小6の自宅学習の勉強法は?家庭学習で子供のやる気を出させるための親の関わり方も紹介

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「小6の自宅学習のおすすめな勉強法が知りたい!」

「子供の家庭学習に親はどう関われば良いの?」

このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?

小6の家庭学習では、自主性を重視した学びが大切です。小学校低学年とは異なり、親が付きっきりで家庭学習を行う必要はありません。

そこで今回は、小6の自宅学習のおすすめな勉強法について解説していきます。また、子供の成長を促す親の関わり方についても紹介します。

この記事を読めば、子供の家庭学習に対して正しい理解を得ることができ、適切な関わり方が分かります。

小6の自宅学習についてざっくり説明すると

  • 親は基本的には見守り係、必要に応じてスケジュール作成などに協力する
  • 子供の自主性を重視する
  • 得意科目を伸ばす学習が大切

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小6の自宅学習の親の関わり方

勉強する子ども

小学6年生になると、低学年や中学年の頃とは異なる関わり方をする必要があります。子供の精神面が大きく成長する時期に何もかもを親が管理すると、子供の自主性が育まれなくなってしまいます。

そうならないために、この見出しでは小6の子供が自宅学習をする際の適切な親の関わり方について解説していきましょう。

小6の学習内容は難しくなる?

小学校高学年に上がると、それまでと比較して学習内容が一段と難しくなります。それに伴い教科数も増え、各教科の学習範囲も増えます。

さらには子供の成長に伴い 、論理的な学習や抽象的な学習内容も増えていきます。そのため、この時期からだんだんと得意不得意な科目がはっきりとしてくるでしょう。

そして不得意な科目を授業だけで終わらせると理解できないまま先に進んでしまう恐れがあります。そのような事態にならないために、今まで以上に自宅学習が必要になってくるのです。

表現力や論理的思考力も必要になってくるため、普段の生活から意識をしていきましょう。

論理的思考力を育てる為には親の語り掛けが効果的です。語り掛けの例として、具体的な内容と抽象的な内容を言いかえるトレーニングなどがあります。

考えればどんどん出てくる質問なので、親も子供も楽しく学ぶことができます。

言いかえの例

  • バナナ・リンゴ(具体)→果物(抽象)
  • 生き物(抽象)→サル・鳥(具体)
  • リンゴ(抽象)→ふじりんご・王林(具体)

親と一緒に学習はもう大丈夫

小学校高学年までは、親が二人三脚で学習を行ってきた家庭も多いことでしょう。しかし、小6にもなると自立心が大きく成長してきます

そして計画的に学習を進めることも上手になってきます。親が付きっきりで学習するという必要がなくなるため、側で一緒に学習するスタンスから子供を見守るスタンスにシフトしていきましょう。

また、この時期からは思春期にも差し掛かってきます。子供の意思を尊重するという気持ちを持って声掛けを行うことが大切です。

具体的な親の関わり方は?

前述したように、親は子供の学習を見守ってあげることが大切です。しかし、いきなり全く手を出さなくなるというのでは子供も困惑してしまうでしょう。

では、どのようなことに親が関わるべきなのでしょうか?

子供の自主性を大切にしながら親が関わる具体的な方法について以下の見出しでまとめていきます。

スケジュール作りを手伝おう

学習に直接関わるのではなく、学習計画や目標設定など子供がスムーズに学習を進められるスケジュールづくりに協力してあげましょう。

学習習慣が身についてきた子供でも、自分で一からスケジュールを立ててその通りに行動するというのは難しいものです。そのため慣れるまでは親が手伝ってあげることをおすすめします。

  • 一日の学習量
  • 一週間分や一ヶ月分などの長期的なスケジュール立て
  • 期限設定
  • 目標設定 など

なお、スケジュールは必ず子供と一緒に考えます。そうすることで学習に対する責任感を持たせることが大切です。

アドバイスをあげよう

子供が悩んだときにはアドバイスをしてあげましょう。

計画通りに自宅学習が行えているように見えても、テストの点が良くなかったり集中して取り組めなかったりすることがあります。そんなときはしっかりと子供と向き合うことが大切です。

