高校生のおすすめ自宅学習教材20選を現役東大生が紹介!教材の選び方まで徹底解説

「高校生が自宅学習する時の教材がたくさんあって、いまいちどれがいいのかわからない…」

「自分にぴったりの自宅学習教材ってどれだろう?」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

高校生の中には新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で自宅で学習する時間が増えた方も多いでしょう。それに伴い、自宅学習の教材を探している方も多いでしょう。

しかし教材が多すぎてそれぞれの長所・短所やどのように選ぶべきかということがイマイチピンとこないかもしれません。

そこで、今回は現役東大生を中心に運営陣が高校生の自宅学習教材選びでもっとも重要な以下のポイント5つを元に紹介していきます!

  • 値段
  • 大学受験実績
  • テキストの質・量
  • サポート体制
  • 定期テスト対策

これを読んだ後には、自身で最適な自宅学習教材を選択することができるでしょう。 それでは見ていきましょう!

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高校生におすすめの自宅学習教材20選!

ここからは、編集部が厳選した自宅学習におすすめの教材を紹介していきます。なお、教材のコースや価格は記事執筆時点のものです。

進研ゼミ高校講座

進研ゼミ高校講座のロゴ

画像出典:進研ゼミ公式サイト

進研ゼミ高校講座は、定期テスト対策にも対応していたり、講師とのリアルタイムチャットが可能ですぐに質問できるなど、幅広いサポート体制が整っているのが特徴です。

さらには、一人一人専用の弱点克服教材や合格戦略カリキュラムがあり、それぞれのニーズにあった対策を行うことができるでしょう。

現役合格にも強く、まさに高校生の自宅学習に適した教材と言えます。

進研ゼミの評価項目

進研ゼミ高校講座は1科目からの受講ができます。

これは、同様の形式であるZ会と比較すると、料金は進研ゼミ高校講座が1科目毎月6,180円(税込)〜、Z会が4,530円(税込)〜となっており、進研ゼミ高校講座の方が料金は高いと言えます。

しかし、受講科目数が増加すればするほど進研ゼミの方がお得に受講することが可能であり、複数科目の対策をする場合は進研ゼミを使うことでお得に受講できます。

実際に一部を抜粋して、複数科目での受講費用をZ会と比較すると以下のようになっています。

高校1年生(1科目) 高校1年生(3科目) 高校3年生(1科目) 高校3年生(3科目)
進研ゼミ高校講座 6,180円 9,180円 9,480円 11,180円
Z会 4,530円 12,690円 5,082円 14,746円

※上記の価格は全て12ヶ月一括払いした時の一月あたりの税込価格です。また、どのコースもテキストコースの場合の価格を表示しています。

また、Z会の場合は本科の価格が東大コース/京大コース/医学科コース/難関国公立コース/早慶コース/難関私大コースの場合を抜粋しています。

このように進研ゼミはセットだとお得であるだけでなく、高校1年生で英・数・国の3教科受講の場合、理科・地歴公民の『定期テスト予想問題集』『要点確認・暗記BOOK』も追加受講費不要でもらうことができるのでセットでの受講を強くお勧めします。

進研ゼミは数ある通信教育の中でも特に現役合格実績が優れており、2020年度試験では国公立大に8,322人、私立大に31,039人もの合格者を輩出していること

また、以下の表に示すように、有名大学への合格者も非常に多く、実際に2020年度入試における進研ゼミ高校生向け講座の大学合格実績は以下の表の通りです。

大学 合格者数
東大・京大 163人
旧帝大 856人
早慶上理 1,046人
GMARCH 2,407人
関関同立 2,132人
日東駒専 2,053人

このように幅広い層にで圧倒的な合格実績を有しているものの、東大・京大をはじめとする超難関大学にはZ会の方が合格者が多いこともあり、どちらかと言えばGMARCHや日東駒専などの受験対策に向いていると言えるでしょう。

したがってそのあたりを志望校とする受験生や、まだ受験校がしっかり決まっていないという高校生には進研ゼミはぴったりと言えるでしょう。

多くの自宅学習教材は大学受験に焦点を置いていて定期テスト対策があまりされていないものも多いですが、進研ゼミ高校講座では大学受験対策に加え、定期テスト対策も十分にできます。

