【2024年最新版】現代文おすすめ参考書ランキング16選!参考書の選び方まで完全解説

「現代文の勉強におすすめの参考書は?」

「参考書はどうやって選べば良い?効果的な勉強法は?」

などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。

現代文の点数を効率よく伸ばしたいなら、参考書で読み方・解き方を学ぶのがおすすめです。

また読解に必要な漢字や用語に関する最低限の知識も頭に入れておかなければなりません

今回は現代文のおすすめ参考書を17冊紹介します。

参考書の選び方や現代文の勉強法なども合わせて解説するので参考にしてください。

現代文のおすすめ参考書についてざっくり説明すると

  • 自分に合ったレベルのものを選ぶべき
  • まず漢字や現代文用語の学習をするのがおすすめ
  • 共通テストに対応しているかにも着目する

おすすめの現代文参考書の選び方

まずは現代文の参考書を選ぶ際のポイントをいくつか紹介します。

段階を踏んで参考書を選ぼう

第一に自分の学力を考え、それにふさわしいレベルの参考書を選ぶことが大切です。

基礎レベル

これから現代文の勉強を始めるという場合は、まずは基礎問題を中心に扱った簡単な参考書から始めるのが良いでしょう。

また漢字や現代文用語など、読解問題の演習を始めるまえに学んでおくべき事柄もいくつかあるので、それらが学べる参考書から始めるのもおすすめです。

さらに現代文が苦手な人は、文章を読解するコツや問題を解く上でのポイントなどが解説された参考書を手に取るのも有意義だと言えます。

センター試験レベル

センター試験レベルの問題ならまずまず解けるという人は、ある程度長く、難易度も高い問題が収録された参考書を選ぶのがおすすめです。

またそうした参考書を使ってみて、まだレベルが高すぎると感じる場合は、もう一度簡単な参考書に戻り、基礎を固め直すのが良いでしょう。

その際は漢字や現代文用語の参考書にも目を通し、最低限覚えるべきことはもう一度押さえ直しておくべきです。

難関大学レベル

難関大学レベルの演習がしたいという場合は、「発展編」の問題集など難易度が高い参考書を手に取りましょう

なお、現代文は文章のテーマによって得意・不得意があったり、難易度が変わったりする場合があるので、読みにくい・解くにくいと感じるテーマがあるなら、それを重点的に特訓するのもおすすめです。

さらに評論だけでなく小説も難関大学入試では頻出なので、小説問題の対策もしっかりできる参考書を選ぶのが良いでしょう。

分野別に参考書を選ぶ

一口に現代文の参考書と言っても、読解問題中心の問題集や漢字・用語を覚えるための参考書、論述問題の対策本など、色々なジャンルがあります。

よってそれらジャンルから自分の目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

読解問題中心

現代文の問題はそのほとんどが読解問題です。そのため、読解問題ができなければ、試験で良い点数を取ることはまず無理なので、読解問題の対策は欠かせません。

なお、現代文が苦手な場合は、まずは文章の読み方などが丁寧に解説された入門書から入り、その後に基礎レベルの問題演習を行うと良いでしょう。

また自力で解けなかった読解問題は、詳しい解説を読まないと理解できないことも多いので、解説が充実しているかという点にも着目して参考書を選ぶべきです。

漢字や現代文用語中心

漢字や現代文用語を学ぶための参考書を選ぶポイントですが、まず漢字は入試の頻出語が網羅的に収録されているものを選ぶのがおすすめです。

また暗記学習がしやすいので、赤シートが付属しているものを選ぶというのも有意義だと言えます。

同様に現代文用語の参考書も、大学受験での頻出用語が網羅的に載っているものを手に取るべきです。加えて論説文だけでなく、小説の用語まで網羅されているものの方が望ましいと言えるでしょう。

