数学は才能なのか?才能と努力の違いや難しい問題が解けない時の対処法まで徹底解説!

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「数学は才能なのか?」

「才能・努力の違いは何なのか?」

このような疑問を感じている方もいるはずです。

数学は才能なのかと考えてる方も多くいるでしょう

ここでは、数学においては才能が重要なのかについて紹介していきます。

また、才能・努力の違い、難しい問題が解けない時の対処法についても解説していきましょう。

難しい問題が解けない時に、どのように対処すべきか見ていきましょう。

この記事を読み終えた頃には、親子で数学を勉強してみようと考える方もいるはずです。

数学は才能のなのかをざっくり説明すると

  • 一般に才能よりも努力が重要になる場合が多い
  • ひらめきは基礎的な知識と深い理解の上に成り立つ
  • 中学・高校の数学の違いの1つは、学習スピード

数学は才能がものを言う?

時間よりも能力?

数学を勉強していくと、得意・不得意が分かれてきます。しかし、数学を不得意と感じる方でも努力を重ねていけば、克服もできるでしょう。数学は才能がものを言うのか、見ていきましょう。

実は数学は努力が重要

数学が不得意・苦手意識を感じている方は、自らが文系だと考えていたり、解く方法が分からないと言うことが多いです。苦手意識を持ってしまうと、なかなか克服することは難しくなるでしょう。

しかし、実際は数学ができないと思い込んでいる方もいるのです。また、数学の基礎をしっかりと勉強しておらず、努力が足りていないことが多くあります。基礎の部分を理解していけば、少しずつでも問題が解けるでしょう。

数学を解くためには、基礎の部分となる根本的なことを理解すべきです。根本的なことを理解するためには、相当な時間がかかる場合もあります。

「才能がない」は言い訳

数学の基礎をしっかりと勉強していない方で、「自らには才能がない」と考えている場合があります。

それは、基礎を理解するための時間を十分に取っていないのです。数学の基礎を理解しなければ、問題が解けなくなってしまいます。

人によっては勉強をしたことをすぐに活用して、最初から難しい問題にも対応できる方もいます。覚えた知識をすぐに活かして、応用の問題も解ける場合もあります。

ただ、そのような方は少数で、数学のセンスがずば抜けているのです。数学のセンスがずば抜けている方は少ないので、気にしないようにしましょう。

ひらめきって何?

問題を解く際にひらめきで解くと、聞いたことがある方もいるはずです。ちなみにひらめきとは、今まで学んできた知識・解く方法など組み合わせて答えに導く方法を思いつくことです

数学に関しては、「割り算」・「記号」などの意味も分からない状態では問題が解けないでしょう。また、問題の意味すら分からず、解き方も思いつかないはずです。

このことからひらめきは、数学を全く学んでいない場合には思いつくことはないのです。日頃から数学の知識を身に付けていかなければ、ひらめきすら思いつきません。毎日、継続して勉強することが大事になります。

中学と高校の数学はどう違う?

違いは何か?

中学生の時は数学が得意な方でも、高校に入学して急に数学が苦手になることがあります。このことは珍しいことではなく当然です。以下に数学が苦手になる理由について、説明していきます。

学習スピード

高校の数学は、中学の数学と全く違いがあります。高校に入学して数学が苦手になってしまうには、次の理由が挙げられます。

それは、学習スピードが速くなるためです。学習スピードは、高校になると中学の3倍速くらいになります。

中学校では解き方・考え方などを学び、問題も解きます。更に前の時間に学んだことを復習していくという流れになるでしょう。学んだことを何回も復習して、知識を定着していきます。

しかし、高校の数学では演習に関しては自分でする必要があります。また、前の授業の復習もなく、どんどん授業で学ぶ内容は進んでいくのです。自主的に勉強を進めていかないと、授業の内容についていけなくなるでしょう。

復習が命

学校では数学の復習の時間が無く、自分で勉強する必要があります。もし、数学の復習を行わなければ、授業の内容を理解できなくなるでしょう。

このように、高校の数学は自主的に勉強を行わなければいけないのです

中学校の時に優秀な成績を収めていた学生が高校の学習を怠ると、成績は伸びないでしょう。以前は得意だった数学でも、テストで点数が取れなくなる可能性が十分あります。

数学の授業で習ったことを帰宅後に、復習するようにして自主的に理解を深めるようにしましょう。今、習っている内容が一度分らなくなってしまうと、その後の授業・テストにも大きく影響します。

