高校生の勉強に関する基本事項(勉強法・受験対策・塾や通信教育選び)を全て解説!

高校生になると中学よりも一層学ぶ内容が高度化し、勉強についていくのが難しくなります。

さらに大学受験を目指す人も多くなり、これまでの人生の中で最も真剣に勉強に向き合うことになるでしょう。

一方で、いざ勉強を頑張ろうと考えてみても、「どこから手をつけたら良いのか」「勉強法はどうしたら良いのか」など、疑問が尽きないかと思います。

そこでここでは、高校生の方向けに勉強方法のエッセンスをお伝えします!

これを読めば勉強法の基本や塾・通信教育の選び方、受験対策のコツまで一通りのことを学ぶことができます。

このページにはプロモーションが含まれています

高校生向けおすすめ勉強法

勉強はもちろんガムシャラに頑張る根性も大切ですが、限られた時間の中で着実に実力を伸ばしていくためには、まずは勉強法を学ぶことが大切になります

正しい勉強法・学習習慣を身に着けることで、より短期間で無駄なく学力を伸ばしていくことができるでしょう。

具体的な勉強方法については、以下の記事を参考にしてください。

効率の良い勉強法

同じ教材を使って同じ時間だけ勉強していたとしても、勉強方法が違うだけで成績・偏差値の伸びは大きく変わってきます

特に暗記のコツなどは知っているのと知らないのでは大きな差が出てきてしまうので、勉強をする上では必ず知っておきたいポイントだと言えるでしょう。

効率の良い勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています。

成績を上げるためには

推薦等を考えている方にとっては、学校の成績が貰えるかどうかは死活問題です。

学校の成績を上げる方法は「定期テストで良い点をとる」「授業を真面目に受ける」の2つが基本となります。

以下の記事では主に定期テストの焦点を当てて、成績を上げるための勉強法を紹介しています。

勉強の仕方がわからない時は?

高校に入り学習内容が一気に難しくなると、今まで通りの勉強法では太刀打ちできず、途端に「勉強の仕方がわからない」という悩みを抱える方が増えてきます。

勉強の方向性を見失った時は、まずは目標設定を明確にするところから始めると良いでしょう。

勉強の仕方がわからないとお悩みの方は、以下の記事を参考にしてください。

iPadを使った勉強もおすすめ

現在ではスマホやiPadの普及により、一昔前と比べると学習環境が激変しています。

実際、スマホやiPadを使った勉強は非常に効果的である上に、場所や時間の制限なく勉強できるので、これらのツールを利用しない手はありません。

定期テストの勉強法は?

高校生にとって一大イベントである定期テストですが、ノープランで突撃してもなかなか良い結果は得られません

以下の記事では定期テスト対策を始める時期や、どのような計画を立てて勉強に取り組めば良いのかについて解説しています。

教科別の勉強法のコツ

あらゆる教科に共通する勉強法の原則は確かに存在しますが、それだけで学習効率を高めていくのは限界があります。

そこで以下では教科別でより具体的に勉強法のコツを確認していきましょう。

国語

国語は現代文と古文・漢文で勉強方法が全くと言って良いほど変わります

国語の成績を上げたい場合はこれらを一括りにするのではなく、現代文と古文・漢文に分けてそれぞれ丁寧に対策していくことが求められるでしょう。

現代文

現代文はあらゆる科目の中で最も対策が難しい科目と言えます。自分は現代文が得意だという人でも、なぜ問題が解けるのかがよく分かっておらず、入試本番まで「感覚」で解いてしまうことも珍しくありません

感覚任せにせずに問題を解くためには、まず現代文という科目を理解することから始める必要があるでしょう。

現代文の勉強方法の詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。

古文・漢文

古文や漢文は基本的には暗記が極めて重要になってきます。登場する単語や文法を漏れなく理解してしまえば、かなりの高得点が期待できるでしょう。

また、登場する時代の背景知識を備えておくと、大きな失点を避けやすくなります。

数学

数学を苦手とする人は多く、数学が原因で大学受験に失敗する人や志望校を下げざるを得ない人が後をたちません。

しかし、数学は正しく訓練すれば飛躍的に点数を伸ばすことができる教科であり、多くの時間を投資する価値のある教科です。

さらに一度実力を付ければ安定して高得点を狙えるようになるので、入試において強力な武器となります。

数学の勉強法についての詳細は、以下の記事で解説しています。

理科科目

高校の理科科目は物理・化学・生物・地学の4つが存在します。

ただし地学を学ぶ方は非常に少ないので、ここでは物理・化学・生物について解説します。

科目選択はどうすべき?