論述問題中心

私大志望ならほとんどの場合、その必要はありませんが、国立大を志望する場合は論述問題の対策をしなければなりません。

論述問題の対策本を選ぶ際は、第一に解説の充実ぶりに着目するのが良いでしょう。大学入試の論述問題は総じて難易度が高いからです。

また簡単な問題ばかりをやっていても国立の入試問題には対応できないので、ハイレベルな問題がきちんと収録されているかという点にも注目しましょう。

さらに先述したうように現代文では様々なテーマの文章が扱われるため、入試に頻出のテーマの問題が網羅的に収録されているような参考書がおすすめです。

新たな共通テストに対応しているか

2020年度(2021年1月)からは、センター試験に取って代わり、大学入学共通テストという新方式の一次試験が導入されます。

基本的にはセンター試験とあまり変わりませんが、出題傾向や問題形式などが若干変化する部分もあるので、試行調査などを参考に共通テスト対策も考えておくべきです。

よって特にセンターレベルの参考書を選ぶ際も、共通テストに対応したものを選ぶのが良いでしょう。

最新版の参考書を選ぶ

参考書は最新版のものを選ぶのがおすすめです。例えば、現代文用語の参考書は時代の流れなどによって、収録内容が変化する可能性があります

また漢字についても常用漢字の改訂などの影響で、学んでおくべき漢字の数が増減することがあるでしょう。

さらに読解問題や論述問題の傾向や頻出テーマも、時とともに変化していくものなので、入試対策に使うには最新版の参考書が最も有用です。

現代文おすすめ参考書16選

ここからはおすすめできる現代文の参考書を16冊紹介します。

入試現代文へのアクセスシリーズ

入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ)
1026円
入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ)
1026円

現代文の基礎から応用までが学べる問題集型の参考書です。本文と設問の解き方の解説が非常にしっかりしているため、読解力を高めるにはもってこいの教材だと言えます。

またこのシリーズを執筆しているのは河合塾の講師陣なので、信頼性に関しても申し分ありません。

さらに基礎編・発展編・完成編という3つのテキストがあるため、あらゆるレベルの学習者におすすめできます。

これから現代文を勉強するなら基礎編を、より本格的な入試対策がしたいという場合は発展編や完成編を選ぶと良いでしょう。

実際の利用者の口コミは?

現代文の問題の分け方がよく、解説も丁寧でよく分かります。 生徒に個別指導するうえで助かっています。 amazon カスタマーレビューより

実際の利用者の口コミを見ても、ほとんどの方が解説の充実さ・丁寧さを絶賛していました

現代文でつまずいている方は、まずは本書から学び始めてみてはいかがでしょうか。

現代文と格闘する (河合塾シリーズ)

現代文と格闘する (河合塾シリーズ)
1416円
現代文と格闘する (河合塾シリーズ)
1416円

現代文の解き方を詳しく解説している参考書です。

三部構成になっており、現代文に必要な知識や手法のインプットから、入試の頻出テーマを扱った演習問題でのアウトプットまで一連の学習をすることができます。

現代文を読み解くために必須のキーワードも収録されているため、身になることが参考書だと言えるでしょう。

なお、難易度はやや高いため、基礎レベルの学習が済んでから本書を使った学習に移行するのがおすすめです。

実際の利用者の口コミは?

現代文は、日本人であればどんな文章でも「なんとなく」読めてしまうので、設問に回答するにあたっても「なんとなく」で選びがちだ(そしてたびたび間違える)。

でも、受験で出題される現代文の問題は、「なんとなく」ではなく、すべて「これしかない」で選べるものだ(そうでないと問題として成立しない)。この本は、これまでの「なんとなく」を「これしかない」に変えるための正しい読み方を、あなたに授けるものだ。 amazon カスタマーレビューより

この参考書を利用して勉強した方からは、「なんとなくで解答している状態から抜け出せた」といった喜びの声が多く寄せられていました。

また、読みながらどのように線を引けば良いのかなど、具体的な手法についても学べる点を評価する声も多かったです。

読解を深める 現代文単語〈評論・小説〉改訂版

読解を深める 現代文単語〈評論・小説〉改訂版
935円
読解を深める 現代文単語〈評論・小説〉改訂版
935円

現代文用語の参考書で、語句の解説を読み、その後に簡易のチェック問題に解答することで、大学入試の現代文を読解するのに必須の評論・小説の単語を覚えることができます。

また語彙力強化だけでなく、評論に頻出のテーマを学習して読解力を底上げすることもできるという優れものです。

用語を解説した参考書なので、どのレベルの受験者でも使えますが、特に難関大学を狙う上級者におすすめできます。

なお、最新版では共通テストを意識し、表現力を養成するための小説語(副詞や接頭語・接尾語など)が追加されているので、最新版を購入するのが良いでしょう。

実際の利用者の口コミは?