全国の高校における定期テストを専門家が徹底分析した上で作成した「定期テスト予想問題集」を使い、5教科15科目の対策が行えます。

また、それと併用するものとして、紙媒体の教材だけでなく重要事項のみを一問一答形式で出題してくれる「定期テスト よく出る基礎」という名前のスマホアプリも存在します。

さらに、進研ゼミの「予習・復習効率UPアプリ」を使えば、講義の要点を5分で確認することができます。

テキストにカメラをかざすことで、該当箇所の重要ポイントが瞬時に把握できるため、宿題や復習作業に便利です。

テキストは1回15分で終わるように設計されているため、部活や課外活動、習い事と両立して無理なく継続できると言えるでしょう。

しかし、その分意欲的な学生の中には物足りないと感じてしまう人もいるかもしれません。そういった点のみ短所と言えるでしょう。

また高校三年生のみですが、志望大レベル別に問題を厳選した「合格への100題」の評判も非常に良いです。

合格への100題は進研ゼミ大学受験講座を受講する全員に届きますが、内容は受けるコースによって違います。問題は志望校のレベルに合わせて様々です。

選ばれている問題はどれも良い問題であるので、しっかり解いて自分のモノにすることで、入試本番に対応できる力が身に付く教材です。

進研ゼミの授業は受験界における最大手である株式会社ベネッセによる厳しい選抜によって選ばれたプロ講師が担当しているので、非常にポイントを抑えた分かりやすい授業です。そのため、苦手分野もしっかり対策することができると言えるでしょう。

また、進研ゼミにはプロの受験アドバイザリーも在籍しています。彼らは、勉強内容だけでなく日々の勉強の相談に乗ってくれます。

これにより自宅学習という独学の形式を取っていてもプロに相談できることで、勉強方針を定めることができ、成績アップに向けて正しい勉強法で努力していくことができると言えるでしょう。

他にも、自分の志望する大学の先輩に相談することのできる「先輩ダイレクト」という機能もあります。

歳の近い先輩はかつて自分が悩んだことと同じようなことで悩んでる場合が多いので、納得のいく回答が得られる場合も多いでしょう。

また憧れの大学に通っている先輩と話すことで、自分もそのようになりたいと思い勉強にさらに身が入るのではないでしょうか。

このように進研ゼミ高校講座では講師・アドバイザー共に大変優れていると言えるでしょう。

それ以外にも、進研ゼミの会員は、進路選択や勉強方法など様々な悩みを相談できる合格戦略アドバイスや、生徒専用のカリキュラム作成サポートなど、ひとりひとりに対応したサポートを受けることができます。

さらに、進研ゼミ高校講座の特徴である個別学習ナビでは、自分の志望する大学や必要な科目に合わせて、適切な学習スケジュールを提案してくれるサービスを使用することができます。

これらのことから進研ゼミのサポートはかなり優れていると言えるでしょう。

進研ゼミは定期テスト対策もかなり充実しています。

高1・高2用講座では「進研ゼミ 高校講座」では自分の通っている高校の教科書や授業進度に合わせて『定期テスト予想問題集』が届きます。

この問題集はよく出る問題を厳選しており、短期間で定期テスト対策が可能なのでテスト前に取り組んで一気に総仕上げをするのがお勧めです。

また、高校3年生の講座である「大学受験講座」は入試に向けた対策を主にした講座であるものの、高1・高2講座で提供していた授業・定期テスト対策教材の一部を提供する「授業・定期テスト対策リクエスト」があるので、他の自宅学習教材に比べると最後まで定期テスト対策に重点を置いている教材と言えるでしょう。