アドバイスは「ここをこうしてみたら?」「この方法で勉強してみたら?」など、なるべく具体的な提案をするのがポイントです。

付箋学習やノートの取り方、解き直しの仕方や単語カードを使った勉強法など、親が試したことのある方法について教えてあげるのも良いでしょう。

「そうなんだ」と話を流したり点数が悪いという点だけを見て叱ったりするのは絶対にやめてください。

子供の夢を聞いてあげよう

子供のやる気を出すためには将来の夢をしっかりと聞いてあげることが大切です。

先ほども述べましたが、小学6年生というのは得意科目や興味のある分野がはっきりしてくる時期です。それによって将来の夢が決まってくる子供もいます

中には受験をしたいと考える子供も出てきます。自分の目標を持つということは自主性が育ってきた証拠です。

子供の夢をしっかりと聞いてあげてその夢を実現するために日々の学習というのは非常に重要だということを教えてあげてください。そうすることで、学びというのは夢を叶えるための手段であるということを認識し、一層やる気が生まれてきます

話し合う時間を設けて夢を共有することで親子の距離も縮まることでしょう。

怒ってしまうのは厳禁

思春期に差し掛かる高学年は親の対応が難しい時期でもあります。親の思いとは裏腹に自宅学習を行わないということもあるでしょう。

そんな子供の行動にイライラしてしまうこともあるかもしれません。そんなときは強く言いたい気持ちを抑え、頭ごなしに怒ってしまうことがないように気をつけましょう。

自宅学習では、塾や学校ではなく親が子供の指導をしなければなりません。喧嘩になってしまうと自宅学習が余計に進まなくなってしまう可能性もあります。

さらには学習面だけではなく、様々な面に悪影響を及ぼしてしまう恐れがあります。

子供の学習が思うように進まないときは決して怒らず、子供の意思を尊重した声掛け・誘導を行ってあげましょう。どうしても気分が乗らない場合は思い切って気分転換をさせてあげるという方法もあります。

学習時間をいつと決めて習慣化してみよう

家庭学習における親と子供のストレスをなくすには学習時間を決めるという方法があります。

毎日子供に勉強しなさいと言うのではなく、あらかじめ子供と勉強する時間を決めて、その時間になったら自分から始めるという約束をします。

学習時間の例

  • お風呂上りに○○時間勉強
  • 学校から帰ったら○○時間勉強
  • ○○時間勉強したらゲームをしてもいい など

上記のような約束事を決めることで、ゲーム中に親が口を出すことが無ります。そして毎日続けることで習慣化され、子供が自発的に机に向かうようになるでしょう。

小6の学習はその後の学習習慣に影響する

環境のイメージ

小6で身について学習方法は、中学校以降の学習習慣にも影響します。中学校での学習との関係について詳しく解説していきましょう。

小6で中学生の学習方法を身に付けよう

小学6年生は小学校の総仕上げであると同時に中学に入る前の準備段階でもあります。そのため小6で中学校に向けた学習方法を身に付けておくことが大切です。

中学校で学ぶ学習内容はこれまで以上に難しいものとなります。小学校の学習よりも複雑で、課題やテストなども増えるため、学習内容を理解するためには家庭学習が必須です。

入学したばかりの頃は環境の変化が大きすぎていつも以上に疲れを感じてしまうでしょう。そんなとき学習習慣が身についていれば、家庭学習に戸惑うことなく普段通り勉強することが可能です。

中学生活へのスムーズな移行のためにも小6で学習習慣を身に付けておくことをおすすめします。

得意科目を伸ばしてあげよう

好きなことに関しては短時間でも力をつけることが可能です。また、小学生の間に得意科目を作っておくことで、中学での学習スピードにも対応でき、学びを楽しいと感じられるようになります

上記のような理由から、小学生のうちに得意科目を伸ばしてあげることが大切だと考えられます。

得意科目があることで学習にも余裕が生まれるため、その時間を苦手科目や弱点克服の時間として利用することも出来るでしょう。

自主学習で学習の仕方を学ぼう

自主学習では学習の方法を学ぶことが可能です。

中学になると必ず予習復習が必要になります。予習復習の方法は先生から教えてもらう機会もありますが、実際に試行錯誤を繰り返し自分に合った勉強法を身に付けることが重要です。