基本的には語句の解説があり、簡単な問題で理解をチェックする形式。節目には総合問題という長めの文章によるテストがあり、これは全部で10題あります。1,2章ではかなり詳しい解説があり、テーマの解説もあるので理解しやすくなっています。 amazon カスタマーレビューより

現代文を読み解くために語彙を増やしたい方にとっては、非常に使いやすい一冊となっています。

一方で、口コミでは「語句が特定分野に偏っている」といった声も、僅かですが確認されました。

《新入試対応》大学入試 全レベル問題集 現代文シリーズ

《新入試対応》大学入試 全レベル問題集 現代文 1 基礎レベル 新装版
990円
《新入試対応》大学入試 全レベル問題集 現代文 1 基礎レベル 新装版
990円

基礎レベルから国公立大レベルまでが6つの分冊になった問題集のシリーズです。

非常に細やかなレベル分けがなされているので、あらゆる学習者が自分に合った問題演習をすることができます。

また解説も非常に詳しく、読解のポイントや文構造の把握の仕方など、復習によって様々なことを学べるというのも魅力的です。

さらにレベル2は「共通テストレベル」となっているので、共通テスト対策に利用するのも良いでしょう。

実際の利用者の口コミは?

教科書以外の例題があり、教科書を読み返すだけでは不安だった分が、少しなくなりました。 amazon カスタマーレビューより

共通テストがどんなものかがよくわかるので、塾でも使わせていただいています。 amazon カスタマーレビューより

こちらの問題集は細かくレベル分けされて出版されていますが、いずれも「分かりやすい」と好評でした。

入試 漢字マスター1800+ 四訂版

入試 漢字マスター1800+ 四訂版 (河合塾シリーズ)
900円
入試 漢字マスター1800+ 四訂版 (河合塾シリーズ)
900円

最新入試の傾向を踏まえ、大学受験に必要な漢字問題1800題程度が収録されている参考書です。

漢字をただ羅列するだけでなく、例文や語句の意味も一緒に掲載されているので、より実践的に漢字を学ぶことができ、合わせて読解力も高められます。

また四字熟語が網羅的に収録されている点も魅力的と言えるでしょう。さらに赤シートも付属しているので、スキマ時間の暗記学習にも便利です。

なお、共通テストにも対応しているため、基礎学習や共通テスト対策の段階で活用するのが良いでしょう。

実際の利用者の口コミは?

漢字が並べられているだけでなく、例文として並んでいて、また、漢字の隣に意味がしっかりと書かれていて、現代文を読みやすくする1冊だと思った。とても良かったです。 amazon カスタマーレビューより

利用者からは、単なる漢字ドリルではなく「語彙の基礎としての漢字」を身に付けることができると非常に好評でした。

読み解くための現代文単語(評論・小説)

読み解くための現代文単語(評論・小説) (シグマベスト)
935円
読み解くための現代文単語(評論・小説) (シグマベスト)
935円

大学入試に頻出の語句を網羅的に学べる参考書です。評論・小説・エッセイなどに頻出の単語が1,500語以上収録されています。

また本書には図解やイラストなども豊富に掲載されているため、文字では理解しにくい評論語なども、視覚的なイメージと共によりよく理解することが可能です。

さらに評論文・小説の頻出語がテーマごとに分類されたチャプターでは、入試の頻出テーマ8つの解説も載っているので、読解力の向上にもつながります。

本書の内容をマスターしておけば、スムーズに読解問題が解けるはずなので、学習の初期段階に手に取るのが良いでしょう。

実際の利用者の口コミは?