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Z会

Z会のロゴ

画像出典:Z会公式サイト

Z会の特徴は、1科目からの受講が可能な点や、東大・京大などの難関大に強いところです。

東大累計合格者数はナンバーワンに輝くなど、教材の質の高さは文句なしと言えるでしょう。

Z会の評価項目

Z会高校講座は、塾や予備校と比べるとはるかに安い料金です。

大学受験を目指して塾や予備校に通う場合にかかる費用は年間で50万円程度であり、大手予備校では100万円を超えるケースも見られます。

これに対してZ会高校講座では、講座によって料金は異なるものの、概ねリーズナブルな価格で受講ができると言えます。

例えば、代表的な本科(3科目)なら、年間約17万円で利用することができます。塾や予備校よりもかなり安い水準です。

ただし、他の自宅学習教材の料金と比較すると、Z会高校講座の料金はやや高めの設定であると言えるでしょう。

しかし、Z会は一教科から受講できるので苦手な科目や重点的に取り組みたい科目を単科で利用するのには適しています。

実際に、小論文や英語リスニングなど他の教材にはない教科の対策ができるので、他の教材の補佐として単科で利用することもおすすめです。

Z会は他の通信教育と比べても長年、難関大学入試において圧倒的に高い合格実績を誇っています。

実際に、1974年以降から8万人以上の東大合格者を輩出しており、それ以外にも京大や早稲田、慶應などその他の難関大学に関しても、豊富な合格実績があります。

2020年度入試における、Z会員(通信教育受講者のみ)の難関大学合格者数は以下の通りです。

大学名 人数
東京大学 1,161人
京都大学 923人
早稲田大学 2,261人
慶應義塾大 1,606人

そのため、難関大学を目指す高校生・大学受験生には特におすすめと言えるでしょう。

またZ会は医学部医学科に関しても十分な合格実績があり、医学部を目指す場合にも、Z会の講座は有用であると言えます。

この実績から、Z会が独自に設定している難関大と医学部向け講座が質の高い講座と言えるでしょう。

Z会の学習教材は要点が的確にまとめられており、シンプルな構成となっています。重要な部分だけを効率よく勉強することが出来るため非常に無駄のない教材と言えるでしょう。

そのためZ会の教材・問題の内容を完璧にしておくだけで、相当な学力がつくことが期待されます。

また、自宅学習教材のテキストは基礎を中心に扱うものが多いためどうしてもオリジナリティがない問題が多くなりがちですが、Z会の教材はオリジナル問題も豊富です。

さらに、Z会高校生向けコースのテキストは網羅性が高く、基礎から応用までを体系的に収録しています。

通信教育は教材の内容が少なく、自分で新たに問題集を買わなくてはならないことが多いのですがZ会の場合はZ会のテキストだけで十分な人も多いでしょう。

それに加えて、Z会では大学入学共通テストの対策講座も充実しています

1科目につき毎月60分で取り組める教材に毎月取り組むことで、無理せず8〜9割突破を目指せる教材になっています。

また、試行調査などをZ会が独自に分析した結果に基づき、時期に合わせて今できて欲しいレベルの問題が載っているので、そこから自分のすべき勉強が分かります。

また、テキストではないですが、「授業アシスト」という各教科の授業内容をスマホを通した動画教材やテキスト教材で手軽に学べるようなコンテンツも存在しているのでこれも忙しい高校生たちが、隙間時間を利用した学習に役立てることができると言えるでしょう。

例えば数学では、5分程度の短い動画で単元ごとの重要問題を効率的にマスターしていくことができます。

これにより短い時間で何度も予習復習ができるので学習の定着率が上がることが期待できるでしょう。

Z会では、「教えてZ会!」という会員専用の質問システムを完備しています。

これは、教材に取り組んでいる間に出てきた疑問点や、添削に関する疑問・質問だけでなく、学習計画や勉強方法に対する質問まで受け付けており、全てプロの専門スタッフが丁寧に回答してくれます。

このサービスで「質問がすぐにできない」、「わからないことをその場で解消できない」という自宅学習にありがちな悩みが解決できるので学習がスムーズに進むと言えるでしょう。

また、東大・京大志望者向けには個別面談である「オンライン面談~合格戦略サポート~」が存在します。

こちらは東大・京大受験に精通したZ会スタッフが面談を担当しており、これにより合格に向けて効果的なアドバイスを得ることができます。

先ほど紹介した「授業アシスト」という制度が教科書レベルを扱っているのでそれを定期テスト対策として使っている方が多いようです。

ただし、Z会は定期テストというよりも大学受験に焦点を当てた教材が多いため、定期テスト対策だけに使うのはあまり適切ではない可能性があります。

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スタディサプリ

スタディサプリのロゴ

スタディサプリの特徴は月額1,815円で人気・一流講師の授業5教科18科目4万本の授業動画が見放題である点です。

現役難関大のコーチがサポートしてくれる合格特訓コースも用意されているので、しっかりとサポートを受けながら学習していきたいという方にもおすすめの自宅学習教材です。

スタディサプリの評価項目

スタディサプリは上2つの自宅学習講座の中で比較してもかなりコストパフォーマンスが良いと言えます。

スタディサプリ高校講座は、基本的なサービスが全て利用できる「ベーシックコース」で月額1,815円(税込)、ベーシックに加えてさらに担当コーチが付く「合格特訓コース」だと月額10,780円(税込)で受講可能です。