難易度・正確さ

高校の数学は中学で習った内容に比べて、難易度がグッと高くなります。授業の内容が難しくなり、しっかりと理解しなければいけません。もし、十分に理解していない状態では、問題を解くことができないでしょう。

また、正確さも求められるようになり、多くの公式を正確に覚えておく必要があります。公式などをしっかりと覚えておかないと、テストの際に問題が解けないでしょう。

高校の授業では習う内容の難易度が高くなり、より正確さが必要です。毎日の授業で覚えることが多くなりますが、1つずつ知識を身に付けていきましょう。頭の中がごちゃごちゃにならないように、整理すると良いです。

問題の複雑さ

中学の数学では、ほとんどの問題が複雑な計算ではなく、1つの計算で答えを導けるようになっています。そのため、問題を解くための過程を意識し過ぎなくても良かったのです。

しかし、高校の数学では中学の数学と違い、過程がとても大事になります。

特に入試で出題される問題の場合は、複数の計算を用いる必要があるのです。複数の計算を用いて答えを導くことが多くなるため、頭の中で計算する方法を考えるようになるでしょう。

もし、答えまでの過程で間違った計算をしていると必要以上の時間・労力を費やしてしまいます。大事な試験では、合否を分けることになる可能性があるでしょう。

概念が増える

高校で習う数Ⅲでは、概念を理解しなければいけないことが多くなります。例えば、実数で表せない虚数が出てくる複素数平面・グラフの傾きを求める微分公式などの場合があります。

もし、直感で理解できないとしても問題を繰り返して解くことで一定のレベルまでなら答えを導けるでしょう。ただ、すぐに答えを導けるようになるためには、かなりの勉強時間が必要となるはずです。

個人によって、どれくらいで慣れてくるのか差はありますが、問題を繰り返して解くことが大事です。何度も解くことで、徐々に理解が深まっていきます。勉強時間以外にも根気が必要となるでしょう。

中学生向けの数学の勉強法を解説した記事は、以下を参照してください。

才能に頼らず難しい問題を解く方法

問題を解く。

ここでは、才能に頼らずに難しい問題を解く方法について、見ていきましょう。

基礎の積み重ねから

難しい問題を解くためには、必ず基礎の知識を身に付けておくべきです。いきなり、難しい問題を簡単に解けることはありません。しっかりと基礎の知識を身に付けてから、基礎の問題を解けるようにしましょう。

また、基礎問題をただ解くのではなく、何度も解き直して過程をしっかりと理解しましょう。答えを導く過程もしっかりと把握しておかなければ、類似した問題が出ても解けないはずです。

基礎・応用の問題を学校の問題集で解けられるようになれば、一定のレベルまでは解けるようになるでしょう。まずは基礎から固めていき、応用問題も解けるように少しずつ勉強を進めていくと良いです。

考えることを諦めない

問題を解く際にはどのような公式を用いると良いのか、考えていきます。基礎の問題の場合ではそこまで悩むことはありませんが、応用の問題になると簡単には解けません。

特に応用の問題など難しい問題を解いていると、途中で計算が分からなくなり諦めてしまう方もいるでしょう。何度も問題を解いても答えまで導くことができないこともあるはずです。

しかし、分からない問題があったとしても、すぐに答えを見るようなことをしてはいけません。難しい問題でもしっかりと自らの頭で考えるようにしましょう。

このことを繰り返していると、粘り強さを身に付けることができるはずです。

問題は複数の方法で解く

ある1つの問題を解く際に、1つの解き方だけにならないようにしましょう。問題を解く方法はいくつもあるため、多角的な視点から解いてみると良いです。

この方法を身に付けるためには、多くの問題数・レベルの高い問題を解くようにしましょう。このことで新たな解き方が分かり、複数の解く方法を知ることができます。

最初は、新たな解く方法がなかなか定着しないでしょう。しかし、焦らずに多くの問題が解いていくと、素早く新たな解き方を用いることができるはずです。

そして、問題を解く際にどの解き方が合っているのか判断しやすくなるでしょう。

また、難しい問題は基礎的な解く方法を組み合わて答えを導きますので、自らの知識を深めておくことが重要です。

どうしてもわからないなら聞く

多くの問題を解いている際に、どうしても解けない問題が出てくるはずです。その場合は、まず自分で考えてみるようにしましょう。そして、2日経っても問題が解けない場合は他の方に聞いてみると良いです