イラストや例文、小問題があるので覚えたつもりになりません。今まで買ってきた現代文単語単語集の中で最高です。 amazon カスタマーレビューより

本書で学んだ方からは、「覚えたつもり」にならずに現代文単語をしっかりと定着できるという喜びの声が多く寄せられていました。

また、本書はスタディサプリの人気講師「小柴大輔」先生の著書ということで、信頼度も抜群だと言えるでしょう。

田村のやさしく語る現代文

《改訂版》田村のやさしく語る現代文
880円
《改訂版》田村のやさしく語る現代文
880円

現代文が苦手な人におすすめの入門書です。会話調で大学入試の現代文をわかりやすく解説してもらえます。

また第二部では入試レベルの問題を使った実戦トレーニングも行うので、入門書でありながらある程度の読解力を身に付けることも可能です。

具体的には中堅私大レベルの問題くらいなら解けるようになるでしょう。

しかし、第二部はやや難しいという評判も多いので、入門書として活用する場合は第一部だけ読んで、基礎レベルの問題集に移行するというのでも構いません。

実際の利用者の口コミは?

素晴らしい参考書兼問題集であり、24年間重版され続けている理由に納得しました。来年受験を控えている受験生は絶対に買った方が良いですよ。若者に語りかける様に講義文から始まりますから、堅苦しくないし読みやすい。 amazon カスタマーレビューより

実際の利用者からは、少々古い側面があるものの素晴らしいと大絶賛を集めていました。

何年もの間多くの受験生に愛され続けている名著なので、「なかなか良い参考書に巡り合えない」という方には特におすすめの一冊です。

入試に出る漢字と語彙2400

入試に出る漢字と語彙2400 (大学JUKEN新書)
924円
入試に出る漢字と語彙2400 (大学JUKEN新書)
924円

網羅性が非常に高い漢字と熟語の参考書です。徹底的に漢字を含めた語彙力を強化したいという方におすすめできます。

本書には10年間の大学入試を分析した上で、漢字や熟語が頻出度順に収録されているため、効率的に漢字や熟語を学びたいという方にも良いでしょう。

また漢字の読み書き問題や四字熟語・慣用句を含めた語彙問題を解くことによって、より実践的に語彙力が高められるようになっていることも魅力的です。

本書を1冊マスターすれば、入試における漢字や語彙の問題を確かな得点源とすることができるでしょう。

実際の利用者の口コミは?

私が望んでいた四字熟語と慣用句の量が非常に豊富で満足しております。強いて欠点を述べさせてもらうならば、カタカナ語の記載がないことです。 amazon カスタマーレビューより

実際の利用者からは、本書で学ぶことで十分量の語彙力を手に入れられると評判を集めていました。

四字熟語等に苦手意識のある方にはおすすめです。

現代文読解の基礎講義

現代文読解の基礎講義 (駿台受験シリーズ)
1026円
現代文読解の基礎講義 (駿台受験シリーズ)
1026円

現代文の基礎を身に付けたいという方におすすめの参考書です。文章を客観的に読み解く方法や論理的に解く方法などを学ぶことができます。

また大学入試の現代文での読解と解答に必要な基本知識も習得することができるため、現代文のレベルアップを図るには非常に優秀な教材と言えるでしょう。

なお、構成は講義形式の説明を読んだ後に、例題で理解を深めるという流れになっています。例題での解説があることで、「入試問題をどのように解くか」ということがより具体的に学べるので魅力的です。

実際の利用者の口コミは?

駿台の人気講師、中野芳樹先生による読解法と解答法をまとめた参考書。読解法は他の参考書とはやや異なり、修辞法に基づき重要なキーセンテンスにマーカーを入れ(つまり絶対解答で使うところだけをマーカー入れする)、それを繋いで文章を理解するという手法を取っています。そして、この参考書の最大の長所は、他の参考書ではあまり記載されていない解答法を正確にまとめているところにあります。この解答法をマスターすれば現代文の実力が非常に向上すること間違いないでしょう。 amazon カスタマーレビューより