さらに、どちらのコースも基本的に追加費用なしですべての講義が受けられるほか、テキストも無料でPDF化して自分でコピーすることができます。

これは予備校はもちろん、他社通信教育と比べても破格の安さであり、コスパの良さでスタディサプリの右に出る講座はほとんどないでしょう。

値段の安さから、塾に通いながらスタディサプリも併用するという方も多く、「塾でわからない部分をスタサプで集中的に受講する」といったスタイルも非常に人気となっています。

スタディサプリを利用して難関大学に合格した方は数多くいらっしゃいます。

スタディサプリには充実した基礎コースや、東大京大、旧帝大、早慶などの難関大学を目指す生徒向けの志望校別対策講座があるので、勉強が苦手な生徒から難関大学を受ける方まで、幅広い層の生徒がそれぞれの志望校を目指すことで素晴らしい合格実績を挙げています。

ただ、進研ゼミやZ会と比較すると合格者数はやや劣るので超難関大や医学部志望の方はそれを頭に入れておくべきです。

しかし、これはサービス自体が二つに比べると新しいためまだ完全に実績を出し切っているとは言えない可能性もあります。

したがって超難関大や医学部志望の方も、スタディサプリなら1ヶ月から始められるので補佐的に利用してみるのが良いでしょう。

スタディサプリの目玉教材である映像授業の質は非常に高いことでおなじみです。

スタディサプリで授業をしているのは、有名予備校・塾で立ち見の生徒数の記録を持つ先生や、大手塾内で「最優秀教師賞7年連続受賞」、「文部科学大臣賞」を受賞した先生など日本でも屈指の実績を持つ講師ばかりです。

具体的には英語講師の関先生をはじめ、化学の坂田先生など多くの実績を持つ有名講師が多数在籍しています。

地方在住の方でもこういった優秀な講師陣の授業を受けることが可能なので、自宅にいながらにして都心の大手予備校に通うのと同じ水準の学習をいつでもどこでも行うことができるでしょう。

5教科18科目4万本以上もの授業が用意されているため自分に合った授業やお気に入りの講師が必ず見つかるので勉強にどんどん夢中になるのではないでしょうか。

一本の動画も約10~20分と非常に短い上に、巻き戻しや倍速再生も可能なので分からない箇所をピンポイントでかつ短時間で学べるので隙間時間の学習にぴったりと言えるでしょう。

さらに、志望校別対策講座も用意されているので、自分の学力や目標の大学に合わせて効率よく勉強できます。

しかし、テキスト自体はよくまとまっているものの、分量が少ないという評判が目立っています。

したがって自分で参考書や問題集を買って適宜補う必要があったり、そもそもスタサプ自体を塾の補佐として使うなど、少しだけ使い方を工夫する必要があると言えます。

基本的に月額1,815円のベーシックコースではサポート体制が充実しているとは言い難いです

その理由は、ベーシックコースでは、基本的には授業以外はサポートwebというページで学習状況の確認などしかできないためです。

そのため質問ができなかったり、学習の相談ができないなど他の通信教育と比べてサポートの量は劣っていると言えるでしょう。質問や相談がすぐにできないことは学習が滞るというデメリットに繋がることがあります。

しかし、月額10,780円の合格特訓コースを受講すると一気にサポートが手厚くなります。

これは通常のコースより料金はかかりますが、スケジュールによる学習管理や質問対応が可能なので一気に勉強しやすくなると言えるでしょう。

一人一人に有名大学の大学生コーチがついて、勉強の徹底サポートをしてもらってモチベーションを維持したまま勉強ができるので、自宅学習にありがちなだらけがなくなると言えるでしょう。

