していきます。

まずは志望校のレベルと傾向を把握する

教材選びで最も大切なことは志望校の難易度を正確に理解してから購入することです。

例えば公立高校であればそれほど難しい内容は出題されません。そのため教科書レベルの知識で入試対策は十分です。

学校で配布される問題集を繰り返し解いて完璧にすることで入試対策はできます。

一方、私立高校の場合はそれぞれの難易度や出題される分野に偏りがあればそれをできるだけ早くに把握する必要があります。

そうしてどのようなレベルの問題集を購入すべきか詰めていくのです。

志望校によってかなり出題傾向は異なるので教材もしっかりと無駄な勉強にならないように慎重に選択する必要があります。

おすすめの問題集・参考書は?

すでに説明した通り、中学の理科には分野や難易度によっておすすめの問題集や参考書は異なります。

ここではそれぞれのニーズに合ったものを紹介していきます。

「ひとつひとつわかりやすく」シリーズ

中1理科をひとつひとつわかりやすく。 (中学ひとつひとつわかりやすく)
968円
中1理科をひとつひとつわかりやすく。 (中学ひとつひとつわかりやすく)
968円

苦手分野の克服におすすめなのが 「ひとつひとつわかりやすく」シリーズ です。その理由は解説がとにかく丁寧でわかりやすいからです。

中学の理科で苦手分野になるものは仕組み、つまり「なぜ」がわかっていない傾向にあります。そのため基礎的なレベルから丁寧に解説してくれている教材が特に有効です。

「ひとつひとつわかりやすく」シリーズはイラストや図を交えながら無理なく学べるので、理科を苦手にしている人におすすめです。

理科に苦手分野がある人は使ってみてください。

理科(10日間完成 中1・2の総復習)

理科 (10日間完成 中1・2の総復習)
550円
理科 (10日間完成 中1・2の総復習)
550円

理科の総復習で基礎を固めようと考えている人におすすめなのが 理科 (10日間完成 中1・2の総復習) です。

その理由は要点が抑えてまとめられているので、時間をかけることなくサッと復習ができるからです。復習にダラダラと時間をかけていては普段の学習ができなくなって入試対策が進められません。

しかし、理科(10日間完成 中1・2の総復習)ならポイントを絞った復習を10日でできます。

また、同時に苦手分野を洗い出すこともできるので、復習をしようと考えている人は「理科(10日間完成 中1・2の総復習)」を使ってみてください。

「最高水準問題集」シリーズ

最高水準問題集 理科1年 (中学最高水準問題集)
1045円
最高水準問題集 理科1年 (中学最高水準問題集)
1045円

難関高校の入試を目指している人におすすめなのが 「最高水準問題集」シリーズ です。その理由は標準レベルとかなり高い水準の問題が2段階でたくさん収録されているからです。

難関高校を志望する学生はさまざまな問題に触れて難問に慣れておく必要があります。

「最高水準問題集」シリーズはたくさんの問題をこなしながら、標準レベルから着実にステップアップしていけるので有効です。

もちろん、解説も豊富なのでわからない分野の理解を深めることもできます。

高校受験を見据えた理科の勉強は通信教育がおすすめ

自分に合った教材を買いそろえるのと合わせて、高校受験の合格率をさらに高めるなら通信教育の活用もおすすめです。

要点を抑えた効率的なカリキュラムで学習ができるので、スムーズに理科のレベルアップをはかれます。

また通信教育によっては都道府県別、志望校レベル別にテキストが準備されています。標準レベルの公立から超難関校まで、自分に合ったレベルでの対策が可能です。

さらに、内申点のアップもサポートしてくれる通信教育なら、単なる受験対策だけでないので周りと差をつけることができるでしょう。

高校受験における理科の勉強法についてのまとめ

高校受験における理科の勉強法についてのまとめ

  • 理科では暗記だけでなく「なぜ」を理解することも大切
  • 理科の単元ごとにリストを作って得意不得意を把握する
  • 理科は単元ごとに勉強の仕方が異なる
  • 自分に合った教材をそろえつつ、通信教育の活用もおすすめ

理科を暗記科目と考えている中学生が多いですが、それだけでは高校入試の壁にぶつかってしまいます。志望校に合格するためには事象がなぜ起こるのか、その仕組みを理解することが大切です。

また中学の理科には4の分野がありますが、それぞれつながりはほとんどありません。そのためまずは分野ごとに得意不得意を把握すると学習がスムーズになります。

なぜならそれぞれに合った勉強法で学習を進められるからです。こうすれば苦手分野の克服、つまりは高校入試の理科をマスターしやすくなるのです。

なお、志望校に合格するためには自分に合った教材をそろえなければなりません。そのため理科の学習をする前に、志望校の難易度を把握しましょう。