この参考書で学んだ方からは、質の高い解答法を知ることができたと絶賛する声が多く寄せられていました。

一方で、内容のレベルが少々高く、難関大を目指す方でないと難しすぎるという声も散見されました。

入試精選問題集 7 現代文 4訂版

入試精選問題集 7 現代文 4訂版 (河合塾シリーズ)
1047円
入試精選問題集 7 現代文 4訂版 (河合塾シリーズ)
1047円

難関大学の志望者におすすめのハイレベルな問題集です。基礎をきちんと固めた上で、正攻法で入試の現代文を攻略することを目指す教材であり、本書の内容をマスターすれば確かな実力がつくでしょう。

なお、本書に典型問題と演習問題が計25問(5+20問)収録されていますが、その問題もかなり難易度は高いです。よって解くのにもそれなりの時間がかかるので、余裕も持って取り組むのが良いでしょう。

また25問全てを解き、復習まで完璧にこなすのは大変でしょうが、その努力が確実に見になるものなので、時間の許す限り、丁寧に問題を解くことをおすすめします。

実際の利用者の口コミは?

文章中の文と文との関連性に主眼を置いてつくられています。超客観的かつ、姑息なテクニックは一切無し。その解き方はまさに正攻法、王道といった印象です。 amazon カスタマーレビューより

実際の利用者からは客観的に文章を読み解く力が身についたと評判でした。

愚直に王道を極めることができるということで、多数の難関大合格者から支持されている一冊です。

高校現代文をひとつひとつわかりやすく。

高校現代文をひとつひとつわかりやすく。
1320円
高校現代文をひとつひとつわかりやすく。
1320円

現代文で満足に点数が取れないという方などにおすすめの参考書です。高校現代文を攻略するために必要なことを、スモールステップで着実に身に付けていくことができます。

また各テーマが見開き1ページで解説されているという非常にわかりやすいレイアウトなので、現代文が苦手な人でも無理なく理解することができるはずです。

さらに国語の参考書としては異例の横書きのテキストであるため、縦書きの文章を読むのに抵抗感がある人にも良いでしょう。

実際の利用者の口コミは?

まず感じたのは、見開きでテーマごとに完結しているとっつきやすさです。テーマ解説とその演習が見開きで見えるため、本を読んでいるにもかかわらず、まるで授業を受けているようなわかりやすさがあります。これは現代文に苦手意識をもつ学生にも、少しずつ進められるような丁寧な作りだと感じました。 amazon カスタマーレビューより

本書はその読みやすさ・分かりやすさから、現代文が苦手という学生から多くの支持を集めていました

一方で既にある程度現代文ができる学生からは、解説が少々物足りないという意見も出ていました。

大学入学共通テスト 国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本

大学入学共通テスト 国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本
1430円
大学入学共通テスト 国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本
1430円

大学受験生に人気の「〜の点数が面白いほどとれる本」シリーズの現代文(センター・共通テスト)バージョンです。

評論文・実用文・文学的文章・複数テクストの解き方を具体的に学ぶことができます。

ちなみに、共通テストを作成する大学入試センターが公表している問題作成方針によると、現代文では「論理的な⽂章、⽂学的な⽂章、実⽤的な⽂章」が題材にされるようです。

よって本書は共通テストの傾向をバッチリ押さえた良書であると言えるでしょう。加えて複数テクストの対策というプラスアルファの学習もできるため、共通テストで高得点を狙う方にはもってこいです。

また本書のノウハウはセンター試験や共通テストだけでなく、その他の試験でも役に立つ汎用性の高いものなので、難関大学レベルの演習を行う前の基礎固めとして取り組むのも良いでしょう。

実際の利用者の口コミは?

全体としての内容は良いと思います。(私はわざわざ行わないですが、)本文へのマーキングの仕方や解法プロセスの体系化など、苦手な人にも優しい。 amazon カスタマーレビューより

実際のユーザーレビューを見ても、基本的な解き方を体系的に学べると好評な様子が伺えました。

一方で共通テスト対策に限っては、本書出版時にはまだ実施されていなかったこともあり少々曖昧な主張が目立つという意見も散見されました。

船口のゼロから読み解く最強の現代文

船口のゼロから読み解く最強の現代文 (大学受験Nシリーズ)
1210円
船口のゼロから読み解く最強の現代文 (大学受験Nシリーズ)
1210円

現代文を読解する上での基本が詳しく学べる参考書です。代ゼミの大人気講師が現代文の「正攻法」を授業のような語り口でわかりやすく教えてくれます

正しく基礎固めができるため、現代文を感覚で解いていて点数が伸びないという方やそもそも全く読めないという方などにおすすめです。

ちなみに本書では、まず正しい読み方・解き方を知り、その上で10題の良問を使ってトレーニングをするという2ステップで学習するため、誰でも無理なく読解力を高めることができます。

実際の利用者の口コミは?