また、当日22時までに送った質問はその日に回答がくることからテスト直前などの急ぎの時でも安心です。

スタディサプリには定期テスト対策に特化した講義やテキストは基本的には存在しません。

したがって、上記であげた進研ゼミやZ会のように定期テスト対策教材がある通信教育と比べるとやや弱いと言えるでしょう。

しかし、そもそも授業が単元別になっているので、定期テスト範囲の単元の動画を自分で見て理解を深めることで定期テストの点数を上げることは十分可能と言えるでしょう。

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河合塾One

河合塾Oneのロゴ

河合塾Oneは大手予備校のひとつ、河合塾が運営するオンライン映像授業です。

これは最先端AIのナビゲーションを利用した学習教材であり、全教科が月2,931円(税込)から勉強し放題です。

1レッスン5分からできる短時間の解説動画を見て、演習を繰り返すことで学習したことを効率よく定着させるという教材です。

それぞれの生徒専用の「AIおすすめ学習モード」を使えば、得意科目は出来る部分をどんどんスキップして先取り学習したり、不得意科目は苦手の原因までさかのぼったりなど、自分に合ったプランでとことん学習することができます。

また、自分で好きな科目や単元を選んで学習する「教科・単元選択学習」モードもあり、こちらは決まった範囲を徹底的に学習したい定期テスト前などにおすすめです。

総コンテンツ数は15,000以上、英語・数学・化学・物理・古文の5教科が受け放題なので必ず楽しめる動画が見つかるでしょう。

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学研プライムゼミ

学研プライムゼミの特徴

画像出典:学研プライムゼミ公式サイト

学研プライムゼミは自宅学習としては有名な「学研」の映像授業です。

ユニット(コマ)単位の料金制で、例えば5回×45分だと5,500円、90分×5回だと15,920円となっており、無料体験もできます。

他の教材と比べると少し高いですが、ドラゴン桜の英語教師のモデルとなった竹岡先生や、『マドンナ古文』の著者荻野先生など数多くの有名講師による授業が受けられるので値段相応の価値が存在する教材と言えるでしょう。

高校生のみ対象ですが、東大などの国公立や早慶上智・MARCHなどの難関大を狙うコースが特に充実しており、それ以外にも小論文対策や推薦対策・医学部受験対策などの珍しい講座も扱っています。

どの受験スタイルの方でも、それに特化した講座があるのは非常にありがたいと言えるでしょう。

N予備校

N予備校のロゴ

N予備校(エヌよびこう)はドワンゴが提供するeラーニングサービス(インターネット予備校)です。

主に学校法人角川ドワンゴ学園が運営するN高等学校の生徒向けに提供されているが、主要なコースは一般向けにも提供されています。

どの学年も授業、教材、フォーラムの全てが月1,100円(税込)で利用可能です。これは他の映像授業と比べてもかなり低価格であると言えるでしょう。

にもかかわらず、23種類の豊富な講座に3段階のレベルが用意されており、値段に対してかなり充実した内容になっています。

N予備校は、生授業、教材(問題集・参考書)、Q&Aシステム(質問掲示板)が一つになっておりそれらは全て一つのアプリから利用できるという珍しい形式を取っています。

Q&Aシステムは生徒同士の教えあいの場であり、わからないことを質問するだけではなく、他の人の質問に答えることでさらに理解を深められるので学習に大きく役に立つと言えるでしょう。

fit オンラインゼミ

fitオンラインゼミのロゴ

Fit(フィット)オンラインゼミとは、パソコンかタブレットを利用して、塾や学校で授業を受けるのとまったく同じような感覚でオンライン授業を受けながら学習できるインターネット相互学習システムです。

「個別WEB指導」と「ライブ授業」のWの学習スタイルで学校や塾と同様の授業・進路指導ができるという特徴があります。

WEB授業講師とライブ授業の担任とで互いに情報を共有することで、二人により生徒さん一人ひとりにあった学習計画を策定し、学力の向上を目指せるので相乗効果が生まれると言えるでしょう。

しかし費用が、高校生は月19,800円からと少々高くなっている点には注意が必要です。

すらら

すららのロゴ

画像出典:すらら公式サイト

すららは小学生から高校生までを対象にしたeラーニング教材を提供する今人気の通信教育です。受講費用は月額7,480円です。

文部科学省の不登校児童生徒に関する指針を満たし、引きこもりの生徒が受講することで出席扱いになる通信教育としても現在注目を集めています。

キャラクターの対話で進むわかりやすいレクチャーであり、AIを利用したゲーム性溢れる楽しいドリルによる学習ができるので勉強が苦手な子でも楽しく進めることができるでしょう。

しかし、その分すららの教材は、偏差値30〜50程度の生徒が基礎固めをすることを想定して作られているため、難しい問題に積極的にチャレンジしたいという方には不向きな場合があるでしょう。