小学6年生の間にその習慣を身に付けておくと、中学からの勉強がはかどり、他の生徒との差をつけることもできるでしょう。

中学生は定期テスト対策も行う

中学生では予習復習以外に定期テストに向けた対策も行わなければなりません。

小学校高学年で家庭学習を習慣化できている場合、家庭学習で自分の間違いについて客観視することを覚えることができます。

さらに解き直しの方法や間違えた問題に対するアプローチなども学ぶことができます。

これにより中学生の定期テスト対策にも対応することができるようになるのです。

小6におすすめな勉強法

勉強机

ここまで小6の家庭学習に対する親の関わり方や中学生以降の学習に向けて小6が勉強する意義についてまとめてきました。

ここからは具体的な勉強法について、よくある疑問を基にして解説していきます。

先取り学習はする必要ある?

基本的には先取り授業の必要性はありません。ただし、中学受験をする場合は別です。受験を視野に入れて学習を進める場合、小6に上がるまでに小学校の学習範囲を一通り終わらせ、6年生では本格的な入試対策を行う必要があります。

また、得意科目がある人はその分野について少し先の内容に触れておくのもおすすめです。興味があるものは習得が早いため、楽しく学習を進めることができるでしょう。

その他、小学校の課題や復習が完璧で時間に余裕がある人は算数・数学の予習を進めていくのもおすすめです。数学は中学に上がる段階で苦手に感じてしまう人が多い科目です。

簡単な計算の基礎や考え方などを知っておくことで授業に対する抵抗も薄れることでしょう。

英語は勉強したほうが良い?

英語の習得は年々重要視されており、小学校での必修化も始まりました。英語ができるメリットは非常に多く、進路や就職の幅を広げるのにも役立ちます。

現代社会におけるカギを握る能力でもあるので、毎日自宅学習に取り入れることをおすすめします。

勉強法としては、

  • 毎日単語を○個覚える
  • 英語の歌を歌う
  • 一日一回英語で会話する

など、子供が楽しく学習できるものを一緒に考えてあげると良いでしょう。

英検の取得もおすすめ

前述したように、英語の重要度は高まっています。自宅学習で学校の復習を行い、時間・体力的に余裕があるのなら英検の取得を目指した学習を取り入れてみるのもおすすめです。

英検を取得していることで、高校入試や大学入試に対して有利になることもあります。

計算練習は毎日コツコツ行おう

計算力は算数の全体的な能力を上げるために欠かせない力です。文章問題で立式できても肝心の計算ができないと解答は得られません。そしてこの計算力は一朝一夕では身につきません。

何度も反復を繰り返すことでパターンを覚えたり応用問題への対応力が身についたりします。そのため毎日数分でも良いのでコツコツ取り組み、計算力を養いましょう。

家庭学習の補助として通信教育の利用

家庭学習をしていると次のような悩みが生まれてきます。

  • 学習管理が大変
  • 子供に合った教材選びが難しい
  • 添削指導や解答解説が上手くできない

親の誰しもが教育に関するノウハウを持っているわけではありません。子供と接する時間が限られており、十分な対応を取ってあげられないということもあるでしょう。

そんなときは通信教材の利用がおすすめです。通信教育の大きな魅力は、塾よりも安いこと、そして家庭で質の高い学習環境を提供してあげられることです。

テキストが自宅に届き、1ヶ月ごとに取り組む量が分かりやすいというのも通信教育のメリットです。

子供が楽しく集中して学べる工夫も豊富なので、安心して見守ることができるでしょう。

小6の自宅学習についてまとめ

小6の自宅学習についてまとめ

  • 小6の自宅学習は今後の学習の基盤を形成する時期である
  • 親はスケジュール作成の手伝いやアドバイスなどのサポート係に徹する
  • 中学受験をする場合は先取り学習が必須
  • 毎日継続して行い、学習習慣を身に付けることが重要

今回は小6の自宅学習の方法や親の関わり方について解説しました。

小6ではこれまでと違い、一から十まで親が勉強に関わる必要はありません。ただし子どもに任せっぱなしになるのは避け、必要があれば手を差し伸べてあげてください。

それでも行き詰りそうなときは通信教育を上手く取り入れてみましょう。通信教育では塾よりも安く様々なサポートを受けることができます。

思春期に差し掛かる子供の意見も大切にし、親子ともに成長できる学習方法を選択しましょう!