私は理系教科が得意で現代文を疎かにしていました。現代文は超がつくほど苦手ですが、この本で現代文を解く際の考え方というのが少し理解できました。ただこの本を読んで完結というわけにいかず演習は必須ですので、期待しすぎも禁物です。 amazon カスタマーレビューより

ユーザーレビューでは本書で学んだことで現代文をフィーリングで解いていた状態から脱却できたという声が多く寄せられていました。

ゼロから覚醒 はじめよう現代文

ゼロから覚醒 はじめよう現代文
1100円
ゼロから覚醒 はじめよう現代文
1100円

これから大学入試に向けた現代文対策を始めるという方には是非とも読んでもらいたい入門書です。

現代文がどのような力を測るために存在している科目なのかということから学び始めることができます。よって現代文が苦手な人や国語全般に抵抗感がある人などにも良いでしょう。

またセンスや感性などを使わなくても解ける正しいノウハウを学ぶことができるというのも魅力的です。その方法を実践すれば、誰でもある程度の点数は取れるようになるでしょう。

実際の利用者の口コミは?

内容は、他の方が言うように「田村のやさしい」の現代版です。現文アレルギーの人はぜひやってみることをお勧めします。挫折しにくい本です。 amazon カスタマーレビューより

文句一つない素晴らしい参考書です!!現代文が1mmも分からない自分でもものすごく分かりやすく学ぶことが出来ました! amazon カスタマーレビューより

やはりスタディサプリのカリスマ講師「柳生 好之」先生の著書ということもあり、本当に分かりやすいと絶賛する口コミが非常に多かったです

まだ知名度があまりないので手に取る方は他の参考書と比べて限定されていますが、非常に内容が良いので今後より多くの方が愛用することになると思われます。

生きる漢字・語彙力

生きる漢字・語彙力<三訂版>
1023円
生きる漢字・語彙力<三訂版>
1023円

大学入試の漢字問題を対策するための参考書です。大学受験で必要な漢字や慣用句が2300語以上収録されています。

日本語の語彙力を総合的に高めることができるので、読解力や表現力の底上げにも繋がるでしょう。

さらに漢字を書いて覚えられるため、国立入試の漢字問題にもバッチリ対応できるはずです。

持ち運びに便利なコンパクトサイズなので、外出時に携帯し、ちょっとしたスキマ時間に暗記学習をするのにも良いでしょう。

実際の利用者の口コミは?

これなら、語彙力が豊かになり使える場面を自然に覚えらそうです。しかも、どの文章も面白くて飽きずに問題を解きながら覚えられる。 amazon カスタマーレビューより

実際の利用者からは文章が面白いから語句を覚えやすいと好評でした。

本書の基礎編・応用編の両方をしっかりこなせば、語彙力についてはバッチリでしょう。

頻出現代文重要語700

頻出現代文重要語700 (新版完全征服)
902円
頻出現代文重要語700 (新版完全征服)
902円

慣用句や四字熟語を含めた入試現代文の頻出用語が多数収録された参考書です。網羅性の高さに優れており、これ1冊で東大をはじめとする難関大学の入試に対応することができます。

そんなレベルの高い参考書でありながら、説明が丁寧であるため、予備知識が全くない人が手にとっても無理なく読み進められるでしょう。

本書で語彙力を高めれば、読解力のレベルアップにも繋がるため、学習の初期段階から本書を手に取るというのも有意義です。

実際の利用者の口コミは?