Try it

トライイットのロゴ

Try itとは、アルプスの少女ハイジをモチーフにしたCMで有名となっている「家庭教師のトライ」が高校生向けに無料で配信している映像授業サービスです。

無料であるにもかかわらず、予備校で指導したことがあるような先生や参考書を執筆するような方が講師として解説してくださるので非常にわかりやすいです。

国数社理英の授業が定期テストレベルから入試対策レベルまで4000本以上見放題です。単元をピンポイントで復習することができるので、学校の授業が全くわからない状態からでもこれだけ見ることによって、定期テストはばっちりの学習ができると言えます。

ただ、学校別対策や学部別対策講座が全く存在しないので、入試となるとこれだけでは弱いと言えます。

したがって基礎固めや苦手分野の克服としてTry itを利用して応用問題の演習は他で補強するのが良いでしょう。

また、Try itは添削指導や質問対応を受け付けており、その価格は1回500円で受講可能です。

動画を見るのにお金がかからない分、サポートを繰り返し利用すると思ってた以上にお金がかかってしまい、他の自宅学習教材よりも割高になってしまうケースが多いので注意するべきでしょう。

アオイゼミ

アオイゼミのロゴ

アオイゼミは、無料会員登録することでプロ講師による映像授業を見放題という画期的な講座です。

全国のライバルと繋がれるタイムライン機能やライブホームルーム機能などが存在するという特徴があります。

映像授業を見て学習する場合は塾とは違い、一人で勉強することになってモチベーションが下がってしまうことが多いでしょう。

しかし、このタイムライン機能を使えば、全国の利用者と目標を立てて高めあったり、勉強を教え合ったり、また勉強法などの情報交換したり、利用者同士が切磋琢磨することができます。

勉強がきつい時期や、モチベーションがないような時期でも、仲間・友人が頑張っているから自分も頑張ろうと思うことで勉強を続けることができるでしょう。

レギュラー会員(月1,078円(税込))で動画見放題になりプレミアム会員(月3,080円(税込))で個別質問やテキストのダウンロードが可能になるので有料会員になるのもおすすめです。

オンライン家庭教師Wam

オンライン家庭教師wamのロゴ

「オンライン家庭教師Wam(ワム)」は、個別指導塾の指導歴20年以上・全国に130校舎以上(2020年6月時点)を展開する「個別指導学習塾のWam(ワム)」が、2019年からスタートしたオンライン家庭教師サービスです。

Wamはオンライン家庭教師でも個別指導の校舎と同様、高クオリティの授業をしていることから、「入塾1年以内の定期テストで1教科+20点以上」という成績保証をしてくれます。

Wamの授業中には「挙手する」ボタンがあり、これを押すと説明の途中でも先生に気軽に質問できるので非常に便利なシステムと言えるでしょう。

これにより自宅学習におけるわからないところをそのままにしやすいという難点を解消できます。

しかしサービスが始まって新しく、先生の教え方にばらつきが見られるという口コミも見られたので受講する際は注意が必要です。

秀英id予備校 自宅学習コース

秀英id予備校自宅学習コースのロゴ

「集英iD予備校」とは秀英予備校が行っている映像授業です。その中には、「校舎に行って受講するコース」と「自宅で受講するコース」があり自宅で受講できるものは5教科で月9,900円(税込)です。

もちろん国数英のみ、理社のみという受講スタイルも可能で前者は月7,920円(税込)、後者は月5,940円(税込)から受講できるので、自分の学習スタイルに合わせて学習できると言えます。

普段は授業対策講座で学校の授業の予習・復習を行いつつ、定期テスト直前には定期テスト対策の問題を利用した定期テスト対策講座を受講することができるというように定期テスト対策に重点を置いている教材と言えます。