これは、自分だけで解いていると視点が同じになってしまうからです。他の人なら自分とは違う視点から問題を解ける可能性があります。更に一緒に話し合うこともできるため、答えを導くだけではなく理解も深められるでしょう。

分からない問題がある場合は、自力でできるところまで解くようにしましょう。それでも、解けない場合は他の方の力も借りると良いです。

自分よりできる人に聞くメリット

もし、分からない問題がある場合は自分よりもレベルが高い方に聞くようにしましょう

その理由の1つ目としては、良い刺激になるからです。

2つ目は教えてもらう側なりきって問題を解いてみることで、日頃では解けない問題が解けることがあります。それが大きく成長できるきっかけになりますので、試してみましょう。

数学ができるようになるための教材は?

必要な教材は?

最後に数学ができるようになるための教材について、紹介していきます。

学校での問題集

学校の教材で勉強をしっかりと進めていくと基礎を身に付けることができて、一定のレベルまでの問題を解くことが可能です。難しい問題を解く場合には、基礎の部分を固めておかないといけません。

基礎の知識を身に付けて、難しい問題にも対応していけるようにしましょう。テストの時にも落ち着いて、問題を解くことができるはずです。

網羅系問題集がおすすめ

勉強の際に参考書・問題集を使う場合は、網羅系がおすすめになります。これは、基礎が分かりやすく解説されており、応用の問題にも対応しているものもあるからです。

以下がおすすめの参考書・問題集になります。

  • 中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本 (日本語) 単行本(ソフトカバー)

「中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本」 はベストセラーとなった「小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本」の続編です。

限られた時間を最大限に活かして、中学の数学の大切な部分を凝縮しています。また、つまずきやすいポイント・覚えづらい公式も理解しやすくなっています。

中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本
1100円
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  • 新課程チャート式基礎からの数学1+A (日本語) 単行本

「新課程チャート式基礎からの数学1+A」は教科書の内容が中心で、重要な定理・公式、例題、コラムなどがまとめられています。

チャート式基礎からの数学I+A
2101円
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通信教育で学校の予習復習は完璧

通信教育の魅力は、学校の学習ペースに合わせて、予習・復習ができるところです

また通信教育の学習はレベルごとに分かれており、少し難易度の高いことも勉強できるでしょう。難しい問題を解き方は通信教育で学習するのもありでしょう。また、基礎からも勉強することが可能になっています。

天才・秀才クラスの力を目指すなら

もし、数学のレベルを高めて、東大・京大などで出題される超難問を解ける力を身に付けたい方は「Z会の通信教育」をおすすめします

2021年のZ会員の東大合格者数は1,316人、京大の合格者数は979人と通信教育の中でもトップクラスの合格実績を誇っています。

しかし、その分難易度は高くなっているため、ある程度の数学を解ける方が良いでしょう。

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難関中学・高校・大学受験者向けのZ会映像授業に関して興味がある方は、以下の記事を参考にしてください。

数学は才能なのかについてまとめ

数学は才能なのかについてまとめ

  • 高校の数学は復習が大事
  • 通信教育で学校の予習・復習をする方法もある
  • 難しい問題を解く方法は、まず基礎を固める

数学は才能なのかについて、項目に分けて紹介してきました。

また、才能・努力の違い、難しい問題が解けない時の対処法まで解説してきました。

高校の数学は復習がとても大事になるため、自主的に勉強を進めていくようにすると良いです

もし、1人で勉強をすることに不安を感じる方は、両親・友人など周囲の力を借りるようにしましょう。

高校の数学は努力次第で難しい問題も解けるようになるため、諦めずに勉強をしていきましょう。