某予備校の有名講師のススメでこちらを購入いたしました。現代文の基礎となるものとして語彙、漢字があげられますが、こちらの本を1冊買えば難関大(おそらく東大も)にしっかり対応していると思われるくらい内容が濃いです。電車内や、寝る前などスキマ時間を利用して読んでいきたいと思います。 amazon カスタマーレビューより

隙間時間に語彙力を強化したい方にはおすすめの一冊と言えます。また、語数もちょうどよくやりきりやすいのも嬉しいポイントです。

現代文のおすすめ参考書比較表

これまで紹介してきた現代文のおすすめ参考書を以下の比較表でおさらいしてみましょう。

参考書名 価格 特徴
入試現代文へのアクセスシリーズ 1,026円 解説が充実した問題集3部作
現代文と格闘する (河合塾シリーズ) 1,416円 現代文の解き方が学べる比較的レベルの高い参考書
読解を深める 現代文単語〈評論・小説〉改訂版 935円 共通テストを含めた大学入試の頻出単語が学べる
《新入試対応》大学入試 全レベル問題集 現代文シリーズ 990円 あらゆるレベルに対応した6分冊の問題集
入試 漢字マスター1800+ 四訂版 900円 最新の大学入試に必要な1800の漢字を収録
読み解くための現代文単語(評論・小説) 935円 大学入試の頻出語句を1500語以上学べる
田村のやさしく語る現代文 880円 現代文の基礎を会話調でわかりやすく教えてくれる入門書
入試に出る漢字と語彙2400 924円 網羅性に優れた漢字と熟語の参考書
現代文読解の基礎講義 1,026円 現代文の基礎固めができる講義形式の参考書
入試精選問題集 7 現代文 4訂版 1,047円 難関大学の志望者向けのハイレベルな問題集
高校現代文をひとつひとつわかりやすく。 1,320円 高校現代文の攻略法をスモールステップで学べる基礎レベルの参考書
改訂第2版 センター試験 国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本 4,470円 センター現代文の読み方と解き方を詳しく解説
船口のゼロから読み解く最強の現代文 1,210円 現代文読解の基本が詳しく学べる
ゼロから覚醒 はじめよう現代文 1,100円 これから現代文を学び始めるという方におすすめの入門書
生きる漢字・語彙力 2,500円 大学受験に必要な漢字・慣用句を2300語以上収録
頻出現代文重要語700 902円 東大入試にも対応できる網羅性の高い用語集

現代文おすすめ勉強法

パソコンで勉強をしている人の画像

ここからは、受験対策におすすめな現代文の勉強法について解説します。

現代文の勉強法が分からない人は多い

現代文は、歴史系科目のように知識量が点数に直結するような科目ではなく、また数学や理科のようにある程度解法パターンが決まっているわけでもありません。

そのため、現代文をどのように勉強すれば良いかがよくわからないという人は非常に多いです。

またたとえ勉強法がわかっていたとしても、読解力や表現力、語彙力は一朝一夕で身に付くものではないため、結果が出るまでにはある程度の時間が必要になります。

よって現代文の成績を伸ばしたいなら、以下の勉強法を参考に、根気よく学習を継続するのが良いでしょう。

最低限の知識をつける

現代文の文章を読解するには、漢字と現代文用語の最低限の知識を身につけておく必要があります。

漢字について

漢字の知識は文章を読む上で必要不可欠です。常用漢字でないような難しいものは覚えなくても良いですが、漢字検定二級程度(高校卒業・大学・一般程度)の知識は付けておくのが良いでしょう。

また国立二次などでは漢字の書き取り問題も出題されますが、これは知識さえあれば解けるので、得点源にできるようにしっかり暗記学習をしておくべきです。

現代文単語について

現代文単語は特に評論を読む上で必要になります。例えば、アイロニーやマジョリティなどのカタカナの用語は、知っていれば何のことはありませんが、知らなければ文意が全く理解できない可能性もあります。