実際に、学校で配布されたワークやプリント類を「いつまでにどれくらい学習するか」という学習計画を記録できる「定期テストMY学習PLAN」というものがあります。

これを書くことによって自分で勉強計画を立てる練習にもなるので大学受験の勉強計画を立てるときも役に立つでしょう。

さらに追加料金を支払うことで「プレミアムコース」を受講でき、総合問題やハイレベル問題の解説に絞った講義を聞くことができます。

また、集英iD予備校は、質問対応サポートや進路相談サポートがついていたり、他社と異なる点として、オプションの講座も豊富です。

例えば夏季講習や冬季講習といった季節講習や英検を重点的に対策できる講座などもあることが挙げられること

With-ie

With-ieはパソコンやタブレットでZoomあるいはSkypeなどを使いプロ講師や難関大学生に指導してもらえるオンライン家庭教師サービスのことです。

そして生徒ひとりに専任のカリキュラムや生徒の苦手を知る講師がつき勉強をサポートしてくれるという形であるがあくまでも自分で学習するというスタンスの教材です。

リアルタイムでの授業では、パソコンを通じ画面越しで、授業を受け質疑応答がすぐに出来るようになっています。

そのほかの学習方法として何度も繰り返し見る事ができる映像授業もあるのでそれを使って予習・復習が可能です。

新型コロナウイルスの影響もあり、塾は通いたい生徒、通いたくない生徒、通えない生徒など様々な生徒が存在しますが、With-ieでは受講者全員が自分に合わせてスタイルを選択することができます。

これにより、全ての指導を教室でも自宅でも受講可能なだけでなく、オンライン自習室が用意されています。

オンライン自習室では勉強風景をPCやスマホのカメラで中継してスタッフがチェックすることにより、自宅にいながら自習室にいるかのような緊張感を持って学習に取り組むことができます。

公文式通信教育

公文のロゴ

画像出典:公文公式HP

全国各地に教室を展開しており、60年以上の歴史がある公文式教育は通信教育も展開しています。

この公文式通信学習により、教室での学習と同じように算数・数学、英語、国語の各教科を自宅で学ぶことができます。また、この通信教育では採点指導が行わるほか、連絡帳にアドバイスを書いてもらえるため、効率的に学習が行えます。

公文は自分のペースで続けられ、スタート時もどのレベルから始めるかは担当の教室の方としっかりとカウンセリングしたうえで進められるので、無理なく継続学習が可能です。

また、費用についてですが高校生は一ヶ月一教科10,450円から始めることができますが、これは通塾スタイルの費用である9,900円(東京都と神奈川県の場合・税込)や9,350円(それ以外の場合・税込)に比べて高いと言えます。

また、理科・社会は公文で学習できないことから、公文の通信教育はあくまで補佐的な教材として利用ことも検討しましょう。

学びエイド

学びエイドのロゴ

学びエイドは全国各地にいる100名超えの講師が中学・高校範囲を網羅している一コマ5分の授業を配信しています。

講師が多いことから、自分に合った講師の解説を聞けると言えるでしょう。

費用についてですが、一日三コマまでは無料で受講できます。しかし、一ヶ月1,650円で講座が見放題になるので、有料会員であってもお手頃価格で授業が楽しめます。

まずは無料会員になってみて、気に入った場合有料会員になるのがおすすめです。

ベリタスアカデミー

ベリタスアカデミーのロゴ

ベリスタアカデミーは、「細分化した授業」がコンセプトとなった映像学習で、単元の学習内容を細分化してわからないところをゆっくり、わかっているところは飛ばすというような効率的な学習を強みとしている教材です。

集団塾では必ずしも自分のペースで学習できるわけではないため、自分が理解している内容を解説している最中は退屈に感じてしまうことも多いでしょう。

しかし、ベリタスアカデミーでは、倍速プレーヤーで学習できるので分かってるところは倍速で視聴することで時間を有効に使えます。

またその他にも、ベリタスアカデミーでは、すべての授業を電子黒板で行なっています。

電子黒板の場合は事前に多くの部分は書かれているので、講師が重要なところだけを板書するという形式なのでそこに時間を割くことができます。

このように、ベリタスアカデミーではムダをなくすことで、本質を理解する授業を作り出す工夫がなされています。

高校生の場合は、ベリスタを導入している塾で受講することができ、大学生や社会人は無料で受講できることもあります。

eboard

eboardのロゴ

eboardは「学びをあきらめない社会へ」をコンセプトに放課後学習や不登校の支援・NPO法人による学習支援などでの活用して法人eboard(イーボード)により開発されているICT教材です。

約2,500本の映像授業と7,000問のデジタル問題集が収録されていて、授業でわからなかったところを中心に復習したうえでデジタル問題集に取り組むことで定着できるような仕組みになっています。

中学生では英語・数学・国語・理科・社会の5教科に対応しているものの、高校生では数学Iの授業しか対応していないので、高校生が活用する際は中学範囲の勉強の復習に使うのが良いでしょう。