理科科目の科目選択は非常に悩ましいポイントです。

特に物理と生物のどちらをとるのかで迷うことが多いかと思います。

受験においては、物理は高得点が狙いやすく、生物は低い点数を取りにくいという性質がありますが、長期的に見ればやはり自分の興味がある分野を選択するのが良いでしょう。

物理

理科科目の中で最も数学色が強く、点数が伸びるまでに時間のかかる科目です。

一方で数学と同じく一度理解を深めてしまえば点数は落ちにくく、安定して高得点が狙える科目でもあります。

物理は他の科目と比べても原理の理解の重要性が桁違いなので、まずは基本的な問題の演習を繰り返し、完璧に理解することが大切になるでしょう。

物理の勉強法については、以下の記事を参考にしてください。

化学

化学は暗記と計算問題の両方をバランスよく鍛えることが求められる科目です。

また、分野によって求められる力の違いが大きく、「酸化・還元の分野は得意だけど有機化学はサッパリ分からない」といった現象に陥りやすいです。

そのためまずは自分がどの分野を苦手としているのかを探ることが、偏差値アップに大切になってくるでしょう。

化学の勉強法については、以下の記事でより詳しく解説しています。

生物

生物は他の理科科目と比べると最も暗記要素が多くなっています。

そのため暗記さえしていれば高得点が取れるイメージを持たれがちですが、教科書では習わない実験結果を推測したりする必要があるなど、論理的思考力も求められる科目となっています

また、複雑な計算をする機会も多いので注意が必要です。

社会科目

社会科目は暗記すれば解ける教科と認識されている場合も多いです。

しかし、スケールの大きな社会的事象の原因は何かと考えながら学ぶことで、東大などのトップクラスの入試問題に対応できる思考力や分析力が身につき、社会に出た後も強力な基礎教養となる科目といえます。

日本史

日本史の対策をするにはまずはしっかりと授業を聞き、歴史の流れをしっかりと把握することが大切になります

その上で一問一答問題集や板書をとったノート等を使ってしっかりと知識をインプットして知識量の面で不備がないように備えましょう。

難しい漢字も出てくるため一問一答テキストを読むだけでなく、実際に紙に文字を書きながら覚えるようにすることで試験本番で初歩的な漢字の間違いをすることも防ぐことができます。

また、時代ごとの政権担当者が朝廷とどのような関係をとったかなど、日本史独自の観点を持つことも難関大の入試に対応する上では必要になってきます。

世界史

世界史のマークシート方式の問題や文化史に関する問題では暗記が点数を左右し、基礎的な知識が定着すればしっかりと点数を取れるようになります。

しかし、難関大の記述問題を解くには壮大なスケールで起こる世界の変化をつかむという姿勢も重要になってきます。

こうした記述問題の対策の段階になると、問いかけに的確に答えるために持っている知識を取捨選択することも必要なので、的確に添削指導を受けられる環境で学ぶことも重要になってきます。

世界史を的確に理解し、試験での成績を上げるポイントについては以下の記事でさらに解説していきます。

地理

地理は社会科目としては最も暗記量が少ない科目といえます。

そのため、文理問わず覚えるべきポイントをおさえ、問題の解き方をしっかりと把握することで効率的に得点を伸ばすことができます。

具体的なポイントとしては、まずは「人口」・「気候」等の分野ごとの学習である「系統地理」に関する知識をしっかりとインプットすることが大切です。

「系統地理」がわかると、「アフリカ」・「ラテンアメリカ」といった地域ごとの学習である「地誌」の分野でも試験時間中に論理的に思考を働かせることで未知の問題にも対応できるようになります

英語

一口に英語といっても、大学受験で登場する英語は「長文読解」「和訳」「要約」「英作文」など、様々な形で出題されます。

そのため、自分の志望校がどのような出題形式をとっているのかを把握し、その形式の対策を重点的に行うことが大切となります。

また、当然ながら「単語」や「文法」といった基礎的な内容は全ての土台となるので、入試本番まで磨き続ける必要があるでしょう。

大学受験で合格するためには

高校3年生になると、受験勉強が生活の中心になる方も多くなってきます。

ここでは大学受験に関する事項を確認していきましょう。

入試改革とは?