また用語の意味が直接的に問われる問題もあり、これも得点源とするべきなので、スキマ時間を有用活用して、暗記学習をきちんとしておきましょう。

筆者の主張を意識して読む

現代文の読解問題、特に評論文を題材にした問題を解く際には、筆者が何を伝えたいのかということを意識して文章を読み進めるようにしましょう。

読解問題は筆者の主張と関係していることが多いので、この意識があるだけでもかなり正答率が上がるはずです。

しかし、意識しただけですぐにそれが捉えられるようになるわけではないので、意識を持って読む練習を何度も積み重ねる必要があります。

解答を本文から見つける練習

文章は何となく読めるけど、問題を解くことができないというような人は、解答を本文から見つけるということを意識してみましょう。

現代文の読解問題では、答えが本文中にあるというケースがほとんどです。しかし、多くの人は感覚に頼って解答したり、自分なりの考えを書くなどして間違ってしまいます。

特に小説を題材にした問題でのそのような傾向が強く見られるため、小説を読む時こそ「解答は本文にある」という前提を強く意識するべきです。

解いた文章を要約してみる

読解問題を解いた後は、読んだ文章を200字程度で要約してみると良いでしょう。

それだけ端的にまとめるには、きちんと内容の本質を把握する必要があるので、要約の出来によってきちんと文章を読めているかを確かめることができます。

なお、要約の良し悪しは自分では確認しにくいので学校や塾の先生などに添削を頼み、フィードバックをもらうと良いでしょう。

ちなみに要約は論述問題の対策にもなるので、非常に良い学習法です。

後回しにしがちな現代文の勉強法に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

現代文の勉強計画立て方

カレンダーの画像

以下では現代文の勉強計画の立て方を、学年ごとに解説します。

高1の現代文の基礎的な知識を身に付ける

高1ではまずは漢字や現代文単語を覚えるなどの基礎学習から始めるのが良いでしょう。

初めに基礎をしっかりと固めておきことで、高2・高3での応用学習がスムーズに進められるので、じっくり着実に学習していくべきです。

また漢字や用語の暗記と並行して、センター試験の過去問などの基礎問題で演習を行い、読解問題に慣れておくことも有意義だと言えます。

高2は教科書レベルの現代文に取り組む

高2になったら、漢字や用語の学習は継続しつつ、高校の授業で扱う文章をしっかり読解できるだけの力を付けるのが良いでしょう。

教科書には入試の頻出テーマを扱う文章が掲載されていることが多いため、高校の授業内容に関する理解を深めることはそのまま受験対策につながります

また余力があれば、共通テストレベルの問題集でやや発展レベルの読解問題にチャレンジしてみるのも有意義です。

高3は入試レベルの問題に挑戦

高3では入試レベルの問題演習に取り組むのが良いでしょう。その際は自分の志望大学の出題傾向や問題形式をよく研究した上で、それを学習に反映するべきです。

評論しか題材にならない大学もあれば、小説が中心に出題がなされるところもあり、問題の難易度も大学によって様々なので、過去問を解くなりしてしっかり情報収集をしておきましょう。

なお、高1から続けている漢字と現代文用語の学習に関しても、スキマ時間などを使って継続してください。

常に目標を持ち続けること

どの学年においても目標を持つことは非常に大切です。「何のために勉強するのか」が明確でないと、モチベーションを維持するのは難しいでしょう。

特に成績が伸び悩んだ時などは、心を奮い立たせるような目標がなければ、そのまま挫折してしまう危険性もあります。

なお、目標を立てる際はまず長期の目標を定め、それが達成できるように1週間や1ヶ月単位の短期目標を立てるのが良いでしょう。

現代文のおすすめ参考書まとめ

現代文のおすすめ参考書まとめ

  • 苦手なら入門書で読み方を学ぶと良い
  • 暗記学習に使うなら網羅性の高さに着目するべき
  • 読んだ文章を要約してみるのは有意義

現代文のおすすめ参考書を紹介しました。

現代文の参考書を選ぶ際は、自分のレベルに合った難易度のものを手に取るようにしましょう。現代文が苦手な場合は、入門書で基本的な読み方・解き方を学ぶのがおすすめです。

また読解には漢字や現代文用語の知識も必要となるため、それらを覚えるための参考書も一冊購入しておきましょう。その場合は網羅性の高さに着目するべきです。

さらに読解問題や論述問題の対策ができる問題集も受験勉強には欠かせません。なお、問題演習をした後は、読解した文章を要約する習慣を付けると非常に有意義です。

以上を参考に、ご自身に合った参考書を探してみてください。