ワオスタディー

ワオスタディーは、無学年制スモールステップ方式を採用しているネット塾です。

1教科月額6,480円で受講可能で、英数国のみ対応しています。

iPadとデジタルペンを使用した学習であり、無学年制スモールステップ方式なので先取り学習したり、自分の学習の進み具合に合わせて飛び級する事も可能です。

基礎学力を身に付けるレベルなので大学受験対策という用途で使うには不十分であるといえるでしょう。

また、現在はサービスが終了しているのでどうしても利用したい方はサービスが復活するまで待つ必要があります。

Axis

Axisオンラインのロゴ

引用元:Axisオンライン公式サイト

Axisとは、全国47都道府県に学習塾を展開するワオコーポレーションが開発した「Axisオンライン」という正式名称でおなじみのサービスです。

学習塾のノウハウを生かした本格的な指導を自宅にいながら受けられます。

オンライン指導のため、先生の派遣エリアに制限が無く、小論文対策や医学部受験など、細かな生徒の目標や成績に合わせて全国の優秀な先生の中から自分にとって適した1人を選ぶことができます。

また時間・場所を選ばない学習スタイルなので一人ひとりの生活スタイルに合った学習ができるのがポイントと言えるでしょう。

Netty

Nettyのロゴ

引用元:Netty公式サイト

Nettyとはインターネットを通じて、N家庭教師のノーバスの人気家庭教師が時間や場所によらず自宅にいながら受けられる全く新しい家庭教師サービスのことです。

インターネットを利用したオンライン双方向学習(完全1対1の個別授業)の形式を取っています。

東大や早慶出身または在学の教師が数多く在籍しているので難易度の高い問題もしっかり解説してもらえると言えるでしょう。

また、その他にもテスト前など、わからないところをすぐに質問したいときに使うのが便利です。

高校生向け自宅学習教材を選ぶ際のポイント

基本的には、今回紹介したようなある程度の知名度や会員数がいる教材を選ぶのが、安心感があっておすすめです。

しかし、まだ何を重視して選べばいいのかイマイチ分からないという方のために注目すべきポイント別に解説していきます。

利用目的

まず自分がどんな目的で自宅学習の教材を探しているのかを明確にしましょう。

その上で、各社がどのような目標に合った講座なのかを自分の中で分類すると、講座選びがスムーズになります。

例えば、今回紹介したものを以下のように特徴づけることも可能です。

推薦受験対策なら学研プライムゼミ
隙間時間の勉強をメインにしたい人なら河合塾One
圧倒的コスパならスタディサプリ
最難関大対策ならZ会
迷ったら、1番ベーシックな進研ゼミ

このように、それぞれについてざっくりした捉え方を持っておくのも良いでしょう。

自分のレベルに合っているか注意

新たな自宅学習教材を始めるときは張り切りすぎてしまい、どうしても自分のレベルより少し高い教材に取り組みたくなることもあるでしょう。

通信教育などを用いた自宅学習は、塾などに比べてモチベーション維持が難しくただでさえ挫折しやすいため、最初のうちは難しすぎない教材を選び、まずはペースを掴むというやり方ですすめるのもおすすめです。

そのためには、それぞれのサイトに載っている教材見本や動画見本を見ることで自分のレベルに合っているかチェックしてみましょう。

添削の有無

自宅学習教材の中には添削があるものとないものがあります。この2つでは身に付く力や値段もかなり異なる場合が大きいのでどちらが自分に向いてるかよく考えなくてはなりません。

具体的には、入試科目に小論文があったり、国立二次などで途中過程を詳しく論述させて部分点を与えるタイプの入試を実施する大学を志望する高校生は必ず添削のついた教材がおすすめと言えるでしょう。

そうでない場合は、最悪学校の先生に見てもらう事もできるので添削がついてないものを選んでも良いでしょう。

添削がついていない教材は安いことが多く、浮いたお金で参考書を買ったりすることでうまく有効活用できるでしょう。

高校生におすすめ自宅学習教材まとめ

高校生におすすめ自宅学習教材まとめ

  • 進研ゼミ高校講座
  • Z会
  • スタディサプリ
  • 河合塾One
  • 学研プライムゼミ

今回は高校生におすすめ自宅学習教材とその特徴について解説しました。

自分に最適な通信教育を見つけて、充実した自宅学習をしましょう!