2020年から徐々に始まっているのが入試改革です。

入試改革の影響で、これまで非常に長く続いてきた「センター試験」が廃止され、代わりに「大学入学共通テスト」と呼ばれるテストを実施されることになりました。

さらに英語の民間試験を導入する動きもありましたが、現在は延期されています。

受験は部活と両立できるのか

受験勉強のために部活を辞めるかどうか悩む方もいらっしゃるかと思います。

部活動は学生時代を彩るかけがえのない経験ではありますが、家庭の事情等で浪人が許されていない場合など、全てを勉強に捧げた方が良い場合も少なくありません

無駄な拘束時間のない通信教育等を活用すれば部活との両立は比較的しやすくなりますが、それでも厳しい状況はやはり存在するでしょう。

受験と部活の両立については、以下の記事で詳しく解説しています。

受験の不安にはどう対処する?

受験生になると、不合格になってしまうかもという不安から、精神的に参ってしまうことも少なくありません。

特に直前期はあまりの不安に勉強が手につかなくなってしまうこともあるでしょう。

受験期の不安の対処法については、以下の記事で考察しています。

浪人は成功するのか

大学受験で第一志望に落ちてしまった場合、浪人を検討されることも多いかと思います。

浪人では高校時代と比べてより長い時間を勉強に割くことができるので、正しく時間を使えば偏差値を飛躍的に高めることもできるでしょう。

一方で漫然と日々を過ごしてしまうと成功率は大きく下がってしまうので、注意が必要です。

浪人の成功率については、以下の記事で詳しく紹介しています。

浪人生の勉強時間はどれくらい?

浪人した場合どれくらい勉強するものなのか、気になる方も多いかと思います。

一般に真面目に勉強している浪人生であれば、一日平均7~9時間は勉強することになるでしょう。

なお、浪人は長期戦なので、体力の限界を超えるような勉強の仕方は避けた方が良いです。

浪人時の勉強時間については、以下の記事で詳しく解説しています。

高校生におすすめの勉強場所

塾に通っていない方や、浪人されている方の場合、どこで勉強すれば良いか迷うこともあるかと思います。

そこでここでは高校生・浪人生向けの勉強場所について考察していきます。

スタバで勉強する方は多い

勉強場所としてスターバックス等のカフェを利用する方は多いです。

静かで落ち着いた雰囲気であり、作業をしている人も多いので長時間勉強していても咎められることが少ないです。

スタバでの勉強については、以下の記事で詳しく紹介しています。

ファミレスやネカフェで勉強できるのか

スタバ等のカフェでの勉強と同様に、ファミレスやインターネットカフェで勉強しようと考える方もいるかと思います。

基本的にはこうした場所でも勉強はできますが、特にファミレス等では混雑する時間は避けるなど、お店側への配慮も忘れてはなりません

ファミレスやネカフェでの勉強については、以下の記事で詳しくお伝えしています。

自宅で集中して勉強するには

感染症の影響もあり、自宅で勉強する機会はここ数ヶ月で激増しています

一方で、自宅だとなかなか集中できず困っているという方も多いです。

自宅でも勉強に集中するためには、勉強場所を普段くつろぐスペースとは別にするなどといった工夫も効果的です。

お風呂で勉強するのも良い

お風呂に使っている間を勉強に活用するというのも、悪くない方法でしょう。

スマホを防水袋に入れて英単語アプリを使うのも良いですし、お風呂に入る前に数学の問題を読んでおいて、お風呂の中で解答を考えてみるのもおすすめです。

お風呂での勉強については、以下の記事で詳しく考察しています。

高校生の塾事情

高校生に入ると、学校の勉強についていくため、或いは受験対策を行うために塾に入るという人が多くなります。

ここではそんな高校生の塾事情について解説していきます。

塾に通う必要はある?

高校生になると「周りの友達がほとんど塾に通っている」という状況になることも少なくありません。

もちろん塾に入るメリットは多いですが、当然ながら塾に入れば必ず成績が上がるわけではなく、塾はあくまで学習効率を高めるためのツールであることを理解しましょう。

また、塾ではなく通信教育を使って勉強するというのも、時間効率の面で優れていると言えるでしょう。

いつから塾に入るべき?

ゆくゆくは塾に通おうと考えているけど、いつにしようか迷っている、という人もいるかと思います。

2年生に上がる時や学期の始まりなど、塾に通う鉄板のタイミングはいくつかありますが、原則として通う意思があるなら早めに入塾するのが良いでしょう

万一合わなかった場合も別の塾や通信教育を検討できますし、早いうちから勉強環境を整えることで受験に間に合う確率も高まります。

塾に入る時期についての詳細は、以下の記事で解説しています。

高校生におすすめの塾は?

自分にあった塾を選ぶためには、「志望校への合格実績」や「立地」「周りの友達の評判」など、様々な点を考慮する必要がありますし、人によって向いている塾は変わるものです。

一方で、総合的にみて優れている塾というのは確かに存在します。

浪人時の予備校選び

浪人時の塾選びも、基本的には高校生の時と同じように考えます。

ただし、浪人時では地方の方も寮に入るなどして大都市の塾に通うことができる点が大きく異なるので、大都市の塾に通うという選択肢も忘れないようにしましょう。

浪人時の予備校選びについては、以下の記事で詳しく考察しています。

オンライン予備校も人気

通信網が発達した現在では、自宅のPCやスマホでの学習をメインとしたオンライン予備校も人気を集めています

オンライン予備校は費用が安く、通塾時間等の無駄がないので、こちらも併せて検討すると良いでしょう。

塾なしで大学受験に合格できるのか

当たり前のことですが、塾や通信教育を一切使わずに第一志望の大学に合格されている方もいらっしゃいます。

ただし、塾や通信教育を利用した方が効率的な勉強ができる環境を整えやすいので、現在の学力に不安のある方は無理に独学で学ぶのは避けた方が無難でしょう。

塾なしの大学受験については、以下の記事で考察しています。

高校生向けの通信教育

塾と同じく大学受験を力強くサポートしてくれるのが通信教育です。

近年ではスマホやタブレットを活用したオンライン授業も活発化してきており、従来よりもさらに効果的な講座へと進化しています。

塾とメリット・デメリットを比較

通信教育は塾と比べて以下の点で優れている場合が多いです。

  • 費用が安いパターンが多い
  • 通塾の必要がなく、立地や時間に左右されずに良質な講座が用意されている
  • スマホやタブレットを利用できるところもあり教材が豊富
  • 受け身の勉強ではなく、主体的に学ぶので学習効率が高い

一方で、以下のようにポイントは塾の方が優れているパターンが多いため、費用面等も含め家族とよく相談の上選ぶのが良いでしょう。

  • 通塾の必要があるので、半ば強制的に勉強時間が確保できる
  • 勉強仲間を作りやすい

進研ゼミ

進研ゼミは有名通信教育であり、会員数も業界最大規模となっています。

進研ゼミは特に現役合格に強く、AO入試や推薦入試でも業界トップクラスの合格実績を誇ります。

さらに第一志望に合格したゼミ会員のうち、1.4人に1人は塾予備校に通わず現役合格を果たしているので、高い信頼のおける講座だと言えるでしょう。

Z会

Z会は東大・京大をはじめとする旧帝大や、早慶等のトップ校に対して、高い合格実績を誇るハイレベルな通信教育です。

2020年度では東大合格者1208人・京大合格者961人と、高い実績を誇ります。

超難関大学を目指される方であれば、ぜひ一度検討してみるとよいでしょう。

スタディサプリ

スタディサプリはカリスマ講師による良質な授業を、月額わずか1,980円からで受けられるコスパのよい通信教育です。

月額1,980円のベーシックプランでは志望校別の対策等はできませんが、それでも映像授業がスマホで受け放題なのは大きなメリットです。なお、志望校向け対策等も可能な月額9,800円の合格特訓コースも存在します。

今なら14日間の無料体験も行っているので、高校生であれば試してみない手はないでしょう。

河合塾One

河合塾の提供する通信教材として注目を集めているのが河合塾Oneです。

月額3,980円でスタディサプリのようにいつでもスマホで講義を受けられるほか、AIナビゲーションによる学習効率サポートもついているなど、こちらもコスパの良い講座となっています。

スタディサプリと同様、河合塾Oneも14日間の無料体験を実施中なので、こちらも併せてお試しになってみてはいかがでしょうか。

学研プライムゼミ

学研プライムゼミは、難関大学を目指す方向けのハイレベル通信教育です。

ドラゴン桜のモデル講師にもなったカリスマ講師が在籍しているなど、優秀な講師陣を取り揃えています。

無料会員登録を行うことで映像授業を体験できるので、ぜひ他の通信教育と比較してみましょう。

※料金やキャンペーン情報に関しては執筆時の情報を参考にしておりますので、最新情報については公式サイトより確認してください

高校生の勉強についてまとめ

高校生の勉強まとめ

  • 効率の良い勉強法を知ることが大切
  • 教科別で勉強のコツを押さえよう
  • 入試改革を知り、大学受験に備える
  • スタバやファミレス等、いろいろな勉強できる場所を知っておくのも良い
  • 塾や通信教育は必ずしも合格に必要ではないが、利用することで学習効率を大きく高められる

高校生の勉強について、基本事項をお伝えしました。

高校生は大学受験を控えた非常に大切な時期です。

ぜひ日々の学習の無駄をなくし、効率よく学力を高